20年来の貧血を治した話


子どもの頃の貧血

私が最初に貧血で倒れたのは保育園の年長さんの頃でした

歌の練習の時に倒れてしまったので、みんなに注目され
先生は倒れた私を抱き上げて、この世の終わりみたいな顔をしながら私の名前を呼んでいました

貧血になった人ならわかると思いますが、
手足に力が入らないんですよね😅

先生に「大丈夫」と言いたいけど、
声を出せず、ただぼーっと先生を見上げていました

布団に寝かされて少しすると元気になったので
「給食が食べたい」と言ったのですが
母が迎えに来て強制帰宅

母にこの話をすると、「そんなことあったっけ?」
と言っていたので、この頃は私も周囲もまだ貧血だとわかっていなかったのかもしれません

しかし、これが一度ではなく…

小学校に上がって、2年生、4年生の時にも貧血で立てなくなりました
でも保育園で体験したみんなに注目されてしまう恐怖が勝ち、
誰にも見つからないように端っこにしゃがみ込んで
動けるようになるのを待ちました

幸い、児童館での出来事だったので、周りは知り合いだけど友達じゃないみたいな間柄
ほとんど気づかれなかったと思います
(声はかけられなかった!)

当時は何が起きているかわからず
怖くて親にも先生にも友達にも言えませんでした

その後、6年生になったあたりで、合唱練習の時に同じクラスの子が倒れてしまったのを見て、
音楽の先生が
「貧血ってね、立ってられないよね、みんなも気持ち悪くなったら座るんだよ!我慢しちゃダメ!」
と言っていて、あ、貧血か〜と呑気に自分が動けなくなる症状がわかりました

その後、中学、高校は、爆食に目覚めて一回の食事を3人前食べたり、
生徒会に入って自分が休んだら迷惑をかける!と思って
体調管理を徹底したのが功を奏し、倒れることはありませんでした

大人になってからの貧血

大人になっても貧血はまだありました

1番焦ったのはドラッグストアで倒れてしまったことです😅
母と一緒にいたのでまだ良かったのですが、
店員さんにご迷惑をおかけしました…

最初は、なんか変…だるい感じだったのが
更に体が重くなる感じがしました

次第に冷や汗、しゃがんでいるのにそれすらも無理

母が店員さんを呼んで、
「少しだけ裏で休ませてもらえないですか?車椅子ってありますか?」
と言ったのですが、お店に車椅子は無く、既に床に倒れている私を見て驚いてしまったようで
「救急車呼びますか!?」
と言ってくれました

激しい動悸がする中、
母に救急車は呼ばなくていいよね…?と効かれたので
手でいらないのジェスチャーをしました

結果、キャスター付きの椅子に座れるまで回復し、乗せてもらい
そのまま店内を移動(恥ずかしかった💦)
お店の休憩室のようなところで段ボールを敷いた上で横になりました

30分くらいでようやく立てるようになりましたが、今までより回復が遅くて困った記憶があります


その時のドラッグストアの店員の皆さん
大変ご迷惑をおかけしました🙇
今は元気になりました!


健康診断

この貧血がいつ露呈したのかというと、
転職後の会社で

「雇入時の健康診断、受けてください」

と言われたのがきっかけです

検査を受けて、検査結果を聞きに行きました

私としては、会社に提出するのに必要なだけだし、サクッと検査結果もらって帰るぜ!

のテンションで病院に行ったのですが
窓口で
「先生から説明がありますので、診察室へどうぞ☺️」
と言われてしまいました

診察室に入ると、
いつも「(椅子に座ってねという意味の)どうぞ〜☺️」と言ってくれる院長が

「大変だよ〜貧血!すぐ治療しないと!」
と言ってきました

私としては、あー、いつもの貧血ねぐらいだったので
「えー、治療しないとだめなんですか〜?笑」
と半笑いで聞くと

「本当に今すぐ!今日、もう一回詳しく調べる用に採血するからね!次いつ来れる?」

と語気を強めて言われたので
流石の私も、
「はい…次は…」と大人しく治療を受けることにしました

私の検査結果は
血色素量(ヘモグロビンの数)が一般では
11.3〜15.2 が正常値ですが
私は
「7.8」
フェリチンという臓器内にある鉄分(体内の貯蓄鉄分)の数に至っては
「L」←低すぎて測定不可でした

血液中の鉄分もなければ、貯蓄の鉄分もない

例えると手持ちのお金は今日生きるのに足りるかどうかなのに、口座の残高もゼロ
でも生きなきゃいけない

そんな感じでした

病院が診察終了間際だったのもあり、少し暇を持て余した看護師さんたちが
私の周りに集まって来て
「気分が落ち込んだりしない?」
「走れないでしょ?」
「気持ち悪くない?」
と色んな質問をしてくれました

その時、採血をする直前だったので私は
「採血のことですか?」
と聞くと

みんな笑いながら
「違うよ〜貧血でだよ〜!」と言いました

「え?貧血でですか?んー?」
と煮え切らない態度を見せると

「そっか、慣れちゃったんだね…」
「頑張ったね…」
「それは大変だよね…」
とそれぞれ慰めの言葉をかけてくれて、採血をしてくれる看護師さん以外解散しました笑

この時、私は初めて貧血がもたらす
精神状態への影響を知ったのです

最後に先生から
「このお薬を出しておきますからね。少ないけど副作用が出てしまう人が時々いるので、その時は治療方針変えましょうね」
と言われ処方箋をもらって、薬局で薬をもらってから帰宅しました

検索魔

看護師さんたちに言われた、貧血がもたらす精神状態への影響が気になりすぎてネットで調べました

するとやはり

貧血の時は気分が落ち込みやすい
鬱病だと思ったら貧血で治療したら改善した

など、自分が思った以上に貧血の怖さを知りました

もしかして、私が適応障害かもと思った時期も貧血がひどかったのかな?と思いました
その時は睡眠時間もギリギリだったのであり得ます

過去の経験の点と点が線で繋がっていく感じがしました

そして、ふと思ったのです
「逆に、貧血を治せば少しポジティブになれる?」
そう思うと、治療にやる気が出ます

地獄の副作用

薬の副作用としては、
鉄分なので服用後に胃から鉄分が上がってきて
気持ち悪さが出ることがある
と言われました

私も3日目あたりから気持ち悪さが出てしまい、
少し我慢して服用していましたが1週間もしないうちにリタイア

貧血の症状に食道が狭くなるというのがあるらしいのですが
この薬は少し大きめ(私の感覚ではね)
なので飲み込むのにとても苦労しました
お水2杯飲んでも飲み込めず、半泣きになりました😅

それもあってリタイアしたのは正解でした

注射治療に変更

元々、薬の副作用が出たら注射にするからね
と先生に言われていたので次の診察の時に打つことに

注射は看護師さんが10分くらいかけて一本を打ってくれるのですが
見たこともないくらいでかいシリンジで中身はドス黒い色をしているので、ちょっとビビります笑

採血も得意ではないので、ずっと注射針が入ってる感覚が恐ろしかったです…
気を紛らわすために私は勝手に喋り出すのですが、
その会話に毎回付き合ってくれる看護師さんたちには感謝しかありません😭

結果的に注射は一定の間隔を空けて、3回打ちました

治療後の結果

治療してから、しばらくして採血をしてみると!

血色素量(ヘモグロビンの数)が「13.8」!

フェリチンも「107」!

2つとも基準値内まで回復しました!

看護師さんたちがからは「顔色良くなったね!」
と褒めてもらいました☺️
最初は真っ白だったらしい笑

治療後の変化

治療後、最初に気づいたのは
寝ていて起きた時、目の前が真っ暗になったり砂嵐になったりしない!でした

その他には
・口内炎ができなくなった!
・肩こりがなくなった!
・だるさ、立ちくらみがなくなった!
・気持ちが少し前向きになった!
・浮腫が減った?かも?

あと面白い発見はメイクが合わなくなったことです笑
顔色が変わったので、前のメイクだとなんか変!
でもメイクも楽しくできるようになったので嬉しかったです☺️

人によってはもっと感じ方が違うかもしれません
でも確実に言えることは、貧血治して良かったです😭
これなら早く治療しておけば良かった〜!と思いました笑

女性の皆さんももちろん男性の方も、貧血の可能性があったら、ぜひ病院で診てもらってください!
結構人生明るくなりました!

ではでは今日はここまで!
パセリでした🌿またね〜👋

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