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経済的自立を実現するための考え方の癖(全14回シリーズ)

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経済的自立を実現するための考え方の癖を全14回シリーズでお伝えいたします。
経済的自立を実現するためには、根本的な考え方を変えることが必要になります。14個の視点でどう変える…
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#毎日note

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 4 「専門家に盲目の世界」から『自ら分析し、考えたものを信じる世界』へ

専門家の意見は尊重すべきである。 それが時間を買うことになる。 私は若かりし頃、ドクターと呼ばれるダンスの先生に巡り合った。そしてその教えをこい、ドクターのおかげでごく短い期間でダンスの日本ランカーに登りつめることができた。ドクターがいなかったら、同じ頂に登るのに膨大な時間がかかったことであろう。 また、会社では、仙人と(勝手に)呼んでいるメンターに出会った。ことあるごとに仙人から意見をもらって、ごく短い期間に論文で賞をとりまくった。仙人がいなかったら、同じ賞をとるのに膨

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 5 「既存のルールに従う世界」から、『自分でルールを作る世界』へ

ここでいうルールとは、憲法や法律等きちんと定められたものを指さない。 いわゆる暗黙の了解として、暗示的に従っているルールを指す。 ある企業では、外部の人との会議の際に、自分よりも職位が上の人がいる場合は発言していけないという暗黙のルールがある。 部長がいる場では、課長は本当に一言も話さない。そしてこちらから課長に話をふるのもご法度である。 会議が終わると、課長から声をかけられる。 「部長はさっき、今月中に発注しますと言ってましたが、あれは無理です。まだ社内の根回しが終

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 7「先送り思考」から、『前倒し思考』へ

先送りは楽である。とりあえず面倒なことは、今判断せずに、先に延ばせばよい。 「日本の借金はどうするの?」 「とりあえず、その話はおいとこう。それより今は貯蓄から投資へだ」 「わが社のメインフレーム(旧型の大型コンピューター)はどうするの?」 「とりあえず、その話はおいとこう。それより今はDX(デジタル変革)だ」 「私との結婚はどうするの?」 「とりあえず、その話はおいとこう。それより今は、仕事をがんばらないと」 楽なだけに、ついつい先送りに頼ってしまう。 しかも、よく

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 9「お金に自信がない自分」から、『お金にチャレンジする自分』へ 

金融リテラシー調査は、金融広報中央委員会が、18歳以上の個人のお金や金融に関する知識や行動の特色を把握するために、2016年から3年に1回実施しているものである。 最新の2022年の結果をみて、まずびっくりしたのが、金融教育を受けた人の割合である。 3分の1くらいかと予想して結果をみたら、 なんと 7.1%(2022年)。そして伸びてもいない。そんなもんなのか。 それでは金融先進国の米国はどうであろうか? 私は、1999年に仕事の都合でアトランタへ赴任したことがある。

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 10「やれることをやる」から、『やるべきことをやる』へ 

やるべきことをやらないといけないと分かっていながら、ついやれることをやってしまう。 ごく自然なことである。 やるべきことという響きがそもそも嫌である。なんか無理してやらないといけない感じがする。 一方やれることはいい。なぜならやれるからである。(悪いトートロジー) ただやるべきことをやらずに、やれることをやった場合によくないことが起こるケースがある。

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 11「理解されるのを待つ自分」から、『自ら手を挙げる自分』

「自分はこれだけ頑張ってるんだから、当然評価されてるだろう」 大抵の場合、自分が思っているより評価されていない。 「さすがにそこまで言わなくても、分かってくれてるだろう」 大抵の場合、自分が思っているより分かってくれていない。 「待っていれば、いつか理解してくれるだろう」 大抵の場合、待っていてもいつまでも理解してもらえない。 人ってなんでこんなに分かってくれないんですかね。

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 12「データが苦手な自分」から、『データを愛そうとする自分』へ

データと聞くと、なんかイヤーな感じがする人が世の中には沢山いると思う。 Excelの膨大な数字データと格闘して、なんとか一生懸命やったけど、「そんなのピボット使えばすぐだよ」と言われて、「えっ、でも使い方分かんないし……」 いい調査ができた。この結果をなんとかうまく伝えたいけど、「これ平均値でいいのかな? なんか中央値とか最頻値とかあるけど、そっち使わなくていいの?」 部長に結果を分析して報告してくれと言われたけど、「何を、どうみてったらいいの? どこから手をつけたらい

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 13「リスクを怖がる自分」から、『リスクを楽しむ自分』へ

ありとあらゆるものにリスクは存在する。 「新しい仕事にチャレンジすること」には、うまくいくかどうかわからないリスクがある。一方「そのままの仕事を続けること」には、チャレンジしていたら得られていたかもしれない新たなスキル育成を機会損失するリスクがある。 「告白すること」には、フラれるリスクがある。一方、「告白しないこと」には、告白していたら得られていたかもしれない両想いを機会損失するリスクがある。 同様に、「投資すること」には、資金が減るリスクがある。一方、「投資しないこ

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 14(最終話)『自分の経済的自立を確信している自分』へ

考え方の癖シリーズ、いよいよ最終話である。14の癖の中でもっとも大事なのが、今回の「自分の経済的自立を確信すること」である。 確信するための材料は、下記のマガジンを読んでいただければ充分だと思う。 材料はある。方法論もある。実績もある。 あとは、あなたが自分を信じることだけである。 どうしたら信じられるか?