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『パニック障害』兆候の自己診断と初期診察におけるポイント



◇パニック障害かも?


私がパニック障害を発症した際は、情報量が乏しく、呼吸困難や過呼吸などから心肺系の疾患を疑いました。

しかし、どの科を受診しても異常は見られず、最終的にあてがわれたのは心療内科でした。

現在は情報が充実していますが、いかなる疾患にも症状があることから、適切な情報を得ることが重要です。

パニック障害の基本となる兆候には以下のようなものがあります。

参考になれば幸いです。

・突然の強い不安や恐怖感

突然、異常なほどの不安や恐怖感が襲ってくることがあります。
この感情は一過性であり、予測不可能なタイミングで現れることがあります。

・身体的症状

パニック発作時には、心拍数の上昇、呼吸困難、胸の痛み、めまい、ふるえ、冷や汗、吐き気、胃の不快感などの身体的症状が現れることがあります。

・呼吸困難や窒息感

パニック発作中、呼吸が困難になると感じたり、窒息するかのような感覚を抱くことがあります。
これは「窒息の恐怖」または「窒息感」として知られています。

・心臓の異常を認識する感覚

パニック発作中には、心臓の異常を認識する感覚が現れることがあります。
これには、心拍数の上昇、心臓の鼓動の強さや不規則さを感じることが含まれます。

・実在しない脅威や災害の恐怖

パニック発作中には、現実的でない脅威や災害の恐怖が支配的な感情として現れることがあります。
例えば、心臓発作や死に至る病気になる、狭い場所で閉じ込められる、制御を失うなどの不合理な恐怖が現れます。


これらは一般的なパニック障害の兆候ですが、必ずしもすべての人に当てはまるわけではありません。


※手は「第2の脳」と呼ばれるほど、機能的な部位であるため、そこにパルス刺激を与えることで、緊張感を緩和しリラックス効果を期待することができます。


◇自己診断の仕方


重要な点として、パニック障害の自己診断はあくまで参考程度であり、正確な診断を行うためには専門医の評価が必要です。

ただし、以下の手順は自己評価の一助となるかもしれません。

・自身の症状を理解する

パニック発作の特徴や症状について調査し、自分が経験している症状との一致を確認しましょう。
上記で挙げたパニック障害の兆候に注意を払います。

・症状の頻度と継続期間を観察する

発作がどれくらいの頻度で起こるのか、症状がどれくらいの期間続くのかを観察します。
頻繁に発作が起こり、継続的な不安や恐怖感が日常生活に影響を与えている場合、パニック障害の可能性があります。

・日常生活への影響を評価する

パニック発作や不安が日常生活や社会的な活動にどの程度の影響を与えているかを考えます。
例えば、仕事や学校への出席に支障が出ているか、社交場や公共の場で過度の不安を感じているかなどを確認します。

自己診断は医師の診断とは異なるため、正確な診断と治療のためには医療専門家の助言を受けることが重要です。

ただし、自己診断に自信を持っている場合、医師もより適切かつ迅速な治療を判断することができます。

そして、自己診断が可能であれば、治癒後に役立つ知識となることでしょう。


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スマートウォッチのデータをもとに、睡眠の改善に取り組み、パニック障害の症状管理やストレス軽減に役立てることができます。


◇医師の診断を受ける際のポイント


パニック障害の診断を受ける際に事前に、考慮していくべきポイントは以下の通りです。

・専門医の受診

パニック障害の診断は、精神科医や心療内科の専門医によって行われます。専門医の診断と助言を受けることが重要です。

・症状の詳細な報告

診断のためには、自身の症状や経験について詳細に医師に伝えることが重要です。
パニック発作や不安症状の特徴、頻度、継続期間、日常生活への影響などを具体的に報告しましょう。

