見出し画像

心にしまいましょう ~古内東子、聴いてみた

お客様から「これいいですよ?」とおすすめして頂いたものは、できるだけ聴いたり読んだり観に行ったりします。
特に音楽はYouTubeが使えるようになってからというもの、試聴が楽になりました♪

古内東子さん、お勧めされてから少し時間が経ってしまったのですが聴いてみました。90年代から知ってはいたのですが、なんというか住む世界が違い過ぎて
「銀座…ほとんど行かないし…(^▽^;)」
と、あまりしっかり聴いていなかったのです。
綺麗めのパンプスを履く人達の音楽だと思い込んでいて…。

お客様のおすすめは
「心にしまいましょう」
でしたのでまずはそれから。

これはライブヴァージョンみたいですね。
古内さんはもちろん、バンドもすごくカッコいいです(*´▽`*)

お客様が仰っていた「ベッドでゴロゴロしてるの」はあるかしら…。
あ、こちらですね⇩

ゴロゴロって…(^▽^;)
すごく色っぽい映像で素敵です。

聴いてみて思ったのは、これは20~30代で聴くのと今とだと全然違うだろうな…と。
50代の今は、人生にどうしようもないことは沢山あると知っているし、手にしたくても手に入らないものばかりなのも骨身に沁みてる。
私みたいな「比較的、何事もとりあえずは挑戦してみる」派であっても、はじまりもなく終わっていくことは沢山あって… 。
けれど、そんな私も20代はどうしようもないことなんてそれほどないと思っていたし、頑張ればいろいろなことは手に入れられると思っていた…そんな覚えがあります(こと恋愛に限らずそう思っていたのですから、割と楽天的でした)。

若さの傲慢と愚かさ、その二度と戻らない眩しいまでの美しさ…。
ある意味驕っているいるけれど間違っているわけではなく、開花したて、生命の躍動する季節ならではの感覚だと思います。
冒頭の
「彼女なら許せたの」
も年齢を重ねるととても言えなくなるし(笑)、最後の方の、彼に対する自分の気持ちを
「言えない 隠せない」
という思いも、あまりにも正直で胸を打ちます。
決して言葉にはできないけれど、隠しきりたいかというとそうでもない気持ちもあるし、隠してはいるけれどバレてる可能性もあるし…と自覚している欲望に脚をとられつつもどこか冷静な女の子。もうね、今となってはそのすべてが愛しいし、かわいい(笑)!!

一方で、今も昔も、誰にも言えない大事なことがそっと心にしまってあるって、手は届かないし求めることもしないけれど大切な人がいるって、すごくいいな…と思い、そこは年齢を問わずものすごく共感できます。
多分、きっと、これは人間の普遍的な思い…。
だからこそ「心にしまいましょう」は20年以上経っても色あせない名曲なのでしょう。

もう少し内容に年増感がある、こちらも聴きました⇩。
個人的には、あなたのことはすべて忘れないと言っておきながら、実は、結構、きれいに忘れてたりする(笑)のも熟女の魅力だと思っております…。

カバーも曲もありますね。こちらは槇原敬之さんの解釈⇩。
槇原さんが歌うとヒロインの体温がぐっと高めになって、冷え性感が無い、古内バージョンとは違うキャラクターになるのが面白いです。カバーの醍醐味。

古内東子さん、とても良かったです。教えて下さったお客様、本当にありがとうございました。
日本の女性ボーカルでこういう歌ってあまりない気もするし…、これからも折に触れ聴いてみようと思います。


最後までお読み下さり、誠にありがとうございました。私のnoteはすべて無料です。サポートも嬉しいですが、「スキ」がとても励みになります(^▽^)/