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暗いことで人に迷惑をかけるのはやめようと思ったんだよ


2023年1月14日(土)朝の6:00になりました。

元気があればなんでもできる。

どうも、高倉大希です。




たしかに「根っから明るい人」も、この世には存在します。

一方で「努力によって明るく振る舞っている人」がいることも事実です。


「中村(文則)さんの作品って暗い人間が出てくるじゃないですか。でも、中村さんは明るいじゃないですか。なんでですか?」って聞いたんですよ。すると「あのね、俺ね、もう暗いことで人に迷惑をかけるのはやめようと思ったんだよ」って答えが返ってきたんです。

「ボクらの時代」2015.3.8 又吉直樹さんの発言より


“暗いことで人に迷惑をかけるのはやめようと思ったんだよ”

このことばを聞いたときの衝撃は、いまでも忘れることができません。

そうか、暗いと人に迷惑をかけるのか。


冷静に振り返ってみると、たしかにそのとおりです。

興味がなさそうな振る舞いをする人。笑顔をなかなか見せない人。

向こうからはひとことも喋らない人。テンションがあまりにも低い人。


そんな人と対峙するときは、こちらがいろいろと気を遣わなければなりません。

気を遣ってほしいと思っているとか思っていないとか、そういう話ではありません。

「暗い」を理由に、関係性を遮断している時点で、迷惑がかかっているのです。


「暗さを理由に、努力を放棄している」と言うこともできます。

「人見知り」とか「苦手」とかも、きっとおなじです。

「わたしはこういう人間だから」を押し付けて、相手に努力を求めます。


しかも、そういう人に限って「明るく振る舞っている人」の努力を軽視します。

なんなら、明るい人のすべてが「根っから明るい人」だと思っているのかもしれません。

きっと「あの人はそういう人だから」とでも思っているのでしょう。


個人の中にある「性格」の優先度が高すぎます。

性格によって発言を決め、性格によって行動を決める。

わたしはこういう人だから。


人生は自分の思い通りになんかならないと思っている人は、自らが思い通りにならないことを望んでいる人です。

井上裕之(2012)「J・マーフィーの教え 最高の自分を引き出す法」きこ書房


自分でコントロールできるものが増えると、きっと生きやすくなります。

暗い性格だから。人見知りだから。苦手だから。

だからどうした?





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