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突然脳梗塞と診断された話①
今まで生きてきて、大病を患ったことはなかった。ちょこちょこ病院のお世話になることは増えていたが、そこまでのものはなく。
それが突然、脳梗塞と診断された。
経過を記録。
10月11日
午後の業務中、やたらと右側に人や物(壁)がぶつかるな?という感覚になる。その時は疲れてるのかなー、くらいにしか意識していなかった。
夜、東京駅の大規模接種センターでワクチン接種の予約をしていたので、残業はせずにどこかで休んで、接種したらとっとと帰宅して、明日は午後出かける時間まで、おとなしく寝てようと決意。12日は渋谷クラブクアトロでストレイテナーとandropの2マンライブだった。
接種券を自宅に忘れたので、母に途中まで持ってきてもらい、受け取ってから予約までの時間が中途半端だったので、東京駅のホームベンチで30分くらい休憩。
コンビニで買ったパンを食べながら時間を過ごす。
ワクチン接種は分業スタイルなので、椅子から椅子への移動が多く、移動の際に少しふらつく。やはり右側に傾いている感覚が抜けない。
係の人に「大丈夫ですか?具合悪いですか?」と声をかけられるが、大丈夫、と答えて接種。
寄り道せず帰宅、軽くご飯を食べてそのまま寝る。
10月12日
仕事は休みだが7時半ごろ目が覚めて、なんとなく気になり起き上がってみる。
やはり斜めになる。右に倒れてしまう。おかしい。
どの病院に行ったらいいのかわからず、信頼している友人(夜勤)が起きていることを思いLINE。
返事が来るまでまた寝る。
10時過ぎに目覚めると返事が来ていて、可能性のある疾患名や、その際の診療科を教えてくれていた。
その後に「7119、知ってる?」とあって、不在着信。
折り返すと、救急車を呼んだ方がいいのかどうかの判断や、診療科の誘導をしてくれるダイヤルらしい。
電話しろと言われて、そんな大変なことかなぁ…と思いつつ電話。
最初埼玉の管轄につながってしまい(居住地域から転送されるから?)指定される番号へかけなおす。
諸々話をするとすぐに救急車を呼べ、このままつなぐとのこと。
家族がまだ帰ってきていないから…(母は早朝勤)と渋るも、一刻を争う可能性があると諭される。
結局自ら救急車に乗り、病院へ。
人生初救急車、意識もはっきりしているし、症状もまっすぐ立てないだけだったので、搬送されても薬などの処方ですぐ帰れるだろう…と思う反面、もしダメだったら…という時のことも一応考えてみる。事前にググっていたので、もしかしたら脳の障害かも、と。
友人に「今日ライブ行けんかもしれん…」ととりあえず一報。
搬送先の病院で検査。人生初、MRIに入る。
結果、脳梗塞の疑い。
疑い、というのは、具体的な血栓の影は見えないけれど、本来写るべきはずの血管が写っていない、そこの症状に合致するとのこと。
めまい(眼振という焦点が合っていない目の揺れだそう)によりバランスが取れないのがまさに、だそうだ。
時間が経てば写る可能性があり、症状が改善されるまでは、少なくとも1週間は入院と診断を受ける。
ショック。
脳梗塞だったことよりも、1週間も家に帰れないことが。
ものすごく入院を渋ったが、いつ症状が変わるかわからないからと諭され、そのまま病棟へ。家からそこまで遠くない(バスで20分くらい)距離の病院だったため、母が必要なものを後から持ってきてくれる。
途方に暮れつつも、今後のことを考えなくてはいけないのでとり急ぎ、仲のいい上司に「当分出勤できないかもしれない」と端的に連絡。
入院の具体的な日がいつまでかもわからないので、より詳しくわかったら連絡すると伝える。
週末に友人たちと会う約束があったのだが、それも無理そうなので事前に連絡。
入院費用って保険会社に申請すれば補償あったよなあ…とかいろいろ考えつつ。
がっかりしつつも仕方ない、となぜかすんなり受け入れ、症状が改善されれば帰れるだろうと甘く考える。
続く。
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