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優先順位

人間関係はいつも難しいと思ってしまう。

特に属しているグループが多ければ多いほど、関わらなければならない人もどうしても多くなる。みんなうわべだけの関係だ。まぁそれでもいいと思っていた。どこかに所属していれば、何かしらの活動があり、誰かしらと関わっていることができる。ひとりじゃないと自分をごまかすことができる。虚しさを、悲しさを、紛らわすことができた。でも、最近やりたいこと、やらなきゃいけないことが多くなり、今まで(都合の)良かった関係が煩わしくなっている自分がいることに気がついてしまった。やることややりたいことが増えると当然起こってくるのが、予定のダブルブッキングである。そして、それはいつも煩わしく思ってしまっている予定がかぶっている。うまく処理できない自分が悪いのは重々承知しているが、どうしても限界がある。しかも、それは相手にとってはとても大切で重要で、かけがえのない予定であったりする。ここで、個人の価値観の話になる。「誰かにとってはゴミでも、誰かにとっては宝物」みたいな話。だから、予定が被ってどっちかを断るときには、苦心する。どう言葉を尽くしても絶対に傷つけたり、落胆されてしまうことにはなるからだ。少し前まではそれでもどうでもいいと思っていた。というか、今も少し思っている。人がどう受け止めるかまで考えていたらキリがないから。でも、だとしても、だからこそ、伝えるときは自分の中の精一杯の言葉を尽くさなければならないと思うようになった。どう受け止めるかは変えられないが、それでも、どう思ってほしいかは自分で伝えることはできる。飾らなくていい、嘘をつかなくていい。ただ純粋に謝辞を述べ、想いを伝える。この当たり前にずっと気づかなかった気づけないでいた俺は相当なバカだと思った。

言葉を尽くそうと思う。

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