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「あの人だからできるんでしょ」がすべての可能性を閉ざす


2023年2月18日(土)朝の6:00になりました。

明日はいよいよ人生で3度目のフルマラソンです。

どうも、高倉大希です。




はじめから得意だったんでしょ。

もともとこういうことが好きだったんでしょ。

あの人だからできるんでしょ。


こう思った時点で、すべての可能性が途絶えます。

相手が可能性を閉ざしているのではありません。

みずから自分の可能性を閉ざしています。


問題の本質は、君が世界のことをよく知らないことではなく、君が自分自身のことをよく知らないことだと気づけば、解決への道が開くだろう。問題の本質は外ではなく、君の内側にあるのだ。
森岡毅(2019)「苦しかったときの話をしようか」ダイヤモンド社


たしかに「あの人だからできるんでしょ」と言ってしまえば楽です。

自分が努力する必要がなくなるからです。


あの人のような、もち合わせた才能がないから。

あの人のような、人脈がないから。

だから、できなくて仕方がない。


そう言ってしまえば、楽なのです。



先日、こんな記事を書きました。


興味がないから、やらない。

意味がないから、やらない。

自分はこういう性格だから、やらない。


このような「やらない理由」を掲げて、本当はコントロールできるはずの領域を、みずから手放してしまっているのではないかという記事でした。


挑戦しないクセがつくと、きっと長い人生は退屈になるのではないだろうか?だから不安と向き合って共存する道を私は勧める。早いに越したことはないが、いつ始めてもその時点からの人生を輝かせられることを考えると、遅すぎることはないはずだ。
森岡毅(2019)「苦しかったときの話をしようか」ダイヤモンド社


きっと「あの人だからできるんでしょ」もおなじです。

「やらない理由」は、さがせばいくらでもみつかります。

おそらくまわりのみんなも、その理由に納得してくれます。


逆に言うと、「やろうよ」という提案は、相手に苦しい選択を迫ることと同義です。

だからこそ、「やります」と勇気を出して乗ってきてくれた人には、確実に「やってよかった」と思わせてやらなければなりません。



「あの人だからできるんでしょ」と思いつづけるのであれば、それはそれでよいのだと思います。


残念ながら、あなたの挑戦を「やってよかった」まで見届けることはできません。

それでも、「やらない理由」を捨てて挑戦する人がいるのであれば、遠くからにはなりますが心から応援しています。

またどこかでお酒でも、どうぞなみなみ注がしてください。





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