・身体的状態の評価

パニック障害の診断には、身体的な状態の評価も含まれます。
医師は、身体的な症状や他の健康状態を確認するために身体検査や検査を行うことがあります。

・他の状態との鑑別

パニック障害の症状は他の身体的および精神的な状態と類似することがあります。
医師は他の状態との鑑別を行い、正確な診断を行うために必要な検査や情報を収集します。

・DSM-5の基準

パニック障害の診断には、アメリカ精神医学会の診断統計マニュアル(DSM-5)に記載されている基準が参考となります。
医師はこれらの基準をもとに診断を行います。

これらの状況を整理して、ノート等に記載し、精神科や心療内科の受診に備えていただければ、適切かつ迅速な判断を頂くことができます。

医師には一般的な治療に関する知識があるとはいえ、あなた個人にある情報を把握していないため、しっかりと情報を伝える準備を行いましょう。


※トリプトファンは、体内でセロトニンと呼ばれる神経伝達物質の合成に関与するアミノ酸です。
セロトニンは気分の安定やリラクゼーションに重要な役割を果たし、パニック障害の症状の軽減に役立つとされています。


◇適切な医師の選び方


恐縮ですが、医師によってパニック障害に関する認識と知識の程度には差異があるかと存じます。

私見ですが、私自身がこの問題において躓いた理由のひとつは、この点にあるものと考えております。

適切な診断と治療方法を選択する上で肝要な点を、以下にまとめさせていただきました。

・専門性と経験

パニック障害を専門とする精神科医や心療内科の専門医を探しましょう。
経験豊富な医師は、症状の評価や適切な治療法の提案においてより確かな判断を下すことができます。

・推薦や評判

医療機関や専門家の評判や口コミを調べることで、信頼性の高い医師を見つけることができます。
また、友人や家族、他の医療専門家からの推薦も参考になります。

・コミュニケーションスタイル

医師との相性やコミュニケーションスタイルが重要です。
パニック障害は個人の経験や感情に関わる疾患であり、信頼関係を築き、話しやすい医師を選ぶことが大切です。

・アプローチや治療方法

医師のアプローチや治療方法についても考慮しましょう。
パニック障害の治療には、認知行動療法(CBT)や薬物療法などが一般的に使用されます。
自身のニーズや希望に合ったアプローチを提供してくれる医師を選ぶことが重要です。

・アクセスの利便性

医師の所在地や診療時間、予約の取りやすさなど、アクセスの利便性も考慮しましょう。
治療を受けるためには通院が必要な場合があるため、通いやすい医師を選ぶことが良いでしょう。

適切な医師を見つけるためには、インターネットや医療機関のウェブサイト、医療専門家のディレクトリなどを活用することが有益です。

また、初回の予約時に医師や医療スタッフに質問をすることもおすすめです。

自身に合った医師を見つけることで、適切な診断と治療を受けることができ、完治までの道筋がしっかり得られる事でしょう。

こちらに適合しないか、疑問がある場合には、直ちに他の医療機関や専門家にご相談いただくことをお勧めいたします。

また、セカンドオピニオンを取得することも良いでしょう。


※ヒーリングミュージックは、心地よいメロディーやリズム、自然の音などを組み合わせて作られており、聴く人をリラックスさせることが目的です。不安やストレスによって引き起こされることが多いため、これらの症状を軽減するのに役立ちます。


◇まとめ


自身の症状や経験について理解することが大切です。

パニック発作の特徴や兆候を調査し、自分が経験している症状との一致を確認しましょう。

そして自己診断はあくまで参考程度であり、正確な診断のためには専門医の評価が必要です。

初期判断と初期診察は重要なステップです。

適切な専門医の診断と助言を受けることで、正確な診断と適切な治療を受けることができます。

自身の症状に注意を払い、必要な場合は早めに専門医に相談しましょう。

「はじめの一歩は肝心」と言いますが、私もパニック障害の場合はその通りだと考えます。

初期診断で適切な対応をしてもらえれば、私のように長期間苦しむこともなかったのではないかと思います。

長い苦痛から早く解放されるために、自信を持ち、適切な知識を身につけ、パニック障害を克服しましょう。

こちらもよろしくお願い致します。


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