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キィィー!! Pert2 ~撮影旅行よもやま話集~

 マイクロバスをレンタルしての撮影旅行の場合は、F1さんの運転で一泊撮影旅行をするのが通常行動なのですが、運が良いこと?なのかどうなのかF1さん以外にも、大型の運転免許を他の写真仲間の方で何名か持ってはいたんですよ。

 表富士の撮影旅行の帰り道、F1さんがちょっとお疲れぎみだったので、帰りの高速道路の運転を大型免許を持っているデンさんに、1~2時間程度運転を代わってもらうことになりました。

 レンターカーのマイクロバスはオートマチック車ですが、デンさんは今までマニュアル車のマイクロバスしか運転したことが無いとのことで少し心配はありましたが、高速道路だけならばたぶん大丈夫とのことだったので、無理を承知でお願いしてしまいました。

 高速道路を出る手前のパーキングエリアで、F1さんに運転を代われば良かったものを、デンさんに地理の不安があることに全く気か付かないまま、そのまま料金所を出てしまったのです。

 料金所を出たは良いが、料金所を出たところのY字路で、デンさんはどちらに行けば良いか瞬時の判断が出来ず、一瞬パニックとなり、右にも左にも行けずに中央のコンクリートブロックに向けてそのまま直進・・・

 それに気ついたF1さんと小生が、大声で「止まれー!」・「ブレーキ!」と咄嗟に叫びました。

 その叫んだ大声に我に返ったデンさんが、慌てて急ブレーキをかけ「キィィー!!」と激しい音を立てながも、間一髪のあと数10センチでコンクリートブロックに衝突という状況で、マイクロバスはギリギリ急停止することが出来ました。

 あとほんの少しでもブレーキが遅ければ大惨事大事故でした・・・後ろにも運良く後続車が居なくて、追突もされずホッとしましたね。

 その後は安全な場所まで移動して、運転をF1さんに交代となりました。

 それ以来、マイクロバスでの撮影旅行では「俺が絶対最後まで運転する、休憩はしっかり取る」との宣言もあり、F1さんの一人運転が永く続くことになりましたよ。

 あの時、助手席に座っていたF1さんは、写真仲間達での思い出話として今回の話が出てくると、「あの時は本当に死ぬかと思ったよ~」としみじみ話してくれます。

茶畑と富士山

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