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【経済的自立へ向けて】高配当企業の株価データ分析 その7:変動を表現する最終兵器登場
変動を表現する最終兵器
みなさま、お久しぶりです。約2週間ぶりの登場となります。
変動を表現するということで前回やっと標準偏差まで到達しました。
しかし、標準偏差にも問題があることが判明しました。
それは、
平均が大きいと、標準偏差も大きくなる。
ということ。
意味することは、平均が違う者同士を比較できないということ。
株価はそれこそ数百円から、数万円まで多岐にわたります。
2023年1月5日時点で
一番低いのが、サンキャピタルの14円
一番高いのがユニクロの79,530円
これらの変動を横並びで比較できなかったら、標準偏差、全然だめじゃないか。
・・・
ここで最終兵器を発動します。
その名は、「変動係数」。正に変動を表現するために生まれて来た言葉。
変動係数は、標準偏差を平均で割ったもの。これを使えば、平均が違う者同士を同じ土俵で比較できます。
変動係数のグラフでの表現
![](https://assets.st-note.com/img/1672869047535-rSeW9SAIHv.jpg)
前回出てきた高配当企業の平均と標準偏差のグラフに、代表企業の変動係数を記載しました。
これをみると企業の変動の大小が一目で分かりますね。
変動係数は、平均をX軸、標準偏差をY軸にとったグラフの傾きになります。傾きが大きいほど、変動が大きくなります。
この変動係数さえ使えば、変動は適切に表現できます。
これで長かった変動については完結です。
変動の振りかえり
ここで、これまでの議論をふりかえってみます。
テーマは変動をどう表現するか?
第1形態 偏差和 問題:0になってしまう
↓ メタモルフォーゼ1:二乗する
第2形態 偏差平方和 問題:変数の数が増えると値が増える
↓ メタモルフォーゼ2:変数の数で割る
第3形態 分散 問題:オーダーが平均の二乗で使いずらい
↓ メタモルフォーゼ3:ルートをとる
第4形態 標準偏差 問題:平均が大きくなると大きくなってしまう
↓ メタモルフォーゼ4:平均で割る
最終形態 変動係数
4回のメタモルフォーゼを繰り返して、やっと最終形態になりました!
👏👏👏
それでは次回、高配当企業の変動係数を具体的に見ていきましょう。
See you next time!
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