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【アイディア#18】たまごっちを持って体感するランニングコスト

  ご家庭でお子さんと試していただきたい、ちょっとしたフィナンシェ(金融家)なアイディアをご紹介します。今回は「子どもが初めて体感するランニングコスト」です。

 私自身が小学生のころから流行っていた たまごっち。娘の時代になっても機能が当時よりも充実して大人気になっているようです。小学1年生の娘も同様、友達が持っているたまごっちを欲しい!ということで、遂に7歳の誕生日プレゼントの時に買ってあげることにしました。(たまごっちをプレゼントにするまで、ひと悶着あったのですが、それはまた別の機会に) 

■ 楽しいけれど、想定外の出費

 そして、コロナで学校が休校になっている間、このたまごっちでずっと遊んでいたのですが・・・とにかく電池の消耗が早いことに驚きました。1週間で電池がなくなってしまうほどのスピード。あまりに早いので、ランニングコストとして電池代だけ、お小遣いから負担してもらうことにしました。ちょっと割引価格が入った2本100円で。

 ※ 我が家ではお小遣いを下記の方法であげているので、それなりに払う余力があります。
 ① 家計簿をつけるお仕事を試してみる
 ② お年玉をSuicaに入れて1年間やりくりする
 ③ ママへのマッサージをお仕事にする

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 自分のお金で電池を買うことに納得した娘。それからは、どうやったら電池を節約して使うことができるのか、試行錯誤をしていました。例えば、たまホテルに預けたり、パパとママのお家に預けたりして、動かす時間を減らしたり、音を消してみたり・・・。

 娘なりに工夫をしていたのですが、なぜか変わらず電池の消耗が早く、数日で電池が切れてしまいました。そこで、家族で話して充電式電池を購入することに。家族で利用する可能性もあることから、夫から1,000円、私から1,000円、娘から1,000円ということで共同購買をすることにしました。

■ どうして電池はこの値段なの?

 そして電池が高い! ということを体感した娘。環境問題も絡めて電池についても説明してみました。

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 電池はたくさんの電気を貯めておくことができないんだよ。もしたくさん電気を貯めることができたら、今使っているお家の電気だって捨てないで使うことができる。だから、たくさん電気を貯めることができる電池を発明できたらすごいことなんだよ、と。そうしたら、地球のお熱(温暖化のこと)も少し良くなるかもしれない。そんな電池を発明できたら、みんな「買いたい、買いたい」と言って高い値段も出してくれるかもしれないよ。

 子ども向けなのでかなり端折って説明していますが、本人は地球がお熱になるのを嫌がっているので、うんうんと聞いてくれました。

 今回のアイディアは、たまごっち限定なのですが、もしかしたら他のおもちゃでも試せるかもしれません。もし電池をたくさんお子さんが使っていたら、自分で負担させてみる、電池はなぜこんな値段なんだろう? という説明をしてみる、というのはいかがでしょうか。

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 フィナンシェの会では、子どもとお金を学べるアイディアをご紹介しています。宜しければご覧ください ♪

 お金を学べる絵本の紹介もしています♪

(文:Mari Kamei)

たくさんの家庭や子どもたちに届けるため、可愛いイラストを使ったお金の紙芝居、海外事例の翻訳など、さまざまなコンテンツを作っていきたいと考えています!