慣性の法則×デジタルダーウィニズム

私が所属している企業は、大阪のグランフロントに本社を構える100名規模の旅行会社です。

以前GPTWジャパンが選出する働きがいのある会社としても、中規模部門で32位に選出されています。

当社では、各従業員が一貫して組織の理念や方針を狂信的に遵守しており、
業務レベルにおいても意思疎通がしやすい環境が作られています。
当然、各従業員が同じベクトルを向き、組織として達成したい目的へと一体感を持ち営利活動をおこなっています。

そんな当社には、コアバリューという行動指針が存在します。
組織の文化, DNA形成に大切な役割を果たしていると感じるので、一個ずつ深掘りしていこうと思います。

『現状維持ではなく、挑戦をして変化をしていく』

このコアバリューは文字通り、人間は本能的に変化を嫌う生き物であることを前提とした意識改革を目的としています。

特に昨今のデジタルシフトは既存のレガシー産業にも波及しており、
各業界,プレイヤー問わず変革が求められています。フィリップコトラーのリテール4.0でもデジタルダーウィニズムという表現があった通り、
デジタル領域においても、自然選択の考え方が取り入れられています。それくらい変化にフレキシブルな対応が求められます。

皆さんは慣性の法則は覚えていますか?
高校で物理を専攻していた方であれば、間違いなく覚えているはずです。

どんな物体でも外から力が加わらなければ、その物体は静止し続ける、既に運動しているものは同じ速度で同じ方向に進み続けるという法則です。

この物理学の法則は私たち人間の大部分にも当てはまることではないでしょうか。

・愚痴を漏らし続けても、安定のために嫌々働き続ける方
・古い企業に根付く、特に意味合いのないルールと、それに疑問を持たない方

私も新卒で入った証券会社時代には前述した方々が沢山おりました笑
そしてそれに抗おうとすれば、課長に怒られるという当時の企業からすればイケてない従業員でした。

以前私の友人がLIFE SHIFTという有名な書籍を読んでいたので、要点だけ聞いたことがあります。
人生が100年ともなる時代においては、従来の一企業でずっと安定的に働くなんて現実的ではなく、人生設計もよりダイナミックになっていくと彼は話していました。

まさに挑戦をして変化をしていくことが求められる時代。現状維持では衰退していく時代へと加速度的にシフトしていくでしょう。
コロナショックにより制限を受けている、いた方々も沢山いると思いますが、アフターコロナ時代においては働き方も多様化していくでしょう。

多様化された選択肢の中で、時には慣性の法則にストレスを受けながら、適切な選択をする者こそが、デジタルシフトの中で生き残っていくのでしょう。


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