精神障害者が死んだ時の周囲の反応。
つい先日、僕の住んでいるアパートの隣人が亡くなっていたのですが。部屋の中はゴミ屋敷のような状態になっており、精神病を抱えていた人だったことが分かった。
その人のお姉さんがやってきて、散らかり、死臭漂う部屋の前で途方に暮れていたのですが。
「私の家に来るように言っていたのに、全然返信も来なかったし、こんな状態になったのも知らなかったのよ……」と話していた。
おそらく、この人は自分の妹が精神疾患を抱えていたことも知ってはいたけど関わりたく無いから放置していたのでしょう。でも、何の対応もしなかったことが後ろめたくて隠したくてそんな嘘をついているんじゃないかと思っていた。
もちろんこのお姉さんが本心から心配していた可能性もある。ただ、どちらかと言えば「情」というよりは「嫌悪感」みたいなものが滲み出ている気がしたから、演じているだけなんだなと思った。
僕も精神障害を抱えているから、同じ病気の人間が亡くなったのを見ていると、ものすごく怖くなることがある。残された遺族から、まるで「厄介払いが済んだ」みたいな冷たさを感じるのだ。
僕が心臓発作か何かで死んでしまったら、僕の周囲の人間も「助けようとはしてたんだけどぉ……」と吹聴して回る可能性がある。精神病の僕だけの責任に転換されてしまうような気がするのだ。
それが嫌なら、周囲の足を引っ張ってでも、生き血を啜ってでも生きようとするのが正解なのだろうけど、そこまでして生きていたくは無いなと感じる。心優しい人達に囲まれて幸せに過ごしたい……。
とりあえず、アパートの更新料を払いたく無いから「あんまりうるさく言うと『大島てる』に載せちゃいますよ?」という脅しに使えないかなぁ?
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