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敬遠から受容へ

企業へ就職


いくつか資格を取ったおかげで
2人目を出産後、私は企業に就職することが
できました。30代半ばでの入社。
ある意味奇跡だったな‥と思います。

子どもが熱を出したりしたとき
すぐに保育園へ迎えに行けるよう
選んだのは、やはり事務職。

お菓子が作れない環境になってから、
私はテレビや雑誌で見る製菓関連の情報から
目を背けるようになりました。
やりたくても手の届かないもの‥
忘れてしまった方がラクだろう

と考えたからです。

たまには家で、簡単なお菓子を作ったりも
しましたが、あまり夢中にならないよう
心がけていました。

忘れてしまうショック


1年以上経過したとき、
ある日「あれ?シュー生地(シュークリームの生地)って
どうやって作るんだっけ?」
と、製菓の基本工程が思い出せなくなっている
ことに気付きました。

本当に忘れてしまうなんて‥
それはそれはショックでした。

でも、これが
お菓子作りを再開するきっかけ
となります。

ショックから、居ても立っても
いられなくなりました。
そこで、製菓の基礎を思い出すため、
ひとまず、焼き菓子を製作。

思わぬ反響と覚醒


せっかくなので、職場のみんなに
配ることにしました。

すると、大大大反響!!

なんと、一部の方から
「お金を出すから作ってほしい」と
特注を受けたのです。

そのとき、
「あ、本当の自分が戻ってきた」
と感じました。

好きなこと、やりたいことに
フタをする必要はない。
許される限り、
自分の代名詞にしたいこと
を続けていこう。

そう考えられるようになったのは、
40代になったころのことでした。

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