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令和5年度 宅建合格! 紙1枚勉強法で独学1発合格!!       

令和5年度の宅地建物取引士試験に合格したので、使った教材、勉強方法、勉強時間などを備忘録として書き綴ってみます。

私のスペックは
50歳
男性
日東駒専 法学部ぎりぎり卒業
異業種勤務
宅建学習開始は2023年3月12日~

使った教材


使った教材の一部

まず宅建試験に挑戦するにあたって、教材を買いました。

宅建について予備知識の無かったので、まずは概要をと考え、LECの人気講師、水野健先生の「宅建士1冊目の教科書」を購入。ざっくりと宅建士の仕事の内容を掴むことにしました。



学習開始したのは3月12日でした。
水野先生のyoutubeにも著書とリンクした動画があったので、耳と目で頭に入れていきました。独特の口調の講義が楽しかったですね。
試験が終わった今、改めて読んでみると面白いくらいに内容が理解できます。試験のための参考書と言うより、実務の導入書と捉えた方が良いかもしれません。

次に、基本的なテキストと過去問が必要と考え、宅建吉野塾で有名な吉野先生の「宅建士出るとこ集中プログラム」「宅建士出るとこ集中10分ドリル」を購入しました。確か4月初旬の購入です。




吉野先生はyoutubeでテキストにリンクした動画を公開されています。情熱あふれる講義で民法、業法、法令上の制限、税その他を網羅的に学習することができました。
このまま吉野先生のテキストで勉強を続けようと思ったんですが、ある勉強法を知ったため、その勉強法に使いやすそうなテキストと過去問題集を新たに購入しました。新たに購入したのはLECの「合格のトリセツ基本テキスト」「合格のトリセツ分野別過去問題集」でした。4月末に購入でした。

一番使ったトリセツシリーズ

どんな勉強をやったか


宅建に限らず、資格試験は過去問にどれだけ取り組んだかで結果が左右されます。しかし寄る年波に抗うのはなかなか大変なことで、こと暗記力の低下は深刻な問題でした。

「頭に入らないな~」と悩んでいた時に出会ったのが、宅建youtube界ではおなじみの棚田行政書士が提唱されている「紙1枚勉強法でした」
この勉強法は、自ら学んだ足跡を1枚の表に記入して、進捗状況を常に把握するという、ある意味効率が悪いとも言えますが、忘却曲線に抗うには最強の勉強だと思います。「忘れる前に思い出す」を実践するために、例えばある分野の過去問を朝やったら、その日の夜に同じ過去問をやる(0.5日以内にやる)。翌日に同じ過去問をやる(1日後にやる)。その翌日にも同じ過去問をやる(1日後にやる)。その翌々日に同じ過去問をやる(2日後にやる)。というふうに、復習の間隔を徐々に開けていき、脳に定着させる勉強法です。最終的には14日ごとに復習して記憶をキープするようにしました。
もちろん試験前の1か月は不安も高まりましたので、14日ごとを4日ごとに切り替えました←これが効いたと思います。ちなみにこの勉強法は5月9日から開始しました。

紙一枚勉強法

勉強は①基本テキストを読む→②過去問を解く→③周辺知識を過去問の解説欄に書き込む→④その分野のyoutubeを視聴する→①に戻るといった感じで進めました。
分野別過去問題集はLECが厳選した良問揃いですが、少しボリュームが少なめなので、「宅建試験ドットコム」で過去20年分の過去問を暇さえあれば解いていました。このサイトは非常に使いやすく、学習効率も爆上がりなのでおススメです。

模試を受ける

TACとLECの模試問題集を購入し、それぞれやってみました。
最初は32点くらいしか取れない状態で焦りました。
間違えた問題をちょろちょろ見直す程度の使い方しかしませんでしたが、現状把握にはとても有効でした。なぜかTACの方が難しく感じました。

