行き先とホストファミリー
当時、申し込みをした留学団体は
ホストファミリーはボランティアで受け入れる
ホームステイの期間にも種類があり、
短期間から10か月最後までと選べていたので、
ホストファミリーが決まったとしても、
いろんな場所を転々とすることもあるようだった。
ほかの子がどんどん決まっていく中、
私は全く決まらない。
到着した時点で決まっていなければ現地のサポーターに
お世話になるのだけど、不安でしょうがなかった。
本当にギリギリに決まったホストファミリー。
10か月住まわせてもらえることになっていて喜んだが、
好かれるために頑張ろう、追い出されないようにしなきゃという
気持ちでいっぱいだった。
行き先はニュージャージー州のカーニーという町。
家族構成は父、母、兄(36)弟(16)妹(13)
とおばあちゃんとなっていて、母と家族構成について
驚いたことを覚えている。
広島を出る日の朝。父と妹が見送りをしてくれた。
新幹線に乗って東京まで行き、母と一緒に東京で1泊して成田空港に向かう。
父とどんな会話を交わしたかは正直覚えていない。多分
普通に見送られたとおもう。
新幹線に乗って初めて東京に行く。
バイバイ広島。と思いながらながーい新幹線の旅。
東京が近づいてきてかまぼこを半分に切ったような
白い建物(多分神奈川県)を見て都会を感じた。
初めて降りた東京駅は通路が工事中だった。あと、天気は雨。
八重洲口のホテルに到着。
お部屋に案内してくれたスタッフさんの印象が
とてもよかった。
荷物を置いて、東京駅で夜ご飯を買いに行った。
安室ちゃんが大好きだった私は当時ヘイヘイヘイという
音楽番組で紹介していた 餅クリーム(プリン味)を
見つけることができて大興奮だった。
あの時スマホなかったのによく見つけられたなと思った。
母さんと一緒にいろんな総菜屋さんをみて、おいしい夜ご飯を
買ってもらった。
そういえば初めての母との二人旅行だった。
ちょっとうれしかった。
夜寝るとき、結構遅い時間だったのにホテルの向かい側の
オフィスビルは電気がついており、サラリーマンが働いていた。
よく見ると近くのビルのほとんどに電気がついている。
遅い時間なのに街も明るい。
さすが眠らない町東京だと高校生ながらに思った。
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