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バレたくない!
2023年4月17日(月)朝の6:00になりました。
次はだれが描き出す、画期的な自画像。
どうも、高倉大希です。
丸つけをしているときに、間違っていた回答をこっそり消して書き直す。
子どものころに、だれもがいちどはやったことがあるはずです。
このような行動の裏では「できていないことがバレたくない」という感情が動いてます。
それはもしかすると「バカにされたくない」なのかもしれませんし、「注目を集めたくない」なのかもしれません。
教室の前から見ていると、案外バレバレなのですが、彼らは必死になって隠します。
診療においては、「防御」の周波数合わせを行う患者は、すごくこちらの言っていることが伝わっているなぁみたいな、打てば響くような反応を感じることが多い。
大人になっても、おなじです。
本当はよくわかっていないのに、わかっているかのようなリアクションをとってしまったり。
後輩に対して、知ったような顔をしながら、それらしいことを偉そうに語ってしまったり。
このような行動の裏では「できていないことがバレたくない」という感情が動いてます。
他者からの承認を求め、他者からの評価ばかり気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります。
だからこそ、わからないことをちゃんと「わからない」と言ってくれる人は、魅力的に映ります。
他者の気持ちなんて、わからない。
あなたの痛みなんて、わからない。
10年後の未来なんて、わからない。
そもそも、コミュニケーションとは、わかりあうためのものではなく、わかりあえなさを互いに受け止め、それでもなお共に在ることを受け容れるための技法である
「どうせわからないのだから、なにもしなくてよい」という話ではありません。
「わからない」を前提に、努力をはじめる必要があるという話です。
だって、わからないんだもの。
わからないくせに、「わかる」を前提にはじめると、そりゃあうまくいきません。
一個の「私」なんてどうでもいいじゃないか。
くり返しになりますが、基本的には自分を守りたくなってしまいます。
守るつもりがなかったとしても、自動的に守りたくなってしまうのです。
現時点で自分がわかっていることなんて、たかが知れています。
この世は、わからないことだらけです。
わからないから、わからないと言う。
ただそれだけの話です。
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— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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