9月17日㈰にLEC神戸本校で統一模擬試験を受けました。
結果は39点。何とかなるかな?と少し安心しました。

図書館に通う

サラリーマンにとって勉強時間と勉強場所の確保は苦労するところです。

私は18時過ぎに帰宅したら4歳の娘の世話があるので、勉強開始は娘が寝た後、だいたい21時過ぎから24時くらいでした。youtubeのショート動画を見てしまうと1時間くらい潰しちゃうこともあり、自分の弱さを感じたものです。

試験1か月前くらいからの土日は図書館の自習スペースも活用しました。
1日中家を空けるわけにはいかないので、午前もしくは午後に2時間程度集中して過去問に取り組みました。午前は図書館、午後は娘と児童館、みたいなシフトでした。

youtubeを使う


また、昨今の資格勉強にはyoutubeを活用しない手は無いと思います。
優秀な宅建youtuber?がたくさんの動画を出しています。
私がよく視聴していたのは「棚田行政書士の不動産大学」「宅建吉野塾」「あこ課長の宅建講座」「やまちんの宅建塾」です。どの先生も素晴らしい内容の動画です。皆さん特徴的な話し方をされますので、好き嫌いもはっきり出てくると思います。ご自身のフィーリングに合った先生を見つけられるといいですね。ちなみに私は35条の記載内容が覚えられず苦労していた時に、棚田先生の覚え歌を知って、歌詞を壁に貼り付け何度も歌って覚えました。

そして試験

令和5年10月15日
試験を受けてきました。

見たことのない言葉が含まれた問題、正しい(もしくは誤った)選択肢が何個あるか答える個数問題←正確な知識が無いと解けない←7問くらいあったような記憶が…。
たった2時間でしたが、試験後の疲労は尋常じゃありませんでした。

この試験は20万人以上が受けるとあって、解答速報も各資格学校が競って出します。一番早い学校は15時15分くらいに歯抜け状態でしたが速報を出していたように思います。

疲れ切った頭のまま餃子の王将で生ビールを2杯飲み干し、そして帰宅。
解答速報が出揃った頃合いに自己採点開始しました。

権利関係 8点/14点
法令制限 7点/8点
宅建業法 18点/20点
税その他 7点/8点
結果は40点でした。

合格発表まで

試験が10月15日で、合格発表が11月21日でした。
約40日近く、「自己採点では多分大丈夫だけど、マークミスとかしてないかな…」と毎日のように不安な気持ちでした。

そして11月22日の9:30に主催団体のHPで合格を確認しました。
翌日には合格証書が届きました。

やはり嬉しい合格証書


振り返り

独学で1回目の受験ということもあり、全てが手探りの状態でしたが、なんとか合格することができました。

法学部卒とはいえ、付属高校からたいした勉強もせず進学し、学生時代はほとんどサークル活動に明け暮れ、ギリギリの単位取得で卒業した程度です。苦労する方が多い権利関係(民法)はそこそこの勉強しかしませんでした。それでも最初から8点前後は取れていました。

やはり権利関係は腐っても法学部卒のアドバンテージが少しだけあったように思います。この試験では宅建業法と法令上の制限に注力して勉強するという王道は普遍だと思います。

宅建試験は独学でもなんとか合格できる試験だと思いますが、やはり相応の努力をしなければ合格できないのは明らかです。
私は趣味で楽器の演奏をしますが、勉強期間中は楽器の練習は控え、演奏会を聴きに行く回数も減らしました。また家族で出かける事もなるべく減らしました。
家族から見たら今回の勉強~試験は大変迷惑な話だったと思います。合格することが報いる事、と考え試験前はかなり睡眠時間を削りました。

勉強時間は1日平均1.5時間程度で、7か月間どんなに眠くても疲れていても毎日勉強しました。合計で315時間前後だと思います。

今の仕事で宅建士の資格を使うことはありませんが、人生の保険になる資格を取得することができました。心の安寧を得ることができたのは大きなゆとりに繋がりました。
給料安いから不動産業界に転職しようかなー(笑)

長文をお読みいただき、ありがとうございました!


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