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パニック発作みたいのが起きた(しかも原因は小説)


 二週間くらい前ですが、仕事中に激しい動悸と、気が狂うんじゃないかと思うくらいの不安感に襲われました。
 幸い、トイレに行ったり、作業して気を紛らわせていたらおさまってきたのですが、
 それ以来、

「明日会社行けるんやろか……」
「またパニック起こして、今度は会社の人に迷惑かけてしまうんではないだろうか……」

 という不安感が抜けないまま過ごしていました。幸い、二週間経過して、そういうことは起きていません。会社もなんとか行ってます。
 でも、仕事中ずっとビクビクしてる。
 不安やパニックがまた起きて、自分が変なことをしてしまわないか怖い。
 

 もっと悪いのが、
 パニックが起きた原因が、
 前の日に読んだ小説の怖い場面を思い出した
 からだったということ。

 今回は他の方が書いた小説だったのですが、

 実は私、
 1年くらい前にも、同じような動悸が起きたことがあって、
 その時の原因は、なんと、

 自分が書いた小説が原因でした。

 というのも、今書いている小説が、いじめとか虐待の経験がある主人公で、
 ちょっと怖いシーンもあるわけですよ。
 今までなんとも思わずに小説書いていたのに、去年の1月頃だったか、

「なんであんなこと書いちゃったんだろう……」

 って、仕事中に急に不安になって、動悸とパニックが起きたことがあったんですね。

 本当にショックでした。

 私は小学生の頃から空想が好きで、
 漫画や小説を書いてきました。

 怖いと思ったことなんて、ありませんでした。

 なのに、去年あたりから、
 急にダメになってきて、
 自分で書いた小説の内容を後悔し始めた。


 ネガティブなことは、書いちゃだめなんだな。
 自分が傷つくんだな。


 と。


 でも、不思議なのは、
 そういう不安に襲われるのは、
 会社にいるときだけということです。

 家だと、全く起こりません。
 仕事が終わって職場から出たら、
 もう、不安は感じないし、
 小説のことなんか思い出しません。

 それに、世の中には、
 信じられないくらい残酷な話を書きながら、
 全くの平常心の作家さんが、
 いくらでもいます。

 メンタル強いんだろうな。

 小説は、やはり、
 メンタル強くないと書けないよな。


 でもなぜ会社だけダメなんだろう?
 会社に不満は全くないのに。
 むしろ優遇してもらってるくらいなのに。


 不思議です。

 とりあえず、今は心療内科さんで、
 薬を出してもらっています。


 ただ、
 小説が書けないんです。止まってます。
 また不安の原因になるかと思うと、
 うかつなことが書けないんです。

 書きたいテーマは他にもあるのですが、
 けっこう深刻になりそうで、
 歴史とか調べたり、きついシーンを書くと、
 また体調に響きそうなので、


 もう小説、
 書けないんじゃないかな。

 空想もストップしなきゃいけないのかな。

 空想以外の別なことを始めたほうがいいかな。
 でも、他にできることないな。


 と、最近そればかり考えて悩んでいます。


 先日、テレビで紫式部や源氏物語のことをやっていて、

「小説というのは、人生の美しいところだけではなく、醜いところや悲しいところも書かなければならないものだ」

 というようなことを言っていて、じつはこの二週間、同じようなメッセージをあちこちで見聞きしたんですね。美術とかでも。

 こっちは辛い場面でパニックになるくらい
 心が弱っているのに、何かが、
 そういうメッセージを送ってきてる。


 でも、たぶん、
 昔の私が間違っていたわけではないと思うんです。小説に辛い話を書いていたことは。

 今の私が、弱りすぎてるんです。

 最近、映像とか言葉に本当に敏感になっていて、会社の人が戦争の話をしてるのが聞こえただけで怖いとか、テレビ欄で事故とか戦争とかそういう文字を見るだけで怖いとか、事件や事故のニュース怖いとか。

 なんか、弱ってます。

 かといって、ひたすらポジティブなだけの話を書けばいいのかというと、それも違うと思うんですよね(お嬢様コメディはいつか書いてみたいですが)。

 小説って人の人生を書くものだから、
 つらいことも書いてあって当たり前で、
 むしろそこに深みがあったりすると思うし。


 ただ、今はほんとに心が弱ってるので、
 できるだけ刺激を避けて暮らしています。


 サキの話、あと少しで終わりそうだったのにな。
 なんでここでこんな目に遭うんだろう。

 わからぬ。



 つまんない話ですみません。
 読んでくれてありがとう。



 

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