おばけキャッチが強い奴と闘うためにゲームマーケットに会いに行く
雲形ひじきと申します。
好きなボードゲームはおばけキャッチです。
2024年秋のゲームマーケットでは「U15:魔王より強い奴に会いに行く」というサークル名で出店します。
11月16日・17日の土日両方、試遊卓ありでスペースをいただきました。
試遊があるならオリジナルゲームを販売するの? と思われるかもしれませんが、
お出しするのは全て
おばけキャッチ
です。
出展内容は3つ
①おばけキャッチ段位認定会(無料)
②おばけキャッチ対戦(無料)
数枚だけのお試しでもいいので、一緒に遊んでください!
おばけキャッチは複数のバージョンが出ていますが、会場では一番ノーマルなタイプを使用します。
➂おばけキャッチ同人誌販売
おばけキャッチが好きな人とつながりたい一心で、
こんな前例のない形で初出店をしますので、少しでも興味を持たれましたらぜひ遊びに来てください。
よろしくお願いします!
※ボードゲーム「おばけキャッチ」の取扱元は、メビウスゲームズ様です。承認を得て出店します。会場でゲームの販売は行いませんのでご注意ください。
と、書き始めたこの記事では
タイトルの通り、おばけキャッチのためにアナログゲームのイベントであるゲームマーケットに行く話をしたいと思う。
以後多用される「ゲムマ」はゲームマーケットの略称である。
ゲームマーケットの話と言いつつ、
これは個人の日記であり、
2024年5月~11月に私の身に起こったおばけキャッチネタを全部ぶちこむので、最終的に長文になってしまうことを先にお断りしておく。
おばけキャッチでそんなに書くことあるんか?
疑念はごもっともだが、あるのだから仕方がない。
宣伝を兼ねた前夜祭として
2024年10月18日~11月13日までは
ゲームマーケット2024秋前の身の周りのおばキャトピックを目次の項目に合わせて順次ちまちまと公開し
(見出しの更新日はあくまで目安であり変更になる可能性がある。更新時にTwitter(X)でお知らせする)
イベント当日に関しては、この記事の最後に付け加える形で、ゲームマーケットが終わってから投稿する予定にしている。
ゲムマ前にひじきの奇行を読んで、
当日「noteで見た変な奴」を会場のU15に観測しに来てもらえたり、
お知り合いのおばけキャッチ好きに「ドン引きするくらいおかしい奴おるで」と広めていただけたら嬉しい。
ゲームマーケットが終わってから、落ち着いて(気になるところだけ)読んでもらっても、もちろん構わない。
【10月19日更新】 おばけキャッチとは
まずは、おばけキャッチの説明をしておこう。
ボードゲーム好きな人には、釈迦に説法だと思うので手短に。
めくられたカードの条件に合うコマを、誰よりも速くとれば勝ちというスピード勝負の遊びだ。
言ってしまえば、
「一番早く反応した人が勝ち」
それ以上でもそれ以下でもないが、シンプルがゆえに、その勝敗は短時間のうちに誰の目にも明らかとなる。
遊べば遊ぶほど、否、鍛錬を積めば積むほど成長が実感でき、覇者の迷いのない手の動きには美しさすら感じる。
ルールの詳しい説明は、おばけキャッチ日本最速を自称する「かもしー隊長」のゲーム紹介記事を貼っておく。
【10月20日更新】 魔王の重すぎる愛
私は他のボドゲ(ボードゲームの略)とは一線を画して、このおばけキャッチが大好きなのだ。
何回でも何時間でも遊んでいられる。
頭を使わないので疲れることがない。
遊んでくれるなら、知らない人でも知らない土地でも大喜びでどこへでも行く。
勝っても負けてもキャッキャするのだが、
ただ、初めてやったその日からなぜかやたらめったら強かったので、大抵の人はぼこしてしまいがちである。
おばけキャッチが強い人には
天才型と努力型がいると分類されることがあるが、
私は天才型であり
ソフトウェアではなくハードで実装されているタイプ
いい年した大人になって、人より得意なものがあると知れたのはワクワクすることで、どこまで行けるのか試してみたくて、
強い人がいると聞けば、
東京のボードゲームカフェに道場破りに行ったり、2023年6月からは広島の大会に殴り込みを始めた。
突如として現れた強大な存在、隙がなく、他を圧倒する私のプレイスタイルを表す言葉として
広島大会運営者の口から溢れた言葉が「魔王」
それ以来、おばけキャッチ関係者からは魔王と呼ばれがちのひじきであり、近頃は開き直ってサークル名にも採用した。
重すぎる愛ゆえに軽すぎるフットワークの遠征記録を記したnoteはこちら
会場で販売する同人誌もこれらのnoteを読みやすくまとめ直したものである。
読み口は軽いが、それぞれ長いので、スクロールで指が疲労骨折する可能性がある。焦らず楽しんでいただければ幸いだ。
ここから先はこれらの記事で紹介した内容ははしょっていくので、踏まえていないと読みにくい部分があるかもしれない。ご容赦願いたい。
でも、どんなに言葉を尽くしても突き詰めれば
魔王はおばけキャッチが馬鹿みたいに好き
これしか言っていないので先に進もう。
【10月21日更新】 東京おばけキャッチ部
東京おばけキャッチ部は、広島大会遠征のために結成された、部活動のような集まりである。
2023年の12月の大会に向けて練習を始めて、大会直前は月に4回、大会が終わっても月に2回は継続して集まっている。
メンバーはかもしー隊長、アンディさん、谷さん、たまにワタル隊員。
中でもかもしー隊長は、私が初めて自力で捕獲した、壊れない上にどんどん強くなる好敵手なので同人誌での扱いも大きい。
活動場所は主にかもしー隊長の本拠地であるきゃらべ
平日の夜に定期的に顔を合わせて2~3時間おばけキャッチだけをひたすらやる大人たち、他にいるか?異常だ。
おばけキャッチを365日24時間いつでも遊びたい私にとっては理想的な環境だ。
だって、自分より強い人(かもしー隊長)と戦えて、褒め合い、休憩の合間もおばけキャッチのことしか話さないんだぜ。
2023年12月・2024年4月の大会後も予定を合わせて集まっているので、恐れていたおばけキャッチロスが起きることもない。
こんな部活動ができるなんて1年前まで、辻斬りの一匹オオカミだった私は考えてもみなかった。
7月あたりで、かもしー隊長との差が縮まってきた。
4月の大会の時点では決勝戦で闘ったものの、勝てる気がしない、誰も止められない強さに若干の恐怖すら感じていたのだが、
楽しくなってまいりました!
ピーキングが上手な隊長はもちろん調整前だから本領発揮ではないのだけど、それでも全く敵わないという感じではなく星型配置でも数枚差と、予断を許さない勝負ができるようになったのだ。
そして、
10枚以上の差をつけてサシの勝負に勝つこともできた。わーお、わーお、めっちゃ嬉しい。
8月28日は、自分でもわかるくらいゾーンに入った日だった。
私は相手が速いと「すっげぇーすっげぇ!」と興奮するし、そのままいい勝負ができると「スゴクタノシイ!」とテンションが爆上がりして、得意札以外にも全部のカードの速度が上がる(らしい)
努力分析型のかもしー隊長と違って普段全然ギアの調整ができないので本能みたいなやつだ。
ひじき、まだ速くなれるんだね?
ここにいる人たちは、全員もう普通のおばけキャッチには戻れない速さなのに
「ひじきさん、たまに人間じゃない。人外の速さになる」って笑いながら言ってくるのなんなの?
皆も人間やめたでしょう!
なんで私だけ魔王って呼ばれるんだ……?
【10月25日更新】 肩をぶつけるアンディさん
ゲムマ会場でも一緒にブースに立ってくれる部員のアンディさんは、
東京おばけキャッチ部の誰よりもおばけキャッチに対するモチベーションが高い。
家から遠くても、夜勤明けの疲れた体でも、おばけキャッチのためなら吉祥寺に通い、
家での自主練も欠かさず
苦手を克服して少しでも速くなろうという意識が強い。
4月の広島大会ではベスト16、
たいていの人をぼっこぼこにしてしまう実力の持ち主だ。
部活動だけでは飽き足らず、
Twitter(X)で毎日のように「おばけキャッチ」を検索して、
おばけキャッチ関連のニュースを仕入れてくる。
「おばけキャッチ自信ある」「おばけキャッチ強い」などとつぶやいたら、もう餌食である。
いいねで存在を覚えるだけでなく、リプライや引用RTで肩をぶつけに行くのだ。
知らん人から、いきなり来たら普通は怖いかもしれないが、
ま、SNSなら近寄らんとこって思った人は無視できるし、
おもしろそうってやる気のある人は反応するし、
私もこれでアンディさんと対戦することになったので、
アンディさんとしては成功体験があるわけ。
事実、交友関係は広がっているようなので外交力がすごい。
それで2024年3月に見つかってしまったのは、
この投稿を見てあべりょさんとパゆリさんにアンディさんが肩をぶつけに行った。
で、親切にも反応してくれた2人のうちあべりょさんは
「代わりに私より格上のひじきさんという方を召喚しますね、、、笑」
いきなり@が飛んできたひじき寝耳に水
……なにしてんの?
アンディさんもあべりょさんもなにしてんの!
強者紹介制度なんかあるんか。
確かに、あべりょさんとは巨大おばけキャッチ大会で知り合った仲である。
いつも足の短さと体力のなさで優勝を奪われている。
狭い世界と言えば狭い世界
で、じゃあまあひじきも入れておばけキャッチしましょうかということでやりとりが始まった。
【10月26日更新】 秋葉原でパゆリさんを倒す
パゆリさんがジェリージェリーカフェ秋葉原店を本拠地としているため、日程を合わせてジェリカフェに行ってみたら
思ったよりもたくさんの1人を集めてくれていた。
パゆリさん人望がある!
複数の卓でおばけキャッチが遊ばれている光景と感動してしまうよ。
大会前の広島じゃないのに!見ているか、広島!(見てない)
3人ずつで総当たり戦をして勝ち上がりで決勝戦に進む形を取り、
パゆリさんよりも強いしょーじさんという人が現れたりしながら、
優勝してきた。
東京おばけキャッチ部の新歓活動もしてみたけど、
そこまでおばけキャッチ強くなりたいひとがいるかどうかってとこではある。
大会後はアンディさんの提案で二面指しも行った。
二面指しって何?囲碁将棋?
同時に2つ分のおばけキャッチが同時に行われて、私だけどっちにも反応しなくてはいけない。
しかも対戦相手、アンディさんと谷さんとしょーじさんが含まれた4人なのおかしくね?
おばけキャッチ別に得意じゃない人とならまだハンデとしてわかるんですけど
追いつくわけなかろうが!
少しでも隙のある弱い方を狙って、まあまあな枚数取って、ただただ気持ち悪がられた。
なんなのよ!
【10月27日更新】 KLASKをベンチマーク
そんな感じでパゆリさんとご縁ができて
DMで何度もやり取りしているうちに、パゆリさんがクラスクにドハマりしていることを知る。
クラスクは北欧発祥のテーブルの上でやるホッケーのようなゲームである。
で、クラスクの練習に集まるんで来ませんかと誘われたので、のこのことまた秋葉原に出かけて行った。
知らん人ばかりだけど「おばけキャッチのひじきです」という自己紹介で覚えてもらえるので、楽。
おばけキャッチを頼りに、知らないコミュニティに顔を出しすぎだよ。
クラスクは今や、日本や世界で大会が開かれ、ちょうどこの時期は、日本大会の予選を全国のボードゲームカフェで開催していて、練習にも熱が入る時期だったようだ。
一見がむしゃらに手を動かして遊ぶような、戦略があるんか?というアクションゲームなのだが、うまい人のプレイは、瞬時に状況を判断した狙いとコントロールが効いていて、やはり勝てないのである。
日本大会1位に輝いたあべりょさんのnoteもあるよ。
私にはクラスクにおける天賦の才はないらしく、やってはみたものの、動きはぎこちなく、コントロールはきかず、とても見れたものではない。初心者の常である。
でも「つまらん、もうやらなくていいや」とは思わなかった。
それは、
経験者の雰囲気がよかったからなのだと思う。
一人に限らず、ある程度の経験者は相手にコツを教えることを厭わない。
5月から何回か顔を出していて、
秋葉原で夕飯に何を食べるか、お店開拓が楽しみになっている。
大会上位の常連強者をはじめとする人々が集うディスコードのメンバーにも入れてもらって、さかんにやりとりがされているさまを見学した。
大会直前の盛り上がりもガンガン伝わってきた。
動画もたくさん撮って、繰り返し見て人のプレイや自分のプレイから何かを学び取ろうとする。
すっげぇ細かいところまで分析してんな!
アンディさんみたいにクラスクのことをSNSで検索かけて共有する人もいるし、
noteを書く人もいる。
いやーおばけキャッチ界隈がいつこうなってもいいように、観察させていただきます。
今のところ伸びしろしかないクラスクは、上手な人に混ざってもお情けじゃなく相手をしてもらえるようにもう少し上手になりたい気持ち。
【10月30日更新】 同人誌作りました
おばけキャッチで広島に行くたびに長ったらしいnoteを書いていたが、
私は趣味で小説や情報系の同人誌も作るので、
2回分の大会遠征を冊子にまとめることにした。
同人誌即売会での頒布の他、通販も対応中
(BOOTHも架空ストアも私とは本名・住所のやり取りなしで利用可能)
縦書きの本の形で読みやすいように年末年始で加筆修正し、
5月の即売会イベント文学フリマ東京38の新刊とした。
いままで、ボードゲームをテーマにした同人誌は作ったことがなかったのだが、立ち止まって反応してくれるお客さんにボードゲームをたしなむ人がちょっと増えた感触がある。おばけキャッチは知名度があるからね。
すごいことに、プロのライトノベル作家の赤月カケヤさんとの共著である。
広島大会主催のむらやまさん(今はEngamesにお勤め)のインタビューも収録している。
その厚さ140ページ。
2024年7月には広島のボードゲームイベントたちまちゲームマルシェに委託させてもらい、広島の地にも届けることができた。
ゲムマにはこれを持っていきます!
【11月1日更新】 ゲムマと魔王
同人誌即売会の日本で一番有名なイベントがコミケだとしたら、
ボードゲームはゲームマーケットであろう。
2000年初開催から20年以上の歴史があり、現在の来場者は2万人規模だそうである。
ひじきはボードゲームガチ勢ではないので、ゲームはほとんど所有していないし、自分でゲームを作る頭やスキルもないので、ゲムマにはこれまで2回しか行ったことがない。
1回目は10年近く前で、場所こそビッグサイトだったものの、今ほど規模は大きくなく、さっと見終わって帰ってしまった。
2回目は前々回の2023年12月
そう、おばけキャッチのためだけにゲムマに乗り込んだ。
おばけキャッチの取り扱い元であるメビウスゲームズが「おばけキャッチ段位認定会」をやるというので、
それは行くしかないと思った。
めくるのが下手くそな自分に苛立ちながらも、無事に49枚で名人を認定いただいた。
当時、こんなこと言うておる。しかも、正確には名人は私も入れて3人だったそうで、
残り2人の名人とは名前も顔ももちろん連絡先も知らなかったのだが、後日拳を交えることができた(執念が過ぎる)
この時点でメビウスゲームズには、名乗るどころかなんのアピールもしておらず、
ほーあれが噂のメビウスおやじとメビウスママと二代目かぁと
ミーハーな気持ちで眺めていた。
認定証をもらった後は、おばけキャッチ活動を通じてできた知り合いに挨拶して、会場を一周して帰った。滞在時間2時間足らず。
それ以来のゲムマ参加が今回の2024秋となる。
【11月2日更新】 ゲムマに出られるのか?
では、なぜ、サークル側で出展しようと思い至ったのか。
構想は前々からあったのである。
強者を捕獲する狩猟目的
道場を破ってばかりではなく、こちらから罠を張る蜘蛛スタイル
仲間内でも出てみればいいじゃんと言われてはいたが、私の中ではまだ夢物語だった。
ボードゲームのボの字も知らないにわかの私が、知り合いもいない拡散力もない中で出展して、果たしてどうなるのか。
でもいつかできたらいいよねと温め続けているうちに、
おばけキャッチ活動が過激化するところとなり、
各地に「おばけキャッチのひじきさん」を知ってくれる人がちびっとだけ増えた。
有名人になったわけではないが、この2年でこちらから会いに行き、実際にプレイをしたり、見てもらって、私がおばけキャッチが好きだということを知っている、言ってみれば、おばけキャッチ友だちが増えたのである。
なんとなく機が熟してきた感じがあり、
同人誌出したから販売するという口実もあり、
いっちょ調子に乗ってやってみるか!
と、思い切って出展申し込み開始の2週間くらい前にゲームマーケット事務局にお問い合わせした。
はい、気持ち悪い問い合わせシター。
試遊卓は自作のゲームの販売を促進する目的じゃないとダメに決まってんだろ!
でも、ゲームマーケット事務局は丁寧に回答してくれ、
条件付きの許可が下りた。
その条件とは、
・「おばけキャッチ」の取扱元に許可を得ること
・「おばけキャッチ」の取扱及び制作元は別であることをブースの装飾や宣伝情報にて明記すること
・試遊に料金を取らないこと
また、要項や規約に記載されていない出展形式であるため、試験的に特例で許可を出していただいたとのことである。
いや、初出店で前例のないことすんなよ。
でも、これで次にやるべきことがはっきりした。
それは取扱元への直談判だ。
【11月3日更新】 メビウスに筋を通す
というわけで、事務局から返答のあった週末には電話でアポを取り、
A4一枚に企画書をまとめ、
メビウスゲームズの事務所兼店舗がある水道橋にいた。
ビルの前を通って「メビウス、おばけキャッチの大会開いてよー」とぶつぶつ念じながら通り過ぎたことはあったが、中に入るのは初めてだ。
メビウスに嫌われたら、おばけキャッチ人生が終わる。
うう、仕事より緊張するわ。そもそも私営業職じゃないんですけど?
なんでこんなことに。
へどもどとメビウスゲームズの二代目にこちらの希望を話し、
無事に快く許可をもらった。
同人誌という文化が、日本だとわりとゆるく受け入れられていることと、
おばけキャッチの認知度が上がり、遊んでくれる人の増加につながる活動だろうと判断されて大丈夫だった感じだ。
後からやってきたメビウスおやじさんからは、
「段位認定もやっていいよ?」
と軽いノリで言われ、
???
ちょ、ま、あの、
ゲムマ申し込んで、受かってから改めてご相談します!(動揺)
肩の荷が下りて足取りは軽くなり、嬉しくなってボードゲームを一つ買って帰った。っしゃーーー!
【11月4日更新】 マッチングアプリ
ボドゲゴーというアプリをご存知だろうか?
ボードゲーム専用のマッチングアプリである。
ボードゲームカフェの空き状況を確認しながら予約をしたり、
同じゲームが好きな仲間を見つけたり、
テーマを持ったオープン会で参加者を募集したりできる。
私は一応2年前から登録しているが、ほとんど使ったことがなかった。
おばけキャッチの遊び相手を見つけられたらいいなという理由での登録なので、
プロフィールもおばけキャッチが好きなことを前面にアピールした内容になっている(コワイ)
ある日のこと、もはやこの日記に登場しすぎのアンディさんが、オープントークを立ち上げた。
「おばけキャッチで対戦してくれる人いませんか?」
あらゆる手段で貪欲に対戦相手を求めに行くわね。
そうしたら
ちばたさんという方が乗ってきてくれた。
そこでさっそく3日後くらいの7月5日に新宿のボードゲームカフェに集合
おばけキャッチ自体は、アンディさんと数枚やって格の違いを感じたらしく、ひじきは遊んですらもらえなかった(トイレ行ってる間に全てが終わっていた)
でも、スピードゲームがお好きな人らしく、色々持ってきてくれたので、スピードゲームをたくさん遊ぶ夜になった。
ハリガリ、ハリガリリング、ツインイットは嫌いではない。反射神経だけで遊べるからね。
ハリガリもドデリドもエクストリーム版があって、判断要素が多い。いや、頭使いたくねぇって言ってんだろ!
ドクターエウレカとパニックラボは本当にだめ。いや、頭使いたくねぇって言ってんだろ!
おばけキャッチきっかけなら、知らない人とも遊ぼうと思えるし、新しいゲームも知ることができるのはよい。
ちばたさんにはゲームマーケット遊びに来てね~と宣伝しておいた。
【11月5日更新】 名古屋でメイさんを倒す
前述したとおり、日頃から誰よりもリサーチを欠かさないアンディさんは、Xで見つけた情報を共有してくれるというか「行きたいと思ってるんだけど」と迷ってる様を報告してくれる。
その情報の中に名古屋のボードゲームが遊べるバーがあった。
強い店員さんがいるらしい。
名古屋なんて、広島よりも札幌よりも近いからすぐ行けそうなものだが、
アンディさんはおばけキャッチがしたいだけで別に旅行がしたいわけではないので、
行ってもたくさん遊んでもらえる感じかわからないし……
店内が喫煙OKだとたばこ臭そうで……
と、なかなか踏み切れない様子で、ボドゲゴースピード会の時もぶつぶつ言っていたので、
……わかった
魔王行くね!
お店の名前と場所を聞いて、
7月13日には名古屋にいた。
いや、私は別にそのために名古屋に行ったわけじゃないんですよ。
たまたま
たまたまね(強調)
7月14~16日に三重県を旅行する予定でして。
それは5月くらいから決まっていたことだったんだが、
東京から三重県に行くにはどうしたって名古屋を通る。
ならば、前泊して、名古屋でごはんをしたり、
ボードゲームで遊んだっていいじゃないかと思いついた。
立寄り場所を増やしただけのことである。
新幹線で名古屋に着いて、
栄に行き、ジャガイモつながりの仲間と集まって、昼にペルー料理を食べた。
なんでジャガイモなのか、ペルーなのか、そのあたりの話はここでは割愛する。
とにかく、普段はXでつながっている人とオフ会のようなものをしたわけだ。
その後はおしゃれカフェで二次会を軽くして別れ、
今池の「てーぶるまうんてん ふぉう」に向かった。
強い店員さんは「メイさん」と言い、
今日がシフトなのは電話で確認済みだ。
「おばけキャッチでメイさんと遊んでもらえますか?」と事前に訊いておいたのである。
さらに、WEB予約画面の備考にも書いておいた。
その日に勤務はしていても、接客の規定上だめなこともあるかもしれないし、本人が嫌なら行く意味がない。逆に本人がやる気なら心構えが必要だと考えて、事前の筋は通したつもりである。
そんなことしたって、それはこちらの都合であって、ただの気持ち悪い客ですけど? はい、知ってます。
15時30分頃汗をかきかき店に着くと、
カウンターの向こうに店員が一人
お客さんは
ゼロ
夜お酒を飲む片手間に軽いボドゲで盛り上がるBARだそうなので
しかもテレビゲームで遊ぶ客の方が多いそうなので
休日の昼間に客はいないんですな。
お店のシステムを説明してくれる店員さんこそがメイさんであり
この空間にはメイさんと私しかいないのであり、
対戦の話は通っていたので
さっそくおばけキャッチをすることになった。
てーぶるまうんてんふぉうのおばけキャッチのおばけコマは顔の印刷が少しかすれていた。
たくさん手に取ってもらっているのだろう。
ルールが簡単でボードゲーム初心者に優しいし、すぐ初めてすぐ終われる気軽さで勧めやすいらしい。
お店ではメイさんが一番強いので、メイさん自身は見ているだけで遊ぶ輪には入らないようにしていると……
はい! そう! そうなのよ、圧倒的に強くなると「どうせ、おまえが勝つんだろ」って遊びにくくなるの。
好きなのに遊んでもらえなくなるのは、よく聞く話だ。
しばらくやらなくたって強い人は強いままだけど、それはそのコミュニティの中の話であって、ある程度のレベル同士で継続的にやり続けられる環境がないと、倒したい目標ができたり、大会を目指して練習するようになったりなんてことは起きない。結果それ以上強くなったりはしない。
だいたいの人はおばけキャッチにそんなにかまけているわけじゃなので、それで全然いいんです。
ただもっと強くなれる素質があるのに、もったいないなーと魔王は思ってしまうのです(何様なんだよお前は)
メイさんとは1回勝負で、私が50枚くらい取って勝ちました。
対戦ありがとうございました!
それで、じゃっ!って帰ってもいいんだけど、
どうせこの後は晩御飯食べて寝るくらいしかないので、
おばけキャッチ2をやり(ひじきの勝ち)
ハリガリをやり(ひじきの勝ち)
その後は、
メイさんに2人でできるボードゲームをルール説明してもらい、一緒に遊んだ。
ウボンゴ、ラッキーナンバー、すずめ雀を初めて遊ばせてもらう。
途中、格闘ゲームを遊びに来たお客さんがいたが、ボードゲーム客はいなかったので最後までマンツーマンで相手をしてもらった。
ボドゲの才能がないひじき相手はさぞ疲れたでしょう。メイさん、ありがとうございました。
19時過ぎに店を出て、担々麺を食べて、駅前の安宿に泊まった。
翌日は松阪で担々麺を食べ、オールインクルーシブなホテルで暴飲暴食風呂三昧し、16日には志摩スペイン村でポケモンを探しまくった。
旅に彩を添えるおばけキャッチ
【11月6日更新】 京都でハルトさんを倒す
翌月の8月24日には京都にいた。
昨年、おばけキャッチの強者を求める投稿が京都のゲームバーから発信されていたことを覚えていた。
いや、私は別にそのために京都に行ったわけじゃないんですよ。
たまたま
たまたまね(強調)
翌日は植物園に行く予定があったが、その日は17時以降が自由時間だった。
百貨店やマーケットでフィナンシェを手に入れ(ひじきはフィナンシェを見かけると買ってしまう呪いに罹患している)
昼がビュッフェで腹パンだったのだが、旅先で1食を落とすのは惜しいと、夕飯はスープカレーにした出汁がきいたスープに京都食材がたっぷり。
さて、向かうは
「GAME BAR CLANTZ」
強い店員さんは「ハルトさん」と言い、今日がシフトなのは電話で確認済みだ。
入店し、カウンターでキリンさんという店員さんと話しながらシャーリーテンプルを飲んでいると(ひじきはお酒が飲めないのでノンアルコールカクテル)
ハルトさんがやってきた。
キリンさんに札を出してもらい、
一直線に並べてサシ勝負
私が59枚くらい取って勝ちました。対戦ありがとうございました!
その後、タイミングよく来た常連さんを捕まえ(ひどい)
ナナ、ドブルを遊んだ。
常連さんとおしゃべりして、程よいところで店を出た。
ただ、なんとなくまだ遊び足りない気もしたので
「ボードゲームカフェ BRESPI」にふらっと入って相席お願いした。
ボードゲームカフェにひとりでふらっと入れるようになりました!
ぼっちゃま大人になられて!
閉店まで1時間ちょっとで相席なんてできねぇだろうと思っていたら、
「どうぞ~」と笑顔で迎えてもらえたので、ありがたい。
常連さんと
ブロックスデュオ
常連さんと店員のナナさんと
コン ビ・ネーション、おばけキャッチ、ドブル
を遊んだ。
「道場破りの帰りでして」とか言う変なやつと温かく遊んでいただき、ありがとうございました!
【11月7日更新】 池袋で会長を倒す
【11月8日更新】 札幌で名人にしもさんを倒す
【11月9日更新】 ゲムマ準備
【11月10日更新】 大会を棄権
【11月11日更新】 おばけキャッチ友だち100人できるかな
【11月12日更新】 ミリパータイムアタック
【11月13日更新】 会場(U15)でお待ちしております
ゲームマーケット1日目
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