Filmarksの“いいね”の増やし方 ＆ 人気ユーザーランクイン方法

はじめに

Filmarksは、2012年に開設された映画やドラマのレビューを投稿し、他のユーザーと共有できるウェブサイトです。すでに12万作品以上のタイトルが登録され、1億件以上を超えるレビューが投稿されています。

Filmarksに映画のレビューを書くことは、単に視聴した作品の記録だけでなく、自分自身の感想を整理して、その作品をより深く理解する機会になります。

また、Filmarksの映画レビューは自分自身の視聴体験にとどまらず、他のユーザーとの交流や情報提供の手段でもあります。

レビューに対する"いいね"は、そのレビューが他のユーザーにとって有益または面白いと評価された証明です。

レビューを書いた本人としては、これが次の映画を観て、継続的にレビューを書くための圧倒的な励みとなります。

そして、"いいね"の数はそのレビューの評価を示すだけでなく、そのユーザー自身の影響力を示す指標にもなります。

だから、どうやって"いいね"を増やすかはFilmarksのユーザーなら常に気になる所ではないでしょうか？

実際に”いいね”を増やすにはそれなりの戦略が必要です。

そこで、ここにFilmarksの情報を独自に解析して分かった、”いいね”の増やし方をまとめました。

一方、Filmarks の“人気ユーザー”は独自のアルゴリズムにより選定される上位50名のユーザーです。

Filmarksの利用者にとって、“人気ユーザー”に選ばれる事は一つの名誉と言えます。

そこで、同じく私がFilmarks のデータを解析して、実際に”人気ユーザー”第3位になった経験をまとめました。

このNoteが、"いいね"を増やしたり、”人気ユーザー”を目指す皆さんの一助になれば幸いです。

なお、このNoteに書かれた内容は、あくまで著者の経験に基づくもので、結果を保証するものではない事をあらかじめご了承下さい。

1.Filmarksレビューの“いいね”の増やし方

私がFilmarks を使っている理由は色々ありますが、特に以下の2つです。

1. 自分の観た映画の記録

2. 良い映画をもっと色々な人に知ってもらい、もっともっと多くの人に映画が好きになってほしいという情報発信の場

そんなレビューに、”いいね”をいただくと、レビューを書いて良かったと嬉しくなるとともに、大変励みになります。

これまで2,000本以上のレビューを書いてきましたが、不思議な事に作品によって“いいね”の数は大きく変わります。だいたい多い時で400、少ないと120くらいです。

そこでいったい何が”いいね”の数に影響するのか、Filmarksのデータを自分なりに解析してみました。

使ったのはFilmarksに出ているフォロワー数、平均評価点、自分の評価点、レビュー総数、これからクリップ数（観たい映画の登録数）、公開年などです。

・フォロワー数が多いほど“いいね”が多い？　

まずは誰もが容易に想像するところで、フォロワー数が多いほど”いいね”の数が多いのではないかということではないでしょうか？

そこで、『町田くんの世界』（2019）という作品について、レビュワーのフォロワー数と”いいね”の数との関係を調べてみました。

フォロワー数といいねの関係

相関係数Rは、1に近いほど関係性が高いという事を表す係数ですが、この場合0.9394ですのでやはりはっきりとした関係があるのが分かります。

グラフの傾きから見ると、ざっくりフォロワー数の10％くらいの人から”いいね”がもらえる感じですね。（これをコンバージョンレートと言います）

ですから皆さんも”いいね”がもらいたかったら、まずは単純にフォロワーを増やすのが一番という事になります。

でもフォロワーが多ければ“いいね”も多いというだけでは面白くも何ともありません。これだけならただフォロワー数を増やせば良いだけの話です。

そして、これでは最初の疑問点である、作品によって”いいね”の数が大きく違うという説明は出来ません。

そこで、さらに以下のいくつかの仮定を立てて“いいね”を増やす方法を探ってみました。

・たくさん視聴された映画ほど”いいね”が多い？

まず、レビュー数（＝その映画を観た人の数)と“いいね”の数の関係を見てみます。

レビュー数といいねの関係

この相関係数0.63なので、そこそこ関係がありました。
その映画を観た人は、その映画のことをよく知っているので「そうそうそうなんだよね」ということで“いいね”してもらいやすいという事なのかもしれません。

ではみんながたくさんの人が観ている作品とはどんな作品でしょうか？