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バレンタインのせいにしてしまえ


2023年2月10日(金)朝の6:00になりました。

メガネは顔の一部じゃない。あなたはわたしの全てじゃない。

どうも、高倉大希です。




「年越しなんて、ただ日付が変わるだけじゃん」

斜に構えた冷めたヤツが、こう言います。


「いやいや、だって事実じゃん」

斜に構えた冷めたヤツが、こう続けます。


たしかにそのとおりです。

12月31日が、1月1日に変わる。

ただそれだけのことです。


しかし、そんな年越しは大きな力をもっています。

それは、「理由になる力」です。


年越しは、そばを食べる理由になります。

年越しは、地元に帰る理由になります。

年越しは、大切な人に会いに行く理由になります。


たしかに上に挙げた3つは、年越しでなくてもできます。

いつでもそばを食べることはできますし

地元に帰ることも、大切な人に会うこともできます。

思い立ったときに実行すればよい話です。



しかし、わたしたちはどうもそれが苦手です。

理由がないと、他者に説明することができません。

理由がないと、どうしても不安になります。

だからこそ、必死になって理由を探します。


進化心理学という学問では「不安によって動く」のが人間の行動原理であるとされています。私たちがテクノロジーや文化を発展させてきた原動力は「不安」の感情にあるというわけです。
二重作拓也(2022)「強さの磨き方」アチーブメント出版株式会社


そんな理由を、イベントは肩代わりしてくれます。

ハロウィンは、仮装をする理由になります。

ワールドカップは、友だちと集まって盛り上がる理由になります。

バレンタインは、好きな人に想いを伝える理由になります。


わたしたちは、イベントのたびに日常から脱する選択権を得ているのです。

その選択権を破棄するのも、もちろん個人の自由です。

ただ、せっかくなのであれば行使してしまえばよいのではないかと思うわけです。


挑戦しないクセがつくと、きっと長い人生は退屈になるのではないだろうか?だから不安と向き合って共存する道を私は勧める。早いに越したことはないが、いつ始めてもその時点からの人生を輝かせられることを考えると、遅すぎることはないはずだ。
森岡毅(2019)「苦しかったときの話をしようか」ダイヤモンド社


年越しのせいにしてしまえ。

ハロウィンのせいにしてしまえ。

ワールドカップのせいにしてしまえ。

バレンタインのせいにしてしまえ。


このnoteを読んだせいにしてしまえ。





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