東京大学入学式の祝辞全文を見て、思ったこと。

皆さんお久しぶりです。こんにちは、A.Kです。

つい昨日、最近話題となっている東京大学の入学式での祝辞全文を拝見しました。

祝辞を述べたのは、本大学の卒業生で感染症対策をリードする国際機関グローバルファンドという会社でパンデミック対策部長を勤めている、馬淵俊介さんという方です。

この方は祝辞の中で、「夢」と「経験」について語られました。

まず「夢」については以下のように述べてらっしゃいました。

「「夢」について皆さんにお伝えしたいことは2つです。1つは、夢に関わる、心震える仕事をして欲しいということ。修行のために敢えて途上国の支援とは関係のない仕事をしたときに実感したのですが、自分の夢に関わる本当に好きなことをやらないと、それを徹底的に突き詰めることはできません。また、好きなことをやってないと、幸せの尺度が「自分が他人にどう評価されているか」になってしまう。それではうまくいかないときに持たないです。他人の評価を気にする他人の人生ではなく、自分がやりたいことに突き進む自分の人生を生きてください

もう一つお伝えしたいのは、夢は、探し続けて行動し続ける人にしか見つけることはできないということです。夢が見つけられないというのは、ほとんどすべての人が抱え続ける悩みですが、夢は、待っていれば突然降ってくるものではありません。探し続けて、行動してみて、その中で少しづつ「彫刻」のように形作っていくものだと思います。周りに流されず、自分の興味のままに、探し続けてください。そしてそれが一番自由にできるのは、今からの4年間です。」

まさにその通りだなと痛感しました。

自分自身、将来何をやりたいのかわからない時期が何度かありました。
その時はいまするべきことに全力を注ぐことにしていましたが、本当に自分がやりたいこととは何なのか、自分自身考えて行動し、掴み取ることが大事なのだと思いました。

また、経験について馬淵さんは以下のように述べました。

「皆さんはこれからいろいろな学問や仕事で身に着けた力、「経験」を組合わせて、そのすべてで問題解決に挑むということです。私のエボラ対策の例では、文化人類学の考え方、感染症対策の専門性、民間の経営コンサルティングのスピード感と問題解決力の3つを組合わせで持っていたことが、大きな助けになりました。民間と公共の壁や、医療と文化、社会の壁などを「越境」した経験を持って、問題解決をまとめる力は、問題がどんどん複雑になるこれからの世界では、本当に重要になります

一つの分野で世界のナンバーワンになることは、とても難しい。ですが、いくつかの重要な分野の経験やスキルを、自分だけにユニークな組合せとして持っていて、それらを掛け算して問題解決に使えるのは自分だけという「オンリーワン」には、なることができます。

そこでとても大切なことは、「環境が人を作る」ということです。人間は弱くも強くもあり、自分のいる環境をたった一人で突き抜けて大きく成長していくことはとても難しいですが、逆に凄い人たちの中で、あるいは修羅場に身を置いて、難しい挑戦を続けていると、それが普通にできるようになって、その次のさらに大きな機会に手が届くようになります。環境は、「わらしべ長者」のように力をつけて、「経験を組合わせ」ながら得ていくものです。私の場合はそうやって徐々にできることを増やしていって、今に至っています。」

自分自身の人生を振り返ってみると、環境は閉ざされていたものだったなと思います。中高一貫校で、中高6年間を過ごし、大学では理系のみの学生が所属する単科大学です。

自分自身を高め、成長させるにはレベルの高い人たちが多く在籍する環境に身をゆだねることが大事だと思います。

初めは自分自身の実力のなさで落ち込み、うまくいかないことも多いかと思います。それでも何かを成し遂げるという強い信念をもって自分自身磨いていけば自ずと道は開けると思います。

そして最後に重要なことを馬淵さんはおっしゃいました。

時間がすごく限られている中で、考えるべきリスクは、何かに失敗するリスクではなくて、難しい挑戦に踏み込まないことで、成長できず、なりたい自分になれないリスク、世界に対してしたい貢献ができないリスク、行動を起こさずに「現状に留まることのリスク」だと思います

これから皆さんが生きる世界は、これまでと比べて圧倒的に不確実で不安定で、危険が多く、逆にとてつもない可能性にも満ちた世界です。人類がこの先も長く生きられるかどうかは、次の数世代にかかっているとも言われています。

人類が未来に希望を持って生きていくためには、世界の最高の頭脳が、気候変動や世界の不平等、感染症との戦いなど、世界の最大の問題に立ち向かっていかなければいけません。日本の最高の頭脳である皆さんにも、世界の、そして日本の最大の問題に立ち向かっていって欲しいです。」

リスクを恐れて現状にとどまっていては自らの未来が開けない、最大のリスクだということです。

失敗しても立ち止まらず原因を分析し、改善策を練り、次に突き進む、そして新たにまた何かに挑戦することが未来を明るくし、人生を豊かにするものだと思います。

馬淵さんの東京大学の新入生の祝辞を受けて自分自身感銘を受けました。

何かに取り組み、挑戦することの大切さ、行動し夢をつかみ取ることの大切さ、いろいろな経験を現状の課題に貸すことの大切さ、それも重要なことだと思います。

これからの自分の人生を豊かに明るいものにするために日々精進し、行動していきたいなと思います。

長くなりましたが、今日も一日頑張っていきましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?