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相手が嫌がることを考えるゲーム


2023年3月18日(土)朝の6:00になりました。

ボールはともだち。こわくないよ。

どうも、高倉大希です。




中学生のころは、サッカー部に所属していました。

ポジションはサイドバックで、もっとも好きだったプレーは「オフサイドトラップ」です。


サッカーには「相手チームのディフェンダーよりも奥でパスをもらってはいけない」という「オフサイド」というルールがあります。

「ロングパスをゴールの目の前で受け取ってシュートを決めても、なにもおもしろくない」という理由で、このルールが誕生しました。


ディフェンダーからすれば「相手チームの選手は、自分たちよりも後ろではパスを受け取れない」ということになります。

だからこそ、「わざとディフェンスラインを前に移動して、相手選手をオフサイドにさせる」という作戦が成立します。

これが「オフサイドトラップ」です。


守備側が相手選手を作為的にオフサイドポジションへ誘導し、「オフサイド」の反則を誘発させようとする戦術のこと。相手選手が前線へパスを出そうとする瞬間に守備側がオフサイドラインを上げ、相手選手を罠にはめようとする作戦が定番。

サカイク「少年サッカー用語解説」より


相手からすれば、めちゃくちゃ嫌な作戦です。

「これから攻撃するぞ!」というタイミングで、ピーッと笛を鳴らされます。


ディフェンスからすれば、これほど気もちのよいことはありません。

直接ボールを奪わなくても、フリーキックからスタートすることができるのです。


いかに相手が嫌がることを考えられるか。

大抵の対戦型スポーツには共通する大切な考え方です。


そんなアリの名言がこれです。「Float like a butterfly, sting like a bee.(蝶のように舞い、蜂のように刺す)」これはまさに「アリの極意」が凝縮された言葉です。

二重作拓也(2022)「強さの磨き方」アチーブメント出版株式会社


「七並べ」は、自分の手札を出すゲームではありません。

相手に手札を出させないゲームです。


「リバーシ」は、自分が石を置く場所を考えるゲームではありません。

相手に石を置かせるゲームです。


「note」は、なにを書くかを考えるゲームではありません。

なにを書かないかを考えるゲームです。


自分の今やっているゲームが何ゲームなのかを正確に把握する必要がある。保険営業は「営業力ゲーム」ではなく「紹介されるゲーム」だ。YouTuberは「俺すごいゲーム」でもなければ「クオリティの高い動画をつくるゲーム」でもない。「視聴者を1秒でも長く画面に引きつけて、自分のほかの動画の再生ボタンを押させるゲーム」だ。ここの「何ゲームなのか」というところにセンスが出る。

宋世羅の羅針盤ちゃんねる「逆境のプロが、生き抜き方を教えます。」より


「自分の今やっているゲームが何ゲームなのか」がわからなければ、おそらくこれからも方向性の合っていない努力をつづけることになります。

そして当然、ゲームにも負けつづけます。





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