神様ではないお客様! コンサルタントっぽい人たち!
私はITコンシェルジュとしてコンサルティング業を営んでいます。長い社会人生活の中でお客様に育てていただいたという思いは強く、そのおかげで今の私のスタンスやスタイルができあがってきたような気がしてなりません。
今や企業にとってセキュリティは重要な経営課題のひとつです。ただセキュリティは多くの場合、直接利益を生むわけではないので、企業のセキュリティ管理者や担当者は、「普通があたりまえ、インシデントが発生したら怒られる」という、いわば「縁の下の力持ち」のごとく存在です。そんな中にあっても、〝自分がこの会社を守っているんだ!〟という正義感や責任感をモチベーションにして業務を遂行している方々がいます。
こういう方がいる会社は強いですねぇ。
それで、そんなひたむきな姿勢に出会った時、何とか力になりたい、今自分にできることは何か、を強く考え、行動するようになりました。わからないことは時にはお客様に訊き、多くを教わり、たくさん叱られながら…。
一般的にコンサルティングとは、「顧客の依頼を受け、顧客の抱える経営上の問題を把握し、その解決策を提案し、その提案の実施を支援すること」と言われています。
私の場合は、「顧客の依頼を受け、顧客の抱える経営上の問題を把握し(ここまでは同じ)、真の懸念を探り、顧客に寄り添い、共に課題解決に取り組むこと」です。
ただね、「お客様も神様ばかりではありません」
最近も、大阪泉佐野市の居酒屋で「南海電鉄関係者様 すべて入店禁止とさせていただきます」との記事をみました。
ビジネスマナーがない(挨拶ができない、〝急ぎ〟といわれて対応したのに無反応…)
上から目線で高圧的(言われたことだけやればいい、金を出す側であることを盾に理不尽な要求をする…)
ネガティブオーラ(不平・不満・愚痴が端々にでる、「忙しい」「疲れた」「わからない」を連発…)
そもそも興味がない(「上から言われたからやっているのだ」…とかね)
そう、これもお客様から教えてもらったことです!
以前、ネットで見かけた、この居酒屋の張り紙に激しく同意!
こっちだって選ぶ権利はあるのだ!
《おまけ》
一方で、残念ながらコンサルタントっぽい人も少なくありません。
大上段にあるべき論を説く人。相手(顧客)の状況をあまり聞かないので、言ってることは間違ってはいないけど、それが相手(顧客)に有益なのかは別問題。
コンサルっぽい仕事をしてなんとなくその気になっている人。コンサルというより単なる作業者にしか見えません。
オリジナリティに乏しい人。人の発言や成果物を流用していることも多く、そこには本人の意思がないので、お客様から突っ込まれると返答に詰まる。
この違いはなんでしょうね?
聞くけど、聴けない・訊けない
見るけど、観れない・視れない
話すけど、ゴールまでのシナリオ(オリジナルなストーリ)が描けない・説明できない
つまりは〝自分の頭で考えることができない、考えることをしていない〟…ということなんじゃないかね。
ここでいう〝考える〟とは、thinkではなく、considerとかsupposeとかexpectのニュアンスが近い(合ってる?)。
新入社員のころ、部長に「お前の頭は帽子掛けか!?」と怒鳴られたことを思い出しました。今となってはありがたい叱咤…、いいや、やっぱりムカつく!😁^o^
(ま)
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