見出し画像

「怒鳴った時に言ってたことが本心」だと思ってしまう

 以下の記事を読みまして、

 私もおんなじだな、と思いました。

 母が、昔の言葉で言うとヒステリー、今の言葉で言うと……なんだろうな、「暴言を吐く」タイプの人でした。
 人前だと礼儀正しくふるまうのですが、
 ちょっと機嫌が悪くなると、凄まじい言葉で怒鳴るのです。
「お前は人格が歪んでいる」
 とか、
 その他、具体的にはここに書けないし、思い出したくもないような暴言を。

 だから私、母に関しては、
「怒鳴ってる時が本性」
「怒鳴ってる時に言ってることが本音」

 だと思っています。

 先程の記事で言う、
「ないものは出ない」
 という発想です。

 ふだん本当にそう思ってるから、
 感情のコントロールができない時に、
 本音が怒鳴り声として出るんやろな、と。

 母親そっくりに育った暴言弟も、
 基本的に同じだと思っています。
 こちらは普段から暴言吐いてます。
 母と違って、いい人ぶる気すらありません。

 どっちがマシなのか、
 私にはわかりませんが、
 どっちにしろ暴言には耐えられないので、
 この2人には一生会わないつもりです。


 私は昔から大きな音が苦手で、
 障害特性から、静かな場所が必要でした。
 怒鳴り声は絶対に駄目で、
 怒鳴り声がきっかけで、
 幻聴を発症したこともあります。

 しかし、母も弟も、
 私に配慮してくれることはなく、
 平気で怒鳴り散らしていました。


 先程紹介した記事では、
 お父さんが双極性障害で、
 かなり辛辣な悪口を言ったのだと思います。

 お医者さんが、
「穏やかな時が本性なんだよ」
 と言ったらしいですが、
 実際に暴言にさらされた人から見たら、
 そんな言葉は信じられません。

「いや、でも、ああ言っていたよね?」
 と、きつい言葉が頭に焼き付いているので、
 それを払拭するのはほぼ不可能です。

 みなさん、
 暴言は、
「言ってしまったら終わり」

 だと思っていてください。
 一度言ってしまったら、
 それが一時の気の迷いから出た言葉でも、
「あなたの本性はそれね」
 と思われてしまいます。
 何より、人を深く傷つけて、
 影響は長期間(たぶん一生)残ります。

 人によりますが、
 発達障害の人は、
 感情的な言葉が苦手です。
 怒鳴り声なんて絶対にだめです。
 
 悪いことだけが記憶に残りやすいのも、
 悪口のほうが、褒め言葉より、
 強い感情が入っているからではないか、
 と思います。
(学術的に調べたわけではなく、個人の感想)。

 たとえ、毎日褒めていたとしても、
 一回でも怒鳴ってしまうと、
 それしか記憶に残りません。

 一年のうち、
 364日が平穏でも、
 1日だけ怒鳴られた日があったら、
 その日のことしか記憶に残りません。

 私の場合、ほぼ毎日怒鳴られていた記憶があるので、とにかく母は恐ろしい存在です。
 父が急死したあと、さすがに多少丸くなったかな……と思っていたら、やはり、会うたびに言われるんですよ。
「太った?」
 って。
 ずっと標準体重だった時も言われてました。

 体調不良で一時期実家に戻っていたこともありますが、間違った選択でした。
 母は変わっていませんでした。
 怒鳴りぐせも暴言も同じでした。
 弟も同じでした。
 結局、余計に傷ついて追い詰められ、
 グループホームに移りました。

 優しいお母さんが欲しかった。
 でもそんなのは幻想に過ぎないのですね。

 先程の記事もそうですが、
 発達障害の子供を理解して支えようとしているお母さん方を見ると、本当に羨ましくなります。
 家族が支えにならないって、
 本当にしんどいです。
 家族のせいで余計な二次障害を発症したり。
 サポートが公的機関だのみになったり。
(手続きを一人でやるのしんどいし、混み合っていると待たされます)。

 私の場合は、時代も良くなかった。
 発達障害も、音への過敏さも、
 ほとんど認知されていませんでしたし。

 どんな理由があっても、
 暴力と暴言はだめですよ。
 病気だろうと何だろうと駄目です。

 人を傷つけるような怒鳴り癖がある人は、
 子どもと一緒に住むべきではない。
 ていうか、大人だって無理。
 潔く病院に行って、
 一人で生きてくれや。

 と、思います。



 みなさんも、一時の気の迷いで、
 怒鳴ったりしないようにしてくださいね。

 聞かされた方は傷つくし、
 言った方は信用を無くす。

 いいことなんて、一つもありません。




 読んでくれてありがとう。


お読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは、学習・創作のための資料、趣味、生活費などに使わせていただきます。