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本当に日本はインフレなのか?

下記の記事のようにインフレが起きれば、円安になりやすいし、米国が引き締めしているので金利差からの円安にもなりやすいので米国株を買うという選択肢の一つにはなるかと思われます。
ただ、米国は景気過熱してのインフレが止まらない状況での引き締めだとすれば、米国の株価が下がることも考慮する必要はあるのかなと思います。

何を見たらインフレか分かる?

まず、インフレかどうかを調べるために見る経済指標と、消費者物価指数かと思います。

消費者物価指数とは

消費者物価指数は、総務省統計局が調査しており、下記の通り説明されています。

消費者物価指数は、全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するものです。 すなわち家計の消費構造を一定のものに固定し、これに要する費用が物価の変動によって、どう変化するかを指数値で示したもので、毎月作成しています。 指数計算に採用している各品目のウエイトは総務省統計局実施の家計調査の結果等に基づいています。 品目の価格は総務省統計局実施の小売物価統計調査によって調査された小売価格を用いています。 結果は各種経済施策や年金の改定などに利用されています。

総務省統計局

日本はインフレに?

総務省が18日発表した2月の消費者物価指数(CPI、2020年=100)は変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が100.5と前年同月に比べて0.6%上昇した。高騰する原油や原材料の価格転嫁が進み、食料品や電気代などが上昇した。携帯通信料金の引き下げの影響を除くと上昇率は2%の節目を超える。

日経

#日経COMEMO #NIKKEI

日経や他の記事でも多くは、生鮮食品を除く総合指数についての言及が多く、確かに「携帯」要因を除けば2%で日銀が言及する2%を暗示している。
しかし、、、

あまり報道されないが、生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数もあり、その指数は1.0%の下落で物価のインフレとは言えな状況と言えます。

つまり、日本はまだインフレになったとは言い難いのです。
むしろ、物価目標で2%達成できるくらいに需要が強くなる方が日本の成長には良いかと思います。


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