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時代証言

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2024年1月の記事一覧

【和訳】"Honesty" by Billy Joel(ビリー・ジョエル ; 1978年)

ビリー・ジョエルが、「一夜限り」のライブ・コンサートを、1月24日東京ドームで開催します。今回が最後の来日公演とも噂されています。遡って初来日は1978年4月中野サンプラザと大阪厚生年金、当時は28歳のビリー・ジョエル。46年前のこの時も「一夜限り」と言われていた? 中学高校生の頃、家族も寝静まった夜中にひとり、自分の部屋でこの曲を何度も繰り返し聴いたものです。 その頃は、タイトル通り「Honesty(誠実さ)」を求める 孤独な心を歌った曲だと感じていましたが、今改めて聴

派閥解消

自民党の派閥解消の動きが進んでいます。岸田派(宏池会)、安倍派(清和政策研究会)、二階派(志帥会)がすでに解散を決め、麻生派(志公会)は存続、茂木派(平成研究会)は考え中のようです(本稿執筆中の令和6年1月23日現在)。 今回の動きは、派閥主催の政治資金パーティー売上げキックバックの違法な処理で、自民党の支持率が急降下しているからでしょう。とりあえず、後先を考えず派閥解消を唱えているという感は否めません。 自民党の派閥はこれまで、政治と金の問題が起こるたびに解散が宣言され、

労働のあり方こそ、社会の内容を規定する。

マルクスが人間の本質と捉えた労働には、二つの側面がある。 一つは具体労働。もう一つは抽象労働。 前者はくわの作り方とか、畑の耕し方とか、肥料の作り方とか、そういう労働の具体的な側面を示す。具体労働や有用労働と呼ばれる。 後者は労働から、前者の具体的な側面を捨象して、全ての労働に共通する「人間のエネルギーの支出」という側面だけを抽出した「抽象的人間労働」を指す。 「抽象的人間労働」には、社会的な性格、社会的な意義がある。それは「総労働の一部であることを示す機能」を意味する

語られたものと、語られなかったもの――1/28の講演を聞いて

1月28日に大分で行なわれた、不登校特例校についての講演会をオンラインで視聴しました。 前半が奥地圭子氏(東京シューレ江戸川小学校校長)の講演。 後半に、奥地氏、木村砂織氏(東京シューレ葛飾中学校校長)、加嶋文哉氏(主催団体・星の会代表)の三者によるシンポジウムもありました。 以下、その感想を書きます。 講演・シンポジウム共に、内容は不登校の当事者や家族にとって希望となるような「素晴らしい」ものだったと思います。 雰囲気も終始和やかでした。進行役の加嶋氏が、ある意味ボケ役

日本一長く服役した男から学ぶ自分軸の大切さ

どうも、たんぐです。 興味深い本を書店で見つけまして即買いしました。 その本がかなり学びになったので、共有します。 何を学んだか?というのを先に言っておきますが、 「自分軸の大切さ」です。 僕が読んだ本の内容は 日本一長く服役した男の話でした。 期間にして61年。 83歳のときに出所したそうです。 なんでこの本が気になったかというと、 収監されていたのが僕の地元の刑務所だったからです。 事件が起こったのは岡山県ですが、 収監されてたのは熊本だったんですね。 まぁ

泉水に落ちた近松勘六

表門隊(二十三士) 大石良雄 大高忠雄 岡嶋常樹 岡野包秀 奥田重盛 小野寺秀富 貝賀友信 片岡高房 勝田武堯 神崎則休 武林隆重 近松行重 富森正因 間光興 早水満堯 原元辰 堀部金丸 間瀬正明 村松秀直 矢田助武 矢頭教兼 横川宗利 吉田兼定 家祖甚三郎は百姓でござる。 シリーズ第16回 (次回につづく)