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風邪治りのリハビリ記事

先週の日曜日に発熱してからしばらく記事が書けなかった。というのも執筆する気が起きなかったのだ。この文章を書くという行為が、いかに体力に裏付けされているか少し語っていきたい。

実家に遊びに行った帰り、なんか体に熱がこもってるなー、なんか喉がイガイガするなーと思いながら車を運転していると、家に着くころにはヘロヘロになっていて驚愕した。何かおかしいと思い熱を測っているとみるみる倦怠感が体を包んでいき、ピピピと鳴った体温計は39.5℃を示していた。

あまり経験がないので知らなかったのだが、これほどの高熱が出るとリアルに意識が朦朧としてくる。命の危機を感じたので、すぐさま発熱外来に連絡した。病院にはヘロヘロなのに自家用車で向かってしまった。ちょっとアホになっていたかもしれない。誰かに頼るか救急車でも呼べばよかった。頼れる人などいないけど。(涙)

コロナの検査をしてもらったら幸いにも陰性だった。後にいっそコロナと診断されればよかったという思いをすることになるのだが、それはそれ。この時は安心しきっていた。

私はふんぞり返った受付の男から解熱剤を渡された。彼はなぜあんなに不機嫌だったのだろう?病院の風土が荒れているとかそういう事でもなさそうなのに。看護師は優しかったし、診断医は親身だったのに、不思議なことだ。ひとつ前に電話した病院の窓口も態度が悪かったが、どうも病院の事務方は性格が荒々しくなりやすいらしい。特に深夜は。……偏見だったかも。

なにはともあれ、私は無事帰宅できた。しかしそれから文字が読めなくなった。文章を眺めても目が滑るし、頑張って読んでも全く頭に残っていない。文を読んで理解するという行動は体力を要求するらしい。熱のせいとも倦怠感のせいとも言えないが、読書の体力は根こそぎ奪われた。

すると執筆という行為にも支障が出る。当然ながら、文を書く上で読み返すという行為は無くせない。しかし自分の文が読めないというのに、どうして文が書けようか。こうしてまた書けるようになったという事は、また読書も可能になったという事だ。本当にほっとした。

ともかく私が言いたいのは、創作行為というものが肉体的な体力に裏付けられるという事だ。絵をたくさん描きたいとか、文をたくさん書きたいとか、そう思ったらまずは筋トレと有酸素運動が効くかもしれない。それを風邪から学んだのだ。なんだか身も蓋もない話だ。

次いでもう一つ発見があった。頭を使わないと睡眠時間が短く済む。なんだ誰でもわかることをと思うかもしれないが、実際体感すると違ってくる。何も考えずに、というより何も考えられずに寝転がっていると、夜ぐっすり寝たつもりでもかなり早起きになる。日中も全然眠くならない。

やはり睡眠というのは記憶の整理なのだなと思った。それに、いつも昼過ぎにはウトウトしてくる私は、きっと余計なことを考えすぎているのだ。日頃から脳みその回転数を落とすよう意識したほうがいいかもしれない。

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