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“ありがとう"って伝えたくて

C.I.A.という若手俳優の活動媒体がある。
株式会社キューブに所属するサポーターズクラブ(要はファンクラブ)で、Cube Infinity Artistsの略だそう。現所属は22名。20歳以下もいれば、もうすぐ30歳を迎える者まで世代は幅広いおかげで、ファンの世代も幅広い(と思う)
舞台を活動拠点にする役者が多いのだが、もちろんテレビや映画にも出演する機会はあり、すでに人気を博している人もいる。
このC.I.Aは定期的にイベントをやってくれるのだが過去何回か参加しているが個人的には神イベントで、Photo Timeという写真撮影OKタイムを設けてくれたり、イベント内容によってはハイタッチでのお見送りや(Infinityチームと呼ばれる)若手の子が物販に立ったりしてくれる接触も可という、女子力もぬかるわけにはいかないイベントなのである。
物販はブロマイドがランダムなので22人もいるとなかなか厳しいのだけど、(交換)レートが高くなければなんとかなる。発足当初は人気役者にファンが固まっていたイメージだったが、イベントが何本か開催されてファンがばらけてきたイメージ。

そのC.I.A.が初めて、ライブイベントを開催した。
ミュージカル経験もある役者もいるし、歌をメインにしている子もいるので、歌得意組は在籍していると思うが、まさか全員でライブをやるとは思わなかった(私の推しはあまり歌が得意な方ではない)ので発表されたときは驚いたし、練習する暇あるのかな…と心配した。
何せ役者稼業、リハのためだけにスケジュールを大きく割くことは難しいだろうし、22人もいれば揃う日も限られるだろう。舞台は早くにスケジュールが決まっているだろうし、ファン側も公開されているものは把握している。どう考えても年末は忙しい。

2日間3公演、いざ蓋を開けてみたら…全公演めちゃくちゃ楽しかった(全通しました)
オリジナル楽曲を持っている人は少ないのでほぼカバーやマッシュアップだったが、いきものがかりの楽曲が多く(事務所が同じなので権利的に楽なのかなと推察)CMソングで使われているものも多いので盛り上がるし、一緒に手振りができたりする曲は楽しい。私自身ももクロや気志團はガチ振りで参加した。
ユニット披露だったり、ソロ弾き語りだったり、時間がない中でうまくまとめたなぁ…と観劇した。
OPのダンスパートもこの期間でこの人数をここまでまとめたの⁉というくらいの最高のクオリティだったし、さすが場慣れてしている俳優、皆格好良い…!
普段ダンスのみのパフォーマンスはなかなか見ることができないし、ステージは前方だけでなくセンターにも組まれているので、後方でも間近で見る機会が…!推し(金井成大)がどちゃくそ笑って踊ってる姿を目の前で見て失神するかと思った…(くらい格好良かった)
推しのサムいコーナーも大爆笑した(TMさんの曲を収録して流す&半裸のパフォーマンス)(サムいことを本気でやり遂げるメンタルに笑ってしまうしめちゃくちゃ好き)

2時間以上のライブ、めちゃくちゃ楽しかったのだが、ペンライトをOKにしたり(基本的には公式販売のもののみ、キンブレ持ってる子いたけど)うちわアピールも解禁したり、ほんとアイドルライブかな…ってよくわからない気持ちになっていた。

そんな中、総合演出で頑張ってた川原一馬くんが最後の挨拶で

「俺たちはアイドルじゃないし、」

と言った。私は、それ…!という言葉が出そうになるくらい前のめりだった。

ダンスが上手くなくても、歌がうまくなくても、忙しい中必死で練習して披露してくれる姿を見るだけでファンとしては感無量なのである。しかし私が最終的に彼らに求めるのは、その姿ではない。
イベントは本業に興味を持ってもらうための布石だということも知っている。
このイベントは誰かにやらされたわけではなく(もちろん企画を打ったのはスタッフなのかもしれないが)この先の自分たちの活躍をより応援してもらうための形なんだということを、この一言で明言してくれた気がした。本人の口から、本心を語ってもらえることが何より嬉しいか。

認められるということは難しい。
役者やタレント、ミュージシャンという表舞台の職業に就く人は、より多くの承認を得なくては成立しない。
その為の手段として、今回のようなイベントを多くこなしたり、接触機会を増やしたりすることもまた道なのだと思うし、それを否定するつもりもないのだけれど、自分の応援する人たちが「それは本意ではない」ということを伝えてくれることは、そう多くはないと思う。
そんな場を設けてくれる、キャストにすべてを任せる事務所もまた懐が深い。
やりたいように、やりたいことをやらせてくれるイベントなんて大変なだけで、出演キャストは口をそろえて、一馬くんへの感謝をしきりに述べていた(そして泣いた&白洲迅くんももらい泣きした)

だからこそ、ありがとうと伝えたい。
手紙でも書けばいいんだろうけど、全員に書くことはできないので、ここに残したい。

本当に楽しかった。十分すぎるくらい。ロスが訪れそうなくらい。
あんまり知らなかった子も知ることができたし、みんな大好きになった。
これからも役者として、みんなの活躍を応援したいと心から思っています。
たまにこうしてハメを外せる場を設けてくれたら、ちょっと嬉しいです。

ありがとうキューブ。ありがとうC.I.A.。

これからも大好きです。

そしてシカクのPEEK-A-BOO、配信待ってます…


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