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BSフジ「プライムニュース」 “紅麹サプリ”問題の深刻化

“紅麹サプリ”問題の深刻化(本文1,069文字)
 
令和6年7月4日20時放送のBSフジ「プライムニュース」の中で、「“紅麹サプリ”問題の深刻化&薬不足が続く構造とは 武見厚労相に問う対策」と題し、厚生労働大臣と専門家を交え、深刻化する問題の整理と議論をしています。

“紅麹サプリ”問題の深刻化&薬不足が続く構造とは
関連が疑われる死者数が新たに76人も発覚した小林製薬の紅麹サプリ問題と、処方されても薬が手に入らない問題の背景と本質的な原因を武見厚労相に問う。

先週金曜、小林製薬製の紅麹が原料のサプリメントによる健康被害問題で、関連が疑われる死者が新たに76人も発覚したと武見厚労相は怒りを露わにして発表した。衝撃的な報告はなぜ遅れ、今後の政府対応は?一方、昨年夏から解熱剤や咳止め薬など、ごく普通に処方される処方薬の品不足が続いている。その原因と解消策は何か?これらの問題を所管する武見厚労相と専門家を迎え、日本の医薬品業界が直面する深刻な課題の構造と対応策を徹底議論する。
ゲスト
武見敬三厚生労働大臣
唐木英明東京大学名誉教授

「プライムニュース」のHPから引用
https://www.bsfuji.tv/primenews/

<議論の概要>
1. 被害拡大と企業の対応
・ 小林製薬の紅麹サプリによる健康被害が深刻化。当初報告されていた5人の死亡者は、76人に増加。
・ 武見厚労省大臣は、企業の報告遅延について怒りを表明。
・ 唐木名誉教授は、企業の隠蔽体質と厚労省の監督不足を指摘。
・ 小林製薬は、製品回収と経緯説明を遅らせた可能性を指摘される。
 
2. 健康食品の安全性と規制
・ 紅麹サプリは機能性表示食品に分類。安全性は食品衛生法に基づき厚労省が管轄。
・ 唐木名誉教授は、錠剤・サプリメント型健康食品には、従来の食品とは異なる規制が必要と主張。
・ 武見大臣は、食品表示法と食品衛生法の組み合わせで安全性を管理していると説明。
・ しかし、今回の問題は、企業の杜撰な衛生管理が原因と指摘されている。
 
3. 被害者救済の枠組み
・ 医薬品には医薬品副作用被害救済制度があるが、健康食品にはない。
・ 唐木名誉教授は、健康食品による被害者救済制度の必要性を訴える。
・ 武見大臣は、現時点では企業責任が原則と説明。
・ 今後のあり方は、調査結果に基づいて検討するとしている。
 
4. 消費者への情報提供と啓蒙
・ 健康食品の危険性についての消費者教育の重要性が指摘される。
・ 武見大臣は、消費者への情報提供と啓蒙活動の必要性を認める。
・ しかし、まずは企業側が法令を遵守し、安全性を確保することが大前提と強調。
 
5. 展望
・ 紅麹サプリ問題を踏まえ、健康食品の規制強化や被害者救済制度の検討が必要。
・ 消費者への情報提供と啓蒙活動の充実も求められる。
・ 厚労省と消費者庁の連携強化も重要課題。



<一次情報>
BSフジ「プライムニュース」
番組HP: https://www.bsfuji.tv/primenews/
動画: https://www.youtube.com/@primenews/videos
動画ハイライト一覧: https://www.youtube.com/playlist?list=PLknnL7zLH4lLOr6VE1uCs0mvnYEs6ASbW
 
<関連情報>
令和6年6月28日付大臣会見概要
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00712.html
【逐次更新】紅麹関連製品の回収問題について
https://note.com/fir_institute/n/n2485137e6109
 

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