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「やってみなきゃわからないじゃないか」という博打に限られたコストを割くのか


2023年2月19日(日)朝の6:00になりました。

いよいよ高知龍馬マラソン当日です。
42.195kmは、気合いでなんとかなる距離です。

どうも、高倉大希です。




自分の提案に対して、上司や先輩から代替案が提示されます。

「それじゃあ、ダメだよ」

「もっと、ここをこうした方がよいと思うよ」


こうして未熟な提案は、こなごなに粉砕されます。

「せっかく一生懸命考えて出した案なのに」

「どうしてお前にそんなことを言われなきゃいけないんだ」

「やってみなきゃわからないじゃないか」

ついついわたしたちは、こんなことを思ってしまいます。


ヤル気はあるけれど結果が出せない若手は、とにかく「変化球」を投げたがる。「誰もやっていない斬新なこと」をやろうとした結果、「誰も求めていないこと」をしてしまう。
キングコング西野亮廣さんのブログ「ヤル気はあるけど空回る若手の共通点」より


「やってみなきゃわからないじゃないか」は、「挑戦」と言えば聞こえがよいですが、実際のところはただの「博打」です。

勝ち筋の見えない、いち個人の判断に、コストを割こうとしているわけです。


プライベートなら、なんの問題もありません。

ひとりで勝手に博打をうって、ひとりで勝手に一喜一憂するだけです。


しかし、仕事ではそうもいきません。

限られた時間の中で、ものごとを前に進めなければなりません。

そんな場で「やってみなきゃわからないじゃないか」にコストを割くかどうかは、十分に検討する必要があります。


「失敗をおそれている」とか、そういう話ではありません。

限られたコストを正当に配分する。優先順位の問題です。


雰囲気がよくなるから成果が出るのではなく、成果が出るから結果的に雰囲気がよくなるのです。
安藤広大(2020)「リーダーの仮面」ダイヤモンド社


自分の提案に対して、上司や先輩から代替案が提示されます。

「やってみなきゃわからないじゃないか」

「お前の考えが古いだけなんじゃないか」

「その代替案だって、この点が不十分じゃないか」

ついついわたしたちは、相手にベクトルを向けてしまいます。


そもそもを辿れば、自分が「代替案を出させてしまうような提案」をしたのです。

一生懸命に相手とたたかっても仕方がありません。


新しいことに挑戦したければ、やってみなくてもわかるくらいの勝ち筋を見せなければなりません。

「やってみなきゃわからないじゃないか」が、プラスの意味合いだけで捉えられていることがあまりにも多いような気がします。





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