2023年06月17日

東京は晴れ。本日の最高気温は30℃を越えたようである。6月の半ばにして真夏日の登場。今年初なのか、いやこないだもあったような。いずれにしてもこの先が思いやられる。本日は土曜日。6月の真夏日の土曜日。

将棋。日々将棋指している。最初の頃は居飛車、その次は中飛車、最近は三間飛車と、私のトレンドも移り変わっている。将棋を指し始めた当初は三間飛車のよさがよく分からなかった。どうも攻めるにしても守るにしてもやりにくいように感じていた。しかし少しだけ将棋のことがわかってきたのであろうか、飛車と角を織り交ぜて攻める時には三間飛車が一番うまく絡み合うような気がするようになってきた。あくまでも現在のところはである。将棋の道は果てしなく広くて深い。私のような若輩者にはまだまだわかっていないことがあるのだと思う。あるのだと思うというか、間違いなくあるだろう。今後また違った戦術の方がいいと思う時が来るかもしれない。続けていけば。きっとそれが成長というものだろう。過去の気づきに新しい気づきを加えて新しい自分になることだろう。

バイト。月に何度か市ヶ谷の飲食店でバイトしている。帰り道は市ヶ谷から四ツ谷まで歩くことにしている。約10分程。線路沿いの遊歩道をてくてくと歩く。静かな道をてくてくと歩く。仕事の火照りを冷ましながら歩く。なんとも気持ちがいい。晴れていてももちろん気持ちがいいのだが、少しぐらいなら雨が降っていても同じように気持ちがいい。学生の頃にやっていたアルバイトの終わった後のことを思い出す。バイトあがりってこんなような感覚だったなと。体を使った汗をかいて働いた後でなければ得られない爽快感。エアコンの効いたオフィスで働いた後では味わうことのできない爽快感。市ヶ谷のバイトの後にあの道を歩く10分がとても楽しみである。

本。ドリアン助川氏の『多摩川物語』を読み終えた。ドリアン助川といえば、かつては金髪先生や叫ぶ詩人の会でメディアに登場していた人物である。パンクやロックの魂の人であると思う。しかし年齢を重ねられて、パンクやロックの精神はそのままにとんでもなく優しい物語を書かれている。決して奇を衒ったものでもなく、また目新しい題材でもない。しかし確実に氏にしか書けない作品に仕上がっているように思う。もっと氏の作品を読みたいと思っている。読みたくてうずうずしているほどである。

本日は朝から夕方までの労働。明日は朝から朝までの労働の日である。こんなしょうもないことを書いていないで早々に飯を食って寝るべきであると思う。しかしこれはこれでまた食事や睡眠と同じように自分にとっては大事なことなのだと思う。誰に求められずとも。なんとも悩ましい。

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