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「妊婦ってマイノリティだな…」つわり中に気づいたこと
約3か月前の私は、noteの下書きにこんな言葉を残していた。
"妊婦ってマイノリティだな…"
この頃はちょうど、つわり真っ只中。毎日気分が悪くて何もできず、何も考えられなかった時期だ。
それでもnoteの下書きに残したということは、相当伝えたかった何かがあるんだろうなと思い、今回この下書きを世の中に出してあげようと考えた。
マイノリティ=少数派
マイノリティとは、社会の中で数が少なく、主流から外れた立場にある集団や個人を指す言葉である。一般的には、人口や権力、文化的な側面で多数派に比べて不利な立場に置かれている集団を意味する。マイノリティは、民族、宗教、性別、年齢、障害、性的指向など、さまざまな要素によって形成される。
そもそもマイノリティとは、少数派を意味する言葉。社会の中で考えると、「多数派に比べて不利な立場に置かれている集団」を指している。
民族・性別・障害など、容易に変えられない要素によって形成される集団を指すため、一時的な状態である妊婦は厳密に言うと当てはまらないかもしれない。
それでも特につわりの時期は、多数派に比べて相当不利な立場であると言えるはずだ。
世の中は、妊婦のことなんて考えることなく回っている…
あくまでつわり期の私の感覚であって、中には考えてくれている人もいるのは分かっている。でも、そう思ってしまった瞬間があったのは事実だ。
たとえばお寿司のCM。つわりで辛くて、ただTVをぼーっと見るしかない時期に、食べたくとも食べられないものの映像が何度も流れる。ついつい「妊婦の気持ちも考えてくれ……」と思う自分がいた。
「見なければいい」と言われると、それまでなんだけどね。
マイノリティを体験して、少し理解できた気がする
妊娠は、新しい命を大切に育てている幸せな時期。と同時に、妊婦にとっては様々な体調・心情変化が起きる大変な時期。
そうは言っても、辛さを分かってくれ!と世の中に突きつけるのも、これまた少し違うように感じる。だって、多数派はそんな感覚をもって生きていないんだから。
もちろん、労りの気持ちで接してくれる人がいたらありがたいが、社会全体にそれを求めるのは難しいよな……と感じた。
こういう思いって、自分が当事者にならないと分からない。マイノリティと呼ばれる方々の立場を完全に理解するのは難しいけど、少しだけでも経験できてよかったかもしれないな。
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