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素敵言葉② 現在地を把握する余裕

素敵言葉シリーズ第2弾は、 ある映画から紹介する。“素敵か”と言われればそうじゃないかもしれないが、私が何かに立ち止まってしまった時に真っ先に思い浮かべる言葉である。

たった英単語4つ

『Now You See Me』



『近づきすぎると見えなくなる』

知っている人もいるだろうか。
これは、アメリカのクライム映画『グランドイリュージョン(原題:Now You See Me)』の冒頭で、主人公ダニエル(ジェシー・アイゼンバーグ)が観客に向かって発する言葉である。

人は何か集中している事があると周りの事が疎かになりやすい。視野が非常に狭くなってしまうのである。(人が普段見えている範囲も案外狭いらしい)

映画『グランドイリュージョン』は、イリュージョ二スト4人がそれぞれのテクニックを駆使して悪を裁いていく、という作品である。
マジック・イリュージョンはまさに人の“集中力”を利用している。手の上のトランプやコイン、その一点に集中すると目の前で堂々と時計が盗られているのに気が付かない、周りの誰も気付くことがない。するとたった数秒の間に彼らイリュージョ二ストの犯罪が成立してしまうのである。

これを無理やり実生活に置き換えてみる。
何かとてつもなく集中しなければならない仕事があるとする。朝から晩まで頭から離れない、気づいたらその事ばかり考えてしまっている。
これは、マジシャンが持つトランプをじっくり見ているのと同じ状況である。
そのうちに、何か重要な出来事が起こっていたとしても気が付くことができない。どんどん視野が狭くなり、周りが見えなくなる。すると、マジックのトリックが見破れないように、行き詰まった先の解決策を見失ってしまうのである。

これが私の実生活でよくある状況。タスク管理が苦手な訳ではないが、一つ一つの仕事を完璧にこなそうとして極度に集中し、視野が狭くなった末に行き詰まってしまうのである。
また、ニュースなんかにも言えることである。たまたま見た情報だけを鵜呑みにし、誤りを信じ込む。一度信じて納得してしまうと、真実に気づきにくく、正しい情報に書き換えるのが難しくなってしまうのである。

マジックなら数分、早ければ数秒で終わり、「楽しかった!」もしくは「見破れなくて悔しい!」という感想で終わる。しかし、実生活となるとそうはいかない。終わりが予測できないのである。誰かが客観的に助言してくれるわけもでなく、どんどん深みにはまってしまう。

そうならないために、この言葉を頭の片隅に置いておきたい。自分が過度に集中してしまっていると気づき、いち早くその狭い視野から抜け出すためには、一歩引いて客観視できる余裕を持ち合わせておかなければならない。


『Now You See Me』
答えは案外すぐそばにあるのかもしれない...



ここまで読んで頂きありがとうございます🫶

最近就活関連で行き詰まりやすくなっているので、この言葉を思い出しました😩
固くなりすぎず1歩引いて見てみるのも大事です。。。


実はこの映画、私がいっちばん好きな作品なんです!大学1年生の頃、コロナ禍で暇すぎて約70本の映画を観ました🎥  その中でドンピシャに好みだったのがこの『グランドイリュージョン』です。
先の読めないハラハラとどんでん返しの連続、ストーリーが面白いのはもちろんのこと、しっかりアクションシーンもあります!俳優さんがめちゃくちゃかっこいいのも最高です✨
『グランドイリュージョン2』もあるのでぜひ観てみてくださいっ!損はさせません!!🔥

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