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『研究主任のマインドセット(古舘良純著)』《読書記録#3》

久しぶりに、Amazonで予約注文して購入しました。
昨年夏の『canvaの教科書(坂本良晶著)』以来です。

それほど、「読んでみたい」と思っていた本です。

理由は、毎朝voicyで古舘先生の声を聴きながら通勤することが日課になってきたからです。
通勤時間が短い(約10分)ので、1.2倍速で聴いて大体一本です。ここ最近は行きに古舘先生、帰りにその日の気分に合わせてというルーティンが定まっていました。

そして、毎朝お話を聞く中でその働き方、いや生き方ついてもっと知りたいと思ったことが大きな理由です。

では、まず読んだ感想です。
最初の20ページの情報が私の頭の中の淀んでいた思考をかき混ぜ、そして整理されながら層に分けられて沈んでいくような本でした。
(もちろん全体を通して学びが大きかったのですが、あまりに序盤のインパクトが大きかったということです。)

それを大きく分けて整理します。
①教員は絶えず「研修」する。
「研究」と「修養」という言葉、採用試験の時以来に聞いた気がします。

私たち教員は、何気なく「今日は研修がある日かぁ」と言っていますが、意味的には少しおかしいですね。

「修養」とは、どちらかというと自ら学ぶときに使うもののはずです。

なので、受動的に「研修」している時点で本来の意味とは離れてしまっています。

今の研修にはこの「修養」の部分が薄い・・・確かにその通りだと思います。

②研修を自分事にする。
正直に考えて「自分事」の研修をした校内研修、何度あるだろう。

いや、学びは多かった研修だとしても、「研究主題」を意識して、それを自分事として学んだことはどれほどあっただろう、と深く反省しました。

少なくとも歴代の勤務校の研究主題、ぱっと出てくるものがほとんどありません。

この「自分事」は研修のときだけでなく、あらゆる場面で必要です。

明日から生かすために

この本を買った私ですが、現状「研究主任」ではありません。
また、来年度もどうなるかわかりませんが、可能性は低そうです。

しかし、この本を読み終えた今、来年度の研修について全力で考えてみようと思いました。

特に、自分の強みであるICTを活用しながら「協働的な学び」を日常にしていきたいです。

更に、それを校内に発信しながら仲間を増やし、子ども達にとってのよりよい教育ができる職員集団を目指していこうと思いました。

研究主任との連携も更に密にとっていきたいと思います。

また、これからの生き方・働き方を見直す上でマインドセットを整えていくことが大切だなと思い、読み終えると同時に『ミドルリーダーのマインドセット(古館良純著)』をAmazonでポチりました。

そして、このnoteを書きながら、「自分にしかできないこと」って何だろうということを改めて考えました。
(さる先生のvoicy最終回の影響も大きいです)

私なりの実践をまとめ、「GIGA時代のシン・情報主任のマインドセット」を紡ぎ上げていくことがこの本を読んだ私の答えです。

巷では、教員の働き方についてマイナスな言葉が溢れていますが、「チャンス」と捉えて、これからもチャレンジを続けていこうと思います。


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