徒然ひとりごと

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最近の記事

自立した人材で自律したチーム! 組織力の評価は成熟度モデルで!

分かっているようで難しい同音異義語。 先日、リスクアセスメント報告書に、「運用管理が俗人的…」と書いてしまい、同席されていた先方役員の方に悲しそうな表情をさせてしまったことがあった。「俗人的」ではなく、正しくは「属人的」でした。 一方、「体制」と「態勢」はこだわりを持って使い分けている。「リスク管理体制」と「インシデント対応態勢」といったように。前者はなんとなく静的な〝器〟のイメージ、後者は動的な〝備え〟のイメージを強く持っているので。 ただ多くの企業はすべて「体制図」と

    • ビジョナリー・カンパニー、実は私の古巣も結構当てはまる…実感はなかったけど

      今あらためての「ビジョナリー・カンパニー」。ZEROとは、これまでのおさらいでもありつつ、原点に立ち戻れ…ということだろうか…、というわけで、あらためて全巻おさらいしてみた。これらによれば、偉大な企業とは、 業績:偉大な企業は自立して事業を営み、設定したすべての目標を着実に実現してきた実績がある。浮き沈みを経緯し、時に厳しい局面に立たされることがあっても、再び優れた業績を上げるようになる。 影響:偉大な企業は主導的立場で市場を形作っていく。規模だけでなく、イノベーションに

      • 素顔のままの自分らしさ…ということ

        素[(す、そ)]:何も加えていない、ありのまま、・・・ 最近なぜか「素」が気になり、「素」が付く漢字に目が行く昨今。 素顔、素直、素材、素数、簡素、素質、元素、色素、素行…などなどキリがない。 一方、素早い、素敵、素麺、素人…、などは同じ[素]でも[素]の意味が違うよう。不思議だね…興味を持つといろいろ発見があるもんだ。 それはさておき〝素顔〟。ビリー・ジョエルの名曲、Just the Way You Are. この曲は〝ありのままの君を愛している〟という、恋人・パートナ

        • 〝巧遅拙速〟のすすめ

          先日、とある勉強会で、「コンサルタントなら、課題がかわろうと、環境が変わろうとも、期待以上のアウトプットが求められる…」などと、 でも書いたようなことを説いていた時、受講生からこんな質問を受けました。 『仕事には納期がある。限られた時間の中でどうすればいいか?』と。 おもわず Good Question!、で即座に答えたのが〝巧遅拙速〟。 ホワイトボードに、太く、大きく、ゆっくり書きました。 これ大事! よくぞ聞いてくれた…! 納期ギリギリで良いものをアウトプットしようと

        自立した人材で自律したチーム! 組織力の評価は成熟度モデルで!

          自己効力感と自己肯定感、問題は〝センス〟だった!?

          PDCAサイクルを反時計回りに書いている人がいたんです。 まぁ間違ってはいないけど、レーダーチャートの高低が逆転していたり(普通は外側ほどポイントが高い)、ロードマップを右から左に時間経過を示していたり(普通は左→右、上→下)…、感覚的にとても気持ち悪い! 行頭がそろっていないレポートや、むりやり1ページに収めようとして極端に図や文字が小さいスライドなども気持ち悪い! この感覚の違いは何なんだろう? で、気づいた…というか思い至ったのは、〝センス〟の問題では…? 普通

          自己効力感と自己肯定感、問題は〝センス〟だった!?

          神様ではないお客様! コンサルタントっぽい人たち!

          私はITコンシェルジュとしてコンサルティング業を営んでいます。長い社会人生活の中でお客様に育てていただいたという思いは強く、そのおかげで今の私のスタンスやスタイルができあがってきたような気がしてなりません。 今や企業にとってセキュリティは重要な経営課題のひとつです。ただセキュリティは多くの場合、直接利益を生むわけではないので、企業のセキュリティ管理者や担当者は、「普通があたりまえ、インシデントが発生したら怒られる」という、いわば「縁の下の力持ち」のごとく存在です。そんな中にあ

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          転職で天職に巡り合えるのか?

          驚きを通り越して衝撃! 就職後3年以内に離職した人の割合は32.3%…1/3が離職しているとの事。 驚くのは、今年4月に入社したばかりの新入社員がもう辞めたいと⁉ さらに辞めることを代行業者に頼むという驚愕の事実。 たった数週間でその会社の何が分かる? 仮に分かるんだったら就職前に気づけそうなもんだし、しかも自分で直接意思表示しないなんて! いずれにしても「今の会社イヤ!」ということ。まぁこのご時世、嫌な会社に我慢して居続ける必要はありませんが、転職した先で、また「イヤ」

          転職で天職に巡り合えるのか?

          しなやかに、レジリエンスを鍛えよう!

          実は先日、友人と話していて、「最近は弱い子が多いよなぁ」「そうそう、ウチもそうなんだよ」みたいな話になりまして…。 上司から注意された、顧客から難しい要求を受けた、やったことないことをやらされた、同僚とうまくいかない、相談できる人がいない、果ては評価が低い、自分が望む部署に配属されなかった…とかでも、すぐに心が折れてしまう。 〝レジリエンス(resilience)〟という言葉を耳にしたことありますか? レジリエンスは、「回復する力」とか「逆境を乗り切る力」などを示し、「し

          しなやかに、レジリエンスを鍛えよう!

          働き方改革とバックキャスト思考

          〝働き方改革〟の議論が行われて久しいですが、相変わらず労働時間の削減(長時間労働の撲滅)だけがフォーカスされているように感じます。主旨は、仕事の無駄を省いて(生産性を上げて)労働時間を短縮しよう…、ということだと思うのですがね…。 コロナ禍以降、「いつでも、どこでも」が浸透しつつありますが、人事的には相変わらず「時間」管理が中心の様相。 生産性とは ☝ なので、生産性を上げるためには、 ① 時間を変えずに量を増やす ⇒ 量が同じなら、要する時間を減らす ② 時間を変えずに質

          働き方改革とバックキャスト思考

          タイム・マネジメントは、自分コントロール!

          「重要度×緊急度マトリクス」って誰でもよく知っている考え方ですが、日々業務に追われているとついつい忘れがち。 「仕事の優先順位は?」と聞かれたら…普通は A>B>C>D と答えるでしょ。 では、 「仕事を支えているものは?」と聞かれたら?…うーん、A>C>B>D かな。なぜ微妙に変化するんでしょうか? Bは重要か否かというより、なにより仕事をしている…ように見えるし、当の本人も仕事をしているような錯覚に陥りがち。 それと…〝評価〟。 A やB は成果がすぐ出るのに対して、

          タイム・マネジメントは、自分コントロール!

          ITコンシェルジュ、その核心はどこだ!

          コンシェルジュ(concierge)って、顧客一人ひとりに多彩で重要なきめ細かいサービスを提供する仕事です。今ではホテルだけでなく、マンション、百貨店、病院など、多くの業界に広がっています。 相談相手でありアドバイザーとしてのコンサルティング力、課題を調整し全体をまとめるコーディネイト力、顧客の価値を高めるプロデュース力、推進するファシリテーション力、これら様々なスキルの集大成がコンシェルジュに求められるんでしょう。 なんか大変そう? いやいや、スキルは「手段」でしかないの

          ITコンシェルジュ、その核心はどこだ!