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女子 サッカー選手がプロになるまでの物語

公式LINEにきた一通のメール

ここから物語は動きだす

FIRST TRACK櫨川選手(ゆうなちゃん)との物語はここから始まりました。
※櫨川選手視点のNoteはこちら

まず、自チームであるアメリカの大学Chumberland Universityに戻ってプレーするために、9月に完全に復帰することを目標に肩のリハビリと同時進行で患部以外の取り組みとして、理学療法士である佐橋が体幹中心のトレーニングを通して、身体の基礎的な使い方から丁寧にはじめて行きました。

肩のビブスもとれ、サッカー選手には不可欠な持久的な要素(フィットネスレベル)を戻すためにも腕を固定しないといけないため、バイクからスタート。


佐橋とトレーニングを進める
時にはサッカーのコーチもする

そんなアメリカの大学に帰国してチームに戻ることを予定している9月に向けてトレーニングに取り組んでいました。そんな、ゆうなちゃんからアメリカに戻らず、プロとしてキャリアを歩むことを決心したと5月の中旬くらいに伝えられました。彼女の夢であるヨーロッパでプロとして、プレーすること。それを叶えるために、アメリカの大学に戻ることを辞める。これには彼女の夢にむかってサッカーに向き合う覚悟を感じました。プロになるためには、さらに今より強くはやく、そして上手くならないといけない。そんな使命感をもって、プロのチームにいつ採用されるかがわからない中、トレーニングを進めていく運びとなりました。とはいえ、やることは変わらず基礎から立ち返りできることを淡々とやっていく。

21歳の歳の誕生日も迎える

憧れである、プロでプレーする木崎あおい選手ともトレーニングしたり、走ったり、プロの隣でプロの凄さを目の当たりにもしました。たくさん吸収してくれたと思います。

ムーブメントトレーニング

そんなトレーニング積んでいる最中、嬉しい報告をいただきました。彼女の目標でもあったプロでプレーすることが決まったのです。嬉しい傍、報告を頂いたのが6月12日、渡航するのが7月3日。3週間後にはヨーロッパのプロの選手とサッカーの練習をする。

当初は9月に復帰することを目標にトレーニングをしていましたが、渡航してすぐに、チームに合流して練習をすることとなりました。当然、サッカーの練習ができるほどの強度に耐えうるフィジカルにならないといけない。この時点では肩の状態、フィットネス、ストレングスは万全ではありませんでした。しかし、プロでやっていくにはそんな悠長なことは言ってられません。残された時間は、3週間。今まで以上に、トレーニングの頻度、強度を上げました。1日で2回 トレーニングすることも、そしてオンラインで繋いでトレーニングすることも。残された時間がない中でも、毎日ヘトヘトになりながらもトレーニングを続けました。毎回振り絞ってくれながらトレーニングをしてくれました。

はじめてトラックでも走ります
追い込みます
毎日できることを継続する
少し攻めた負荷でもしっかりこなす
渡航前 最後のFIRST TRACKでのトレーニング後

マルタ共和国のBirkirkaraFCでプロとして活動するゆうなちゃん。彼女のサッカー選手としてのキャリアはこれからが本番。プロになってからさらなる高みを目指して。

7月3日 羽田空港→マルタ共和国

気をつけていってらっしゃい。

Be The Best Version.

和田 俊明

櫨川選手 コメント
佐橋さん

一言で言うと、「私の全ての身体の使い方の概念を変えてくれた恩人」
肩の手術をして、肩が弱っているのは当たり前ですが、まず私は根本的に身体の使い方がものすごく下手でした。通い始めた当初は、正しい腹筋すら本当にできなかった。そこからの目標はとにかく正しく腹筋を使えるようになることです!私は毎回のトレーニングで佐橋さんにわかりやすくインプットしてもらった後に、必ず自分でアウトプットし直しそれを毎日コツコツ積み上げるようにした!そうすると日々成長が見え、自然と腹筋も使えるようになってきた!トレーニング中で私があまりにもできなさすぎると、少し笑いながら弱いね〜って突っ込まれる、この言葉を聞いた時は本当に悔しい気持ちになるけど、絶対次は言われないように次のトレーニングまで改善していこうとモチベーションにもなっていました。笑 
私がプロに行くことが決まったのは、つい3週間前くらいのこと(7/2現在)で急遽行くことになり、正直肩の状況はその時点では、右肩に比べて3割くらいの力しか発揮できていませんでした。でも3週間で9割ほどに確実に近づいたと思います!佐橋さんとのトレーニングは、地道で大幅に結果が見えるものでは無いけど、毎週毎週、確実に成長しているのが実感できていました!間違いなくそれは、私のパフォーマンスがよくなるために最大限に動いてくれていた佐橋さんのおかげです!!

トシさん
一言で言うと、「フィジカルモンスターに近づくために大サポートをしてくれた恩人」
トシさんとのトレーニングは、私の肩が少しずつ回復して、バイクや走りメニューができるくらいになった時からでした!でもその前からよく気にかけてくれて、他競技の方のトレーニングを見学させてくれたり、トップアスリートの方のトレーニングに誘ってくれたり、多くの良い刺激をもらえる環境を作ってくれていました。絶対にモチベーション維持につながる一つの理由になっていました!最初のトシさんとのトレーニングはまずバイクで測定から始めて、今の自分の体力がどれくらいあるのか正確に測ってもらいそこから最初の1ヶ月は、毎回佐橋さんとのトレーニング後に必ず今の自分の最大を越えれるスペシャルメニュー作成をしてくれて、一緒に励んでくれました!肩も順調で、腕が振れるようになってきたら、いよいよランメニューに取り組みました。正直、私のウィークポイントはフィジカルが低いところでした。でも私はこのウィークポイントをこの期間で少しでもストロングポイントにしたい気持ちがあり、トシさんに色々相談して、一緒に向き合ってくれて、一緒にトレーニングに励んでくれました!ここまで尽くしてくれる人はいるのかってくらい、すごくお世話になりました!今までの私は、ボールなしで走ることはあまり得意でも好きでもなかったが、今となってはボールがなくても長く走るのが苦じゃなく、むしろ好きになったくらいです!確実に、きついメニューに一緒に取り組んでくれて、お互い鼓舞しあって、楽しみながらランメニューをこなせた日々があったからだと思います!
私たちはランメニューの時に必ず、「You got this!! We got this !!」この言葉を言い合っていた!本当にこの言葉は魔法のようにきいて、毎回のランメニューで自分に負けず打ち勝つことができていた!私はトシさんのおかげで、確実に怪我前よりフィジカル能力も上がって、1番は自信につながりました!!Thank you bro😎

FIRST TRACK
公式LINE https://lin.ee/epMtfAY
Instagram https://www.instagram.com/first_track_training/


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