第一幕 経済的自立のロジックを理解する
「結局、もののロジックをわかってる者が霊長類最強である」 綾小路 英虎
ここでは、経済的自立のロジックの解説をする。
※以下、各節は目次のみとなっております。後日、1つずつ詳細を展開いたします。(1-1公開済み 1-2公開済み 1-3公開済み 1-4公開済み)
1-1 世界のお金を科学する。
貯蓄から投資へという岸田政権の主張は正しいのか?
中学生にも分かる金融資産方程式。金融資産を増やすための2つの因子とは?
1-2 経済的自立を阻む罠
金持ち父さんブームや、最近のFIREブームに関わらず、なぜ日本ではお金の不安を抱えている人がいつまでも減らないのか?
お金の不安を解消するための根本的な解決策は何か?
1-3 2つの経済的自立
FIREの非現実性を数字で明示する
経済的自立は2種類に分けて考えるとうまくいく
【Case Study】「旅行好きのサラリーマン」神宮司 明(40) →下部参照
【Case Study】「夢をもったセラピスト」如月 凛(25) →下部参照
1-4 ライフワークとライスワークと経済的自立
ライフワークとライスワークはどちらも大切
ライフワークの悪循環の罠にはまらないために
※「2023年5月発売予定の書籍に掲載のものと、内容を一部改変してお届けしています」
【Case Study】の関連情報
この話の中には、二人の経済的自立を目指す主人公が出てきます。
一人目は、旅行好きのサラリーマン 神宮寺 明さん(男性40歳)
家族構成は、奥さんと子どもが2人。
子どもは高校2年生と中学3年生。今年、下の子が受験だが、屁理屈ばかりいって、いつもだらだらしているので、奥さんがピリピリしている。
神宮司さんは旅行が大好きで、旅行するために仕事をしているようなものである。今年は受験後の春休みにフロリダのディズニーワールドへ行き、全世界のディズニーランドの完全制覇を達成しようと考えている。
過去、旅行にお金をつぎ込み過ぎて、金融資産はほぼ0である。投資の経験もない。最近ふと、「旅行が仕事だったらなー」と考えることがある。
二人目は、夢をもったセラピスト 如月 凛さん(女性25歳)
如月さんは大学卒業後、ずっと大手のマッサージ店で働いている。体育大学出身で、大学時代は部活に命をかけ、筋肉や食事についても詳しい。
マッサージでは一人ひとりの状況に合わせて、独自の技を創り出すのが得意で、お客さまに合った施術をしてくれるということで、リピーターも多い。
最近感じているのは、マッサージだけだとお客さまの体をよくするのに限界があることである。筋肉もうまくつけないといけないし、柔軟性も必要。食事も大事だし、お酒ともうまく付き合っていく必要がある。「このあたりを全体的にサポートできたら、もっともっとお客さまのパフォーマンスを上げられるのに!」と考え込むことが増えた。自分でやってみようかなと思いはじめている。
「でも、やっぱりお金が心配。お金の心配なくチャレンジできたらいいなー」
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