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日産サクラのレンタカーに乗ってきました②

前編はこちらから。

運転席に乗り込み、まず確認するのはメーター内のバッテリー残量と残走行可能距離の表示。
140㎞ と 90% の表示です。
バッテリーは《20kWh》なので残り 18kWh という事か?
新車時からのオドメーターは 2145㎞。

お店を出発し乙女道路経由で仙石原に向かいました。
御殿場から箱根なので当然上り勾配で、バッテリーはみるみる減っていきました。
乙女トンネルを超えて、仙石原のススキエリアまで、距離にして 20㎞ 時点で残り走行距離は 105㎞ 表示と 70%。

やはり、上り中心ではバッテリーを結構消耗します。
仙石原の顧客先で一仕事終えて、再び御殿場市内方面に下山します。
10㎞ ほど走行し、東名御殿場インター付近で再びメーターを確認したところ、残り走行可能距離は 90㎞ と 60%。
やはり下り中心だとバッテリーはあまり減らない。

ところでこの日産サクラ、日産の電動車特有の《eペダル》という設定が出来、このモードにすると減速するのに殆どブレーキを使いません。
なので、箱根から御殿場市内までの下り坂は、殆どブレーキを踏まずに走っていました。
(というより下り坂でもアクセル踏んでないと前進しません)
 
御殿場からは、新東名の新御殿場インターから高速道路を走ってみました。
加速性能は十分。というか十分以上。
法定速度の 100㎞h まで滑らかに力強く加速します。
後でお店の人に聞いてみたら、新東名の120制限区間でも余裕で走れますとおっしゃっていました。
尚、高速道路でも登坂の峠道でも加速の質感は軽自動車というよりも上質な次世代カーといった雰囲気です。
それは主に加速時に静かなのと乗り心地がなめらかという事に起因している様です。 

裾野インターで高速を降り、お店に返却すると、残りの走行可能距離は 56㎞ と 38%。
オドメーターは 2212㎞ なので 70㎞ ほどの走行でした。
最初の表示から 84㎞ と 52% 減りました。
残りの走行可能距離に誤差はあまりなく、信用して良さそうです。 

途中で充電する方法を調べたところ、専用の《充電カード》を持っていない場合は日産ディーラー等で飛び込みで充電できるわけでは無く、《ジャパンチャージネットワーク株式会社》に、ビジターアカウント発行依頼をかけた上、30分 1,650円で充電できるそうです。(2023年秋の情報です)
手続きが面倒くさいのと、金額が割高なので今回は試しませんでした。
出先の場合は、前に取り上げた《グリーンチャージ》さんのやり方が合理的かなと感じました。

サクラに半日乗ってみた感想。
加速を含めた走りの質感は軽自動車の域を超えている。
また走行可能距離は普通の日常的な使い道であれば十分。

特に軽自動車ユーザーが一般的に使っているであろう自身の居住してる街中と隣街程度の往復や循環であれば、十分な走行可能距離を持っています。
なので、セカンドカーとしての使い道なら最高と感じました。
例えば、メインの車にミニバンやSUVがあり、そっちに家族でのお出かけや長距離の移動を任せ、普段の行動範囲をサクラの様な軽自動車EVで済ます、という使い方です。
使った日の夕方帰宅時に充電しとけば翌朝(場合によっては寝る前に充電終わりそう)までには充電完了。

日本のEV普及は、この組み合わせが可能な家庭から始まる予感がしています。

マンションeコネクト株式会社

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