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オススメ投資本の紹介2

こんにちは★

今日は清原達郎さんの「わが投資術」という本の紹介になります。

この本は面白い!

なかなかユーモアもあり、海外赴任の時の話などその時の状況を簡単にイメージできる臨場感がありました!

野村證券時代の話を読むと、なぜ株は危ない!株は損をする!ですとか、そうゆう一般の人の認識が生まれたのかがわかりました。

不動産会社に勤務していても昔は、アヤシイ、、、ですとか、絶対損をする!、、、ですとか辛辣な言葉を頂くこともありましたが、その根源が昭和の時代の会社の利益至上主義にあると痛感しました。

不動産会社も昔はそうだったんです。会社が儲かればいい!が第一主義。もちろんそれは今もどの業種も変わりませんが、今は少し違っています。

会社も儲けてお客様にも儲けて頂いてWINWINの事業。


この事業スタイルではないと長くは続かない。顧客が離れてしまう会社になってしまうからです。

 このような考え方になっていったのもNETの普及が一番に挙げられると思います。NETを調べれば今はなんでも載っています。営業マンが中途半端なことや適当な事を言うとすぐに訂正され説明を求められ、しどろもどろになり「信用できない会社」になり下がります。
 「他の会社の方が条件がいいので他社で買います」ですとかお客様に決定権があるので条件のいい方をお客様は選ぶでしょう。
 大きな問題ではなくてもNETに掲載されリツイートされることにより会社に悪いイメージが付いてしまうとお客様は離れてしまいます。

今の証券会社はほぼNET証券です。
証券会社の手数料は安く、自分で選んで自分で調べて自分で判断するスタイル。SBIと楽天の口座開設件数が1位2位なのは「お客様に選ばれた」からなんです。

これからはどの業種も「お客様が選ぶ」時代だということをこの本を読ませて頂き痛感しました。

割安な小型株の考え方


 この考え方は(ネットキャッシュ)一昔の考え方ではあるのですが、株式市場に対するこれからの考え方もかなり変わってくると実感できました。
この書籍にかかわらず、YOUTUBEやブログなどで、企業分析やテクニカルチャートの分析など、生業にしていない人たちも専門的な知識や感覚を学ぶ機会があり、様々な情報がある今の時代だと株式市場に対する考え方が変わってくると強く思いました。
 特に数値化しやすい決算資料などの会社の業績は今の時代において見る側の「最適化」がなされるのは必然的だと思います。
それに伴い見られる側の企業自体の考え方も変わると思います。が実際に変わっています。
 東証は会社の区分を「PRIME」や「GROWS」という英文化にしたり四季報に乗るような会社情報の英文化を義務つけたり、自社株買い、配当性向を上げたり「海外の投資家に対してよい見られ方」に変えていっているのは強く感じていました。
 自分が経営者だとしたら、企業価値を高めるために「どうしたら外国人投資家にわが社の株を買ってもらえるのか?」
 と証券会社のヘッドに相談すると思います。

 去年の年末に上がり始めた日本の財閥系の会社、三菱UFJ、三菱重工、三井物産、オリックス、NTT(NTTは今失速していますが)、三菱商事などの商社系、ここらへんの企業は外貨を稼げる企業ですし、「海外に対する企業形態の変化」を実行してきているなと感じたので株を買いましたが今の所含み益で所有しています。
※自分は長期投資家なので売るつもりはありません。
 
 この書籍を読んでみて、趣味で投資している「なんちゃって投資家」の自分から見ると生業にしていて真剣に考えているヘッジファンドの方に強く憧れを感じます。その人生の一端に触れることができるとても素晴らしい本だと思いました。





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