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柿の種

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2024年1月の記事一覧

対岸を見据える

2024年1月31日(水)朝の6:00になりました。 それでもリュウは決して目を閉じなかった。人が見ようとしないものを見つめ続けた。 どうも、高倉大希です。 がんばって、早起きをしよう。 こう思い立ったとき、わたしたちは「いかに起きるか」ばかりを考えがちです。 10分おきに、目覚ましをセットしてみたり。 朝日が差し込むように、カーテンを開けたままにしてみたり。 しかし、実際に考えなければならないのは「いかに寝るか」だったりします。 早く眠りに就きさえすれば、早

共感されると困る

2024年1月30日(火)朝の6:00になりました。 私たちはもともと違うんです。うちの猫だってそんなことは知っています。 どうも、高倉大希です。 「その気持ちわかるよ」 こう言われることが、昔から苦手です。 なぜなら、わかるわけがないでしょと思ってしまうからです。 その先に、続く言葉もありません。 共感すれば、人は喜ぶ。 何よりも、この前提に共感することができないのです。 勉強になりました。気づきを得ました。 note を書いていると、ときどきこんなコメ

画面の向こうに人がいる

2024年1月29日(月)朝の6:00になりました。 親切にしなさい。あなたが会う人はみんな、厳しい戦いをしているのだから。 どうも、高倉大希です。 昨日はじめて、フォロワーの方々とオンラインで話をしました。 数日前に投稿したこちらの note を読んで、連絡をくださった方々です。 20分のはじめまして。 どれだけ盛りあがろうが、どれだけ気まずくなろうが、20分で強制終了です。 結論、お話ができてとてもよかったなと思います。 いちど話したという事実があるだけで

「友だち」に対する期待値が高すぎる

2024年1月28日(日)朝の6:00になりました。 友たるものは、推察と沈黙に熟達した者でなければならない。 どうも、高倉大希です。 とあるテレビ番組で、宇宙飛行士の野口聡一さんがこんなことを話していました。 宇宙に行くとなると、もちろんお互いに信頼していなければならない。 だからといってそんな相手と、一生の友だちにならなきゃいけないわけではない。 地球に帰ってくるまでの3年間だけ、うまくやっていけると思えたらそれでいい。 友だちと言わなくても、人間関係として

興味のはじまりにはいつも他者がいる

2024年1月27日(土)朝の6:00になりました。 興味があるからやるというよりは、 やるから興味ができる場合が多いようである。 どうも、高倉大希です。 お付き合いしている相手によって、服装の系統ががらりと変わる。 そんな人を、よく見かけます。 あれ、そんなに映画を観る人だったっけ? あれ、そんなに運動をする人だったっけ? 誰かは誰かの影響を受けて、つねづね変化しています。 新たな興味のはじまりには、いつも他者がいるわけです。 サウナが好きな友人に、半ば強

自分が変わっても許してくれる人を集める

2024年1月26日(金)朝の6:00になりました。 弱いものほど、相手を許すことができない。 どうも、高倉大希です。 あのバンドは、変わってしまった。 こんなことを言いながら、離れていくファンがたくさんいます。 自分が聴きたいあの曲を、ずっと歌ってほしいのです。 自分が好きだったあのリズムを、再現してほしいのです。 こうしてトム・ヨークは、『Creep』を歌うことをやめました。 こうして藤原基央は、『天体観測』を歌うことをやめました。 変わらないでいてほし

過去の自分を救い出す

2024年1月25日(木)朝の6:00になりました。 おとなは、だれもがはじめは、こどもだった。 どうも、高倉大希です。 1万円をつかって、大食いをしてみたり。 好きなゲームを買って、好きなだけプレイしてみたり。 子どもの頃にやりたかったことを、企画にしている YouTuber をよく見かけます。 時間も財力もある大人だからこそ、実現できる企画です。 子どものころに抑制されていればいるほど、大人になったときに爆発する。 そんな話も、よく耳にします。 自分がい

立ち向かうに値しない理不尽

2024年1月24日(水)朝の6:00になりました。 きみは理不尽に報われ、理不尽に救われる。 どうも、高倉大希です。 言葉が通じない。 理屈が通らない。 このような場面は、暮らしの中にいくらでもあります。 どう考えても、理不尽です。 説明がつきません。 それでも日々の生活は、理不尽で溢れています。 理不尽な目に遭うと、とても嫌な気持ちになります。 明らかにおかしいでしょと、怒りがふつふつと湧いてきます。 ときどき、そんな理不尽のすべてに立ち向かおうとす

冗談はいつも真面目な顔で

2024年1月23日(火)朝の6:00になりました。 我慢は力よりも気高く、忍耐は美しさに勝る。 どうも、高倉大希です。 トップスと靴下の色を合わせよう。 カバンとスニーカーの色を合わせよう。 着る服を決めるときは、いつも色合わせを考えます。 これは、文章を書くときもおなじです。 冒頭で撒いたタネを、終盤で回収してみたり。 いちど用いた表現を、もういちど重ねてみたり。 引用符の外側で、ほかの人の言葉を借りてくることもよくあります。 歌詞の一部を借りてきたり

お友だちになってください

2024年1月22日(月)朝の6:00になりました。 ぼく、こう、下手なんだ、おしゃべりが。 どうも、高倉大希です。 毎朝投稿をはじめて、今日でちょうど387日目になりました。 気がつけばたくさんの方々が、フォローしてくださっています。 空に向かって発信した文章を、ほかの誰かが読んでくれている。 本当にそんな人がいるのかと、いまだに信じられずにいます。 note は、一方通行です。 スキやコメントの機能はあれど、ぶつ切れのコミュニケーションです。 せっかく読

真剣なメッセージにだけ「。」をつける人たち

2024年1月21日(日)朝の6:00になりました。 句点が「。」で、読点が「、」です。 どうも、高倉大希です。 いつからか、「。」に(真顔)という意味が込められるようになりました。 「こんにちは。」が、「こんにちは(真顔)」になったわけです。 インターネットの高速化に伴い、ショートメッセージが活発になりました。 ラグが短くなることで、書き言葉と話し言葉の差が小さくなっていったのです。 ところが、どこまでいっても文字だけでは伝わらない情報があります。 だからこ

怪我はいつだって想像以上に痛い

2024年1月20日(土)朝の6:00になりました。 マキノさんから全部聞いたぞ、おれ達のために戦ってくれたんだな。 どうも、高倉大希です。 先日、久しぶりにすり傷をしました。 左の手首の近くです。 勢いよく手を振り下ろしたときに、壁に擦ってしまいました。 大した怪我ではありません。 水で洗えばもはや、傷なんてないのではないかと思うくらいの小さな傷です。 ほかの人が見たときに「大丈夫?」とすら聞かないような、小さな傷です。 怪我をしたときは、毎回のように思い

教えたがり

2024年1月19日(金)朝の6:00になりました。 かつての我々とは、違ったものになるがゆえに自由なのである。 どうも、高倉大希です。 誰かの役に立ちたい。 誰かに必要とされたい。 わたしたちは、このような願望を抱いています。 なぜなら、そこに自分の存在意義を見出すことができるからです。 何かを与えているようで、実は与えてもらっています。 ここにいてもよいのだと、承認してほしいのです。 だから、質問をする後輩は先輩に好かれます。 頼りにされているという実

薄目で見る

2024年1月18日(木)朝の6:00になりました。 栄光に向かって走る、あの列車に乗っていこう。 どうも、高倉大希です。 英文は、薄目でぼんやりと読みます。 わからない単語が出てくるたびに、立ち止まっていたらキリがないからです。 おおよそ、こういうことだろう。 きっと、こういうことだろう。 そんな仮説を立てながら、読み進めることがポイントです。 はじめから順番に、そんな生真面目な読み方をしてはなりません。 甲本ヒロトさんが、とあるテレビ番組でこんなことを言