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試合を決めれる選手
【結果にこだわれお前が決めろ】
これは高校時代に監督から言われた言葉です。
高校3年の夏頃、私は大津高校の3rdとして熊本県1
部リーグの主力としてリーグ戦を戦っていました。
その頃は県1部リーグで個人としてなかなか得点に絡
むことができず、2ndのプリンスリーグに絡むには厳
しいような選手でした。そんな時に、熊本県高校総
体県予選決勝で大津が試合をした慶誠高校とのリー
グ戦でたまたまトップチームの監督が指揮を取るこ
とになりました。大津高校の監督は独特の雰囲気で
少し怖いので、「うわぁ〜」となっている選手もい
ました。しかし、私はチャンスだと思いその試合に
意気込んでいました。そんな試合が始まる整列の前
に監督から「お前はドリブルで相手を抜いても点を
取らないから評価できない。ドリブルで相手を抜け
ばそれだけいいのか?アシストできればいいのか?
点を取れ。結果にこだわれお前が決めろ」と少しキ
ツめに言われました。その時は「試合直前にそんな
マイナスな言葉かけんなよ。点とって見せるしかな
い。」と、ちょっと自分の痛いところを突かれてへ
こむ気持ちとこの人の前で結果を出すしかないと思
いました。
結果的にその試合で私は初めてリーグ戦で点を取
り、3rdチームが県の決勝に来るようなチームに4-1
で勝つことができました。その試合から自分は県リ
ーグで点を取れるようになり、2ndチームのプリン
スリーグに関わって行けるようになりました。
【今の自分はどうなのか】
今の自分は、はっきり言ってチームを勝たせれる選
手にはなれていない。自分が監督だったとしても
「こいつ出したらやってくれる、チームを勝たせて
くれる。」
と任せることはできないと思う。自分を客観的
に見た時ボールタッチはそこそこ、だけど点取るわ
けでもない、アシストするわけでもない選手に見え
ていると思う。これは練習から点取れるところを見
せていくしかない。
同じチームで練習やっている仲間に、
「琉生お前がやれよ。ゆるくなるな。こだわれ。」
と言ってくれる奴がいる。その仲間たちと一緒のチ
ームでやるために結果で見せるしかない。
10月に入ると大事な大事な3連戦がある。この3試合
は、なか1日ととてもハードな日程だ。リーグ戦も終
盤戦、トーナメント進出がかかっている。そんな中
チームを助けれるゴールを取れるかどうか。
そのために試合までの練習を本気でやるしかない。
あの最高の瞬間を味わうにはやるしかない。今が1番
楽しい。
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