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学校紹介動画の制作ポイントについて制作会社のプロが考えてみた【大学編】

大学での学校紹介動画の活用事例と映像制作のポイント

大学の学校紹介動画ではどんな事例があるのか。学校関係者様向けに、
制作ポイントも含めて4つをご紹介します。学校案内動画の制作や活用の
参考にしていただけると幸いです。

「大学の学校紹介動画にはどんなものがあるのか」
「学校紹介動画を制作するポイントにはなにがあるのか」

本記事では、そのような疑問を持っている学校関係者様向けに、
大学の学校紹介動画4つの事例と制作のポイントをご紹介します。

学校紹介動画の制作・活用を検討する場合の参考になれば幸いです。


大学の学校紹介動画4つの事例について

大学の学校紹介動画にはどんなものがあるのか。まずは、4つの事例をご紹介します。

①:ゼミナールや研究室の紹介

大学では、特定のテーマに関して教授と学生で討論や発表などを行う
「ゼミナール」の授業があります。あるいは、教員と学生で構成された研究チームである「研究室」に所属して、実験や研究に取り組みます。

このようなゼミナールや研究室について、大学紹介の動画で取り上げている事例があります。大学を卒業するには卒業論文を書かないといけないため、どのような分野で研究ができるのか知っておくことは、受験生にとって大切です。

しかし、全ての受験生がゼミナールや研究室まで理解して志望校を選ぶとは限りません。そこで、大学紹介の動画としてゼミナールや研究室を取り上げてあれば、学生が自分自身の興味や関心の方向性を考える機会になるでしょう。

また、学びたいことが決まっている学生にとっては、大学のゼミナールや研究室に関して知りたいときに動画で紹介されていれば、視聴するだけで情報を得ることができます。さらに、別の大学に編入したいと考えている学生にとっても有益な情報源となりますので、そのようなターゲットにも自校をアピールできます。

②:体験授業

大学に入学したらどんな講義が受けられるのかは、受験生にとって関心があることの1つです。そこで、体験授業のように実際に自校で行われている授業を動画コンテンツで紹介する事例があります。
自校のホームページなどに公開しておけば、入学を検討している学生にいつでもアピールすることが可能です。
実際の授業で扱っている内容からピックアップして、視聴しやすい3〜5分程度の再生時間でまとめた特別授業として用意するのも良いでしょう。

また、学部や学科の情報も含めれば、受験生が興味のある自校の学部や学科を見つける機会になり訴求効果も期待できます。
さらに、登壇している教員が語る様子を動画で視聴すれば、教員の人柄や雰囲気など伝わりにくい部分も紹介することができます。

このように体験授業形式の動画は、学部・学科紹介や教員紹介という側面を持たせることができる便利な手法です。

③:オープンキャンパス

大学の学校紹介動画に、オープンキャンパスの役割を持たせて制作する事例があります。オープンキャンパスとは、大学に関心がある学生や家族などに学校のことを知ってもらう行事です。

実際に大学へ行って見て回るだけでなく、体験講義や研究室の紹介、
入学や入試説明会など各種イベントも開催されます。通年でオープンキャンパスを実施している学校や、夏休みなどの時期に日程を決めて開催している学校があります。このオープンキャンパスで得られるような情報を、
学校紹介動画で扱います。

例えば、学校を紹介してくれる学生チューターが動画に出演して伝えれば、大学内で説明を受けているような雰囲気を味わうことができます。
また、ライブ配信形式にして高校生からの質問にリアルタイムで回答するなど、コミュニケーションの機会を設けたオンラインオープンキャンパスを開催している事例もあります。さらに、オープンキャンパスを想定した動画コンテンツを用意しておくと、学生が好きなときに視聴できるメリットもあります。

決まった日時にオープンキャンパスを開催する場合と比較すると、受験生にいつでもアピールできる機会になりますので、大学側にとっても利点となります。

④:ショートムービー作品

認知などを目的に、大学紹介動画をショートムービーのような作品として制作する事例があります。

例えば、生徒が出演して学校生活などに関して語る映像から、歌を取り入れてミュージカルのような展開にします。エンドロールなども含めて、まるで映画のワンシーンを切り取ったようなショートムービー作品に仕上げます。
動画コンテンツとして話題になれば学生や保護者以外の人にも伝わり、
自校の宣伝に効果的です。

また、大学に限定するのではなく、自校がある地域やそこに住む人々などにもスポットを当てて制作する場合もあります。1人の学生がどういった生活を送ることができるのか、その雰囲気が分かるような構成にすれば日本の学生だけでなく、留学生の募集にも活用可能です。

学校紹介動画をショートムービーのような作品にすることで、
話題性が期待できるだけでなく他校との差別化を図ることもできます。

大学の学校紹介動画を制作するポイント4つについて

学校紹介動画を制作するポイントには何があるのか。
ミスマッチ、目的、テーマ、活用の4つのポイントを、次に解説します。

①:大学紹介動画でミスマッチを防ぐ

就活サイトのキャリタスによると、入学前にイメージしていた大学生活と
実際とで、実に4割超の学生が何らかのギャップを感じています。

調査データはこちらから