見出し画像

「資本主義の中心で、資本主義を変える」の読書感想文の前書き

1980年代、私が物心ついたころ、世間では「バブル崩壊」、「リストラ」などという言葉が連日にわたりTVで流れていました。

成人になった頃には、同時多発テロが起き、資本主義の象徴である貿易センタービルに飛行機が衝突。映画のワンシーンの様な映像に衝撃を受けました。

間もなくすると、リーマンショックが起き、金融経済が、実態経済に影響を与えることを目の当たりにします。

時は経て20代後半の私は機会に恵まれ新規事業のマネジメントをしており、まだ慣れない財務三表と格闘しておりました。
そんな仕事をしていると、労働者側の視点から資本、経営者側の視点へと感覚がスライドしていき、最終的には経済に興味を持つようになり、ある疑問が・・・。

「なんで、こんなに働いてるの?」

そして3.11が起きダメ押しの一撃。

この資本主義という仕組み自体ナンナンダ!(小峠風に)と改めて感じました。

ほどなくして、会社を退職。退職金を使いギリシャへ旅行にいきました。 

当時、ギリシャはデフォルトの最中でATMに長打の列ができていました。
しかし、国民は皆、お昼から外で食事をして、お酒をのみ楽しく過ごしているのです。
そして夕方になると、海辺に集まり夕陽をみて一斉に歓声を上げるのです。

ビーチに遊びに行くと、日本では見たことのないバカでかいクルーザーがとまっており、
クルーザーから海に飛び込みはしゃぐ人々。金持ちの桁が違う・・・。そう感じました。

どんな状況下でもみんな明るく楽しそうにしているし、金持ちの桁が違う。

海、夕陽などの自然と友人、家族とのおしゃべり等で楽しそうにしている。(偏ったナチュラル思考ではない。)

また、日本に戻り半年ほど仕事に就かずフラフラしてました。

そこでまた感じた事が。当たり前ですが、時間の自由はあるが、お金を使える制限がある。
電車に乗るのもガソリンを入れるのも、何をするにもお金がかかる。

つまり本当の意味での自由がない。

そんな生活のなか、「およげたいやきくん」のごとく一般的なサラリーマンに戻りました。

また、会社からのプレッシャーを受け改めて感じた。このストレス、プレッシャーはどこから?
そんな疑問を感じてる時、ゴールドマンサックス出身者の本「資本主義の中心で、資本主義を変える」という本が発売され真っ先に本屋にいき購入しました。

なんというタイミング。目からうろこでした。内容も面白かったのでまた、読書感想文という形で投稿します。

この投稿では、今の社会システムの歪さについて疑問をもつようになった出来事を纏めてみました。


この記事が参加している募集

#仕事について話そう

109,816件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?