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#154:知っておいたほうがいい「人を選ぶ技術」

たくさんの投稿の中から見つけてくださって、ありがとうございます。

人は社会的な動物なので、なにをするにもどう生きるにしても人間関係を抜きには一歩も動くことができません。
子供は無邪気でいいなぁとつい思ってしまいますが、よく考えてみると子供ながらに感じたり考えたりしていた事はあった気がします。

「人を選ぶ技術」

エゴンゼンダーという会社を ご存知でしょうか?
著者の方曰く「人を見抜く世界最高峰の集団」ということで、実に秘密結社感のある組織です。
私は自分とあまりにもかけ離れた世界の話でしたので、この本(というか最初は動画)に出会うまで知りませんでした。
おそらく多くの方も同じだと思います。
その会社出身の著者が書いた本を読みましたので、ご紹介したいと思います。
ほぼほぼ自分向けのメモ書き状態ですので、詳細はぜひ本でご確認くださいませ。


人を見るための4象限

人を見るための4象限は 下記の4つです。
①優秀・無害
②平凡・無害
③平凡・有害
④優秀・有害
注目すべきは①と④で、ここを見極めるために「人を見る目」を役立てるということ。
その際には種々存在する認知バイアスによる認知のエラーに注意が必要となります。
特に④の破壊力がすごいので、何としても見抜いて避けなければなりません。

人類の人選びの歴史

原始の時代をスタートに「身体的能力評価」→「IQ評価」→「コンピテンシーとEQ」と移り変わっていて、現在は「ポテンシャル・モデル」の時代。
EQも過去のものとするのはいいすぎかもですが、もう次の時代にきているのですね。

そのポテンシャル・モデルには下記の①から④があり、①が最も優性でベースになるそうです。
比較的分かりやすいワードだと思いました。
①好奇心
②洞察力
③共鳴力
④胆力

一番大切な好奇心には「吸収」だけでなく「更新」も含むとのことで、「迷ったら新しい方へ」だったり「朝令暮改上等」といった意識を持つことなのかなと。
好奇心ありますか?

人の情報処理

人間の情報処理は下記の五次元(段階)。
データ → 情報 → 知識 → 洞察 → 叡智
学校教育における秀才は「集める」が強いが、「つなげる」ことが苦手な人が多いというのは何となく頷ける気がします。
いわゆる「これまでの日本における学校教育」ですね。
間違わないことを競うテストで 高得点を取ることが目標であり、その先を考えるといった応用を必要としないこと。
量産可能です。
そうではなく、つなげるエネルギー・洞察力が必要であり、それは地頭の良さと近似する概念であるとのことです。
頭の中で個別具体と抽象を行ったり来たり するような力も含むのかなというイメージを持ちました。

危険人物を見分ける

ここは一番気になる内容です。
X(旧Twitter)やSNSは危険人物のスクリーニングにも役立つとありましたが、確かにそうですね。
表明される意見達を自然とそんな目で眺めることは多くの人がしていると思います。
単に直感での好き・嫌いのような形であったとしても。
その他にDMN の重要性にも触れられていました。

ダークトライアド

この本とは別のところで「ダークトライアド」というものを知りました。
なかなかにヤバい種類の人達なのですが、困ったことに魅力的に見えてしまうようです。
近くにいてほしくないので、しっかり理解して無意識に落とし込み、直感を磨くことで距離を置きたいものです。

下記に貼り付けたの記事からの抜粋です。
「一方で人としての魅力を感じてしまうこともあります。それは、自己愛に裏付けられた自信たっぷりな振る舞いは目を引くでしょうし、偽りの実績をアピールしても罪悪感を持たないからです。
感情が欠落しているサイコパシーは、どんな場面でも慌てず冷静な判断を可能にします。そして、同情を誘うような、引き込まれるような話も得意にしています。」

No Brilliant Jerks

調べていますと 『No Brilliant Jerks - Netflixの「頭はいいけど嫌な奴、お断り」』もつながってきました。
うーん、この件も知らなかったです。
上述した著書中の4象限と一緒の分類がされているようです。


つらつらと書きましたが、人に興味がある方なら数時間で一気読みできるかなという感じの内容と文章表現ですので、ぜひご一読を!


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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