世界史の流れ・ざっくり①アジアつよつよ時代
世界史に興味はあるけど、なかなか手が伸びないそこのあなた! そんなあなたのために、簡単に世界史をまとめました。
★世界史4つの流れ
世界史は長くて複雑なので、ざっくりと4つの時代に分けます。
先に時代を書いておくと
①陸も海もアジアがブイブイ言わせていた時代
②海にヨーロッパ諸国が進出した時代
③陸にもヨーロッパ諸国が進出した時代
④海のチャンピオンと陸のチャンピオンが大バトルしてさぁ大変、時代
各時代を駆け足で見ていきましょう。今回は①のみです!
★アジアがブイブイ言わせた時代
歴史をちゃんと勉強したことがないと、「なんか昔からヨーロッパが凄かったんだろーな」と思ってしまいますが、違います。
一番最初に発達したのは西アジアです。
今はイスラム世界です。なんかターバンを巻いているヒゲのオジサンたちがラクダに乗ってるっぽい感じのあの地域です。
エジプト・シリア・トルコ・イラン・イラク。「なんか聞いたことがあるかもー」って国名もあるかと思います。
★凄すぎる西アジア
この地域は卑弥呼が生まれる数千年前にはアパートみたいな集合住宅に人々が暮らしていました。
国家試験があり、試験に受かるために勉強する塾があり、金持ちの息子がこっそりお金を渡して試験に合格する不正があり、「金持ちはろくなことをしねーぜ、ロッケンロール」みたいに、金持ちを皮肉る詩人がいました。(ロッケンロールはなかった)
卑弥呼が生まれる前に世界最初のダムが建設され、ガラスも作られました。
その後も数学や科学の先進地帯の1つのでした。
アルゴリズムのアルはイスラム数学者であるアルさんの名前からついています。
アルコールやアルカリなど、理科の実験に出てくるアルも、アラビア語が由来です。
計算をする時に使う「123」のこの数字も「アラビア数字」といいます。
大砲や、それを薄くて軽くて便利にした銃も、この地域で大きく発展しました。
西アジアは文明の発達も早く、お金もあり、軍隊も強かったので、ユーラシア大陸でブイブイ言わせます。
★東アジア
それより遅れて発展したものの、高度な文化で世界史をリードしたのが中華世界です。
日本は遣唐使や遣隋使を派遣して、最新の文明を学びました。仏教・儒教などの学問や、政治制度、芸術など、多くの影響を日本などの周辺エリアに与えています。
中華世界が特に優れていたものの1つが、世界中のセレブたちがこぞって欲しがった絹織物や陶磁器、お茶でした。
「そんなのどこでも作れるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、それは今の感覚です。
当時は中華世界が、作り方が漏れることをめっちゃガードしたこともあり、じわっと周りの地域には伝わったものの、中華世界の優位は変わりませんでした。
今の感覚でいうと、フランスやイタリアの高級ブランド品や、北欧の食器みたいなものですかねー。
★シルクロード
で、この2つの世界を結び付けたのがシルクロードです。
そして、大量の商品を運ぶには、馬などの背に乗せて運ぶより、船に浮かべてバーンと運んだ方が良い。なんせ大量にヒット商品を運べるので、その分、儲けも大きくなる訳です。笑いが止まりまへんな、ガハハ。
★航海技術の発達
広いエリアを、船で行ったり来たりするうちに、「こういう船の方がアツいぜ!」みたいな改良が繰り返され、航海技術が発達します。
この航海技術がヨーロッパに伝わったことから、②の時代が始まります。ルネサンスと大航海時代の始まりです。
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