2024/07/09 詩と短歌

《短歌》


【一首目】
人生の短さについて考える
セネカは僕になんと言うだろう

【ニ首目】
現実とお見合いしても気は合わず
夢の世界と駆け落ちをする

【三首目】
若鷲の歌をうたって夏を駆ける
汗に混ざって正気は溶けゆく

【四首目】
滅び行く全てのものに祝福を
さぁ太陽に突撃しよう!

【五首目】
金をくれ
嫌なら嫌でしょうがない
イエスと頷く
美を創るのみ

【六首目】
病院に向かう電車に乗ったまま
温泉街へ旅立ちたい


《詩》

【冬の向日葵】
彼女は冬に咲く向日葵だった
優しく笑う白皙の向日葵よ
僕は太陽ではなかったんだね
彼女がいま項垂れているのかはわからない
僕も今は水面に映る月光しか見ていないから


【オーバーヒート】
ぼろぼろのスマホが熱を帯びる
お前ももう限界が近いのだな
お互いいつまで生きられるかわからぬ身だ
果てるならば地球ごと
壮大に爆発して果てることにしてやろう

【狼煙】
嘘と一緒に煙草をふかしてた
つまらないリアルは煙に巻いた
現実が俺に嘯いた
「お前の行く先は地獄だぞ」と
確約された天国にニヤケ面を見せつけた


昨日と今朝のうちに詠んで気に入った作品達です。

今度しっかりと清書します👍🏻

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