明らかに顔採用の女性ばかりのラーメン屋

暇を見つけてはラーメン巡りをするようになって数年。それだけ続けていれば店ごとの特徴が見えてくるのだが、その中でも特に気になるのが若い女性ばかりの店である。

それはただの店ではない。男女比が酷く偏っている。おしゃれなカフェかと見まがうほどに若い女性ばかりの店で、ああいう店はなぜ生まれるのだろうと私は常に疑問だった。それを今回は考えてみたい。

店側の都合

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まず接客において外せないのが店員の容姿の良し悪しである。なんとなく予想がつくだろうが、接客は容姿が優れていると円滑に事が運ぶ。容姿の良い異性に接客されると何ともなしに気分がいいのだ。そういう性が人にはあり、飲食店はそれを利用する。クレーム率もぐっと下がる。

身も蓋もないことを言うかもしれないが、ブサイクに接客されると気分を害する者がいるのだ。そういうことをおおっぴらにする客がいる。悪い意味での神がいる。お客様は神様ですの、皮肉バージョンが存在するのだ。

そりゃあ綺麗な女性やイケてる男性に接客されれば嬉しいだろうが、それを態度に出してしまえば人として底が見える。そういう者に容姿の効果はてきめんなのだ。

そしてラーメン屋の店主といえば、白い鉢巻きに腕を組んだ仁王立ちの男と決まっている。そうするとやはり周りに女を侍らせたくなる。そういう店の趣味都合があると、わたしはうっすら邪推している。そもそも男が多いのだ。ラーメン屋のオーナーには。

女性側の都合

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これは前提となる大事な要素がいくつかある。女性であること、若年であること、そしてバイトをすることだ。これが揃っているのが女子大学生だ。

どうして彼女らはラーメン屋バイトに出没するのか。ポイントは大学周辺にラーメン屋が多いということだ。大学に通った経験があれば、多少なりとも共感してくれると思っているのだが、ああいう巨大施設の周りには飲食店が乱立する。入れ替わりも激しいのだ。

それに結構深夜まで営業するから、夜間の暇な時間で楽に稼げたりもする。するとどうなるか。アルバイトの学生が集まるのだ。大学の近所だから気後れしないし、知り合いの学生にも会える。

それに最近のラーメン屋はなんやかんやと綺麗である。昔気質の油ギッシュなラーメン屋は、案外今のイメージでは無い。

次は私個人の経験なのだが、ラーメン屋で恋人が見つかることもあるという。後輩の話なので詳しくは話せないが、年齢層が若いということは惚れた腫れたを引き起こすのだ。

そして意外と重要なのが店主が男という点だ。ラーメン屋の店主は気難しいイメージがあるが、おかげで接客する者が守られる。厄介な客は店主が出てきて退治してくれるのだ。最近Xでよく見る物申す系ラーメン屋を見れば分かるだろう。

あとがき

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そんなわけで、思ったより顔採用の女性が集まる土壌があると分かってきた。まあ分かったからなんだという話だが、ひとまず自分の中で疑問が晴れたというわけだ。

服装規制が緩いとか、ラーメン屋自体の親近感とか、そういうあれこれもあるにはあるが今回はここまでとする。

皆もあの若い女性店員ばかりのラーメン屋をもっと観察してみよう。私のとは全く違う理由が見いだせるかもしれない。