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定年退職後の新たなる挑戦【First Step トークショーリポート】Report by Mai Todagishi

2020年9月6日にオンライン開催された、薄井シンシアさんのグッドモーニング企画。
47歳からのキャリア構築を実現したシンシアさんが「今一番気になる!」というゲストをお招きするトークショーです。
今回のゲストは、ミセス日本グランプリの60代グランプリに輝いた吉住章子さん。

章子さんの主なキャリアは、専業主婦や数回の転職の他、
56歳からの大学キャリア支援センターでの人材コーディネーター経歴、
そして昨年3月定年退職されてからの、ミセス日本グランプリに出場、60代グランプリを獲得されるまでの、様々な取り組みに注目が集まりました。
今回はシンシアさんの著書『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』の1つでもある「見た目を維持する」をテーマした、ビューティートークでしたが、重要なポイントには男女を問わないメッセージが隠れていました。

*ミセス日本グランプリとは
ミセスを対象とした全日本イベントとして「社会と向きあい社会貢献活動に関心を持ち健康的で知性と美しさを兼ねそなえたミセス」を選出するコンテストとして、毎年全国数百名の応募者の中から、30代〜60代まで各世代のグランプリを選出します。
https://www.mrs-nippon-grandprix.com

吉住さん

●就職試験と共通する5つのポイント

冒頭での章子さんからの自己紹介では、「さすがグランプリ!」という圧巻のスピーチ。プロの講師に習われたという魅力溢れる章子さんによるトークの世界に、グッと引き込まれつつ・・・
早速シンシアさんから「ミセス日本グランプリでは、どんな審査項目があるの?」と質問が出ると、前職の就職サポートで重要と伝えていた5項目と共通していたというお答え。

審査項目である、5項目は以下です。

・エイジング度
・好感度
・スタイリング度(ワンピースとロングドレスの着こなし)
・表現力
・スピーチ内容(2分以内厳守)

エイジング審査対策の話題では、シンシアさんも経験のある、海外では一般的な美容レーザーの活用や、良い姿勢を維持すること、鎖骨や肩甲骨を意識して動かすことなど、数々の健康法が紹介されました。
中でも、ヘアサロンの活用について「人の目で見てもらう」という話題を起点に、
エイジング、好感、スタイリングに通ずるポイントが次々と出てきました。

・急に始めると慣れてないと分かってしまう
・まずは肌の健康的な土台作り
良質な睡眠と運動習慣
・化粧品は高価なものでなくて良い
・鏡を活用した笑顔の練習で自分をよく観察する
・筋肉は何歳からでも鍛えられる
・年齢に合わせた服ではなく、似合うように自分を磨く・鍛える

●よく聴き、リアクションする

表現力の審査時のエピソードでは、章子さんも意外な気付きだったという大きなポイントがありました。

2分間の自分のスピーチを終えた後、他の候補者のスピーチの間、
その内容を真剣に聴き、頷きながら聞いていた、
という章子さんの姿が、審査員の方にとても好印象であったと伝えられたことが、無意識だっただけにご自身も大きな発見だったということです。
自分がスピーチするという表現に限らず、人の話を聴くという表現も評価ポイントだったのですね。

このような学びは、様々なことへの挑戦によって養われていきます。
例えば再就職への面接
求人項目を見て、応募するかどうかを選り好みしてしまうことは、誰もが経験のあることだと思います。しかし一方で、面接という場の実践からしか得られないノウハウも大きいものです。応募する、ということは勇気のいることですが、本当の目的に向けての、あくまで1ステップであるということを忘れないようにしたいですね。

吉住さん0904

●その時に一生懸命になれることを

このトークショーは、参加者の皆さんも50代・60代の方から20代・30代の方まで、年齢もさまざま。子育て最中の方も、一段落した方も生活環境はそれぞれです。
その参加者に向けて、シンシアさんと章子さんからのメッセージでは、就職活動だけでなく日常生活にも関わる大切なメッセージが込められていました。

再就職とは、今の生活基盤+仕事する生活を送ること。
だからこそ、就職のために資格を取る、といった手段に限らず、まず自分の身の回りの生活を整えることが、何よりも欠かせないと伝えられました。
再就職がゴールではなく始まりであるということを、忘れてはいけませんね。

例えば、副業という働き方も話題になる今の時代、生活スタイルが変化する選択を検討するとしたら・・・
その時に忘れてはならないのが、「今の生活基盤にプラスする」という視点ですね。

また、人生100年時代が始まったからこその「人間関係で気を付けることは?」との質問への答えでは、
コロナ禍にもある今は特に、以前のような人との交流が難しい時代。
就職に限らず、生活全般において不安と向き合う機会も多くなるのも事実。

だからこそ、「今後に自分が残していきたい人間関係とは?を意識して生活することも大切」とのメッセージは印象的でした。

▼今後のFirstStepグッドモーニングトークショーは
下記よりご確認いただけます。
https://firststepooxx.peatix.com/

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