見出し画像

耳のことを抱えながら働くということ

あと4日で社会人2年目になる杏樹です。
22年4月から今日まで、あっという間でした。
ずっと緊張していたし、仕事や社会人としての振る舞いを覚えるのも難しかったです。

けど、楽しく仕事ができていました。毎日新鮮で、できることが増えていく様は成長を感じて嬉しくなります。

ただ、私は感音性難聴であり、年々聴力の低下を実感しています。会議や上司からの指示、電話の着信音、受付チャイム、質問対応など、お仕事をしていく中で「気付けない」「聞き取れない」場面がすごく多いです。

聞こえていれば対応できたのにな、と悔しくもあり、もどかしくもあります。テキパキバリバリ働くキャリアウーマンがなりたい像だけど、現実は理想に近づけずにいる。

仕事中どうしても助けを借りないとやっていけない自分の無力さを痛感してしまって、(私、いる意味あるかな)なんてネガティブな気持ちになってしまいます。

今日、課長から提案がありました。
「様子を見てて電話の音やチャイムが聞こえない様子だから、着信が来たら光るライトを購入してみないか」

私がまず思ったのは、(着信に気付いたらできる限り出ているつもりなのに、そんな提案をするほど酷いのかな?)と。ショックでした。

(ライトも安くはないし、取り入れてみても変わらなかったらどうしよう)(でも私のことを考えて提案してくれてるし、わざわざ探してくれてるもんな)

そんな気持ちで、一度、ライトを取り入れてみることになりました。正直、着信に気付けても、対応中に相手の声が聞き取れなくて結局誰かに頼ることは多いと思います。

聞き返すだけで怒る人もいる中、聞き取れなさにどう対応していくべきか、永遠の課題ですよね。

難聴に限らず、障害というのは努力でカバーできるものではないです。悪いことをしてないのに、謝らないといけない、そんな生きづらい社会を私は変えたい。

できる人がやればいい。できないことをカバーし合うのが当たり前な世の中になってほしいